音楽放談 pt.2

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2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

大人の反抗 ―Spirit If...

なんだかよくわからないけど、自分の感覚にフィットする音楽というのがある。 もちろん理由を付けようと思えば浮かぶんだけど、そうして列挙しているうちに、あれ?とはたと思うのである。 並べてみたところで、実際はいいと思うからいい、としか言いようが…

悪意か単なる遊び心か ―Aphex Twin

サマーソニックも第2弾までアーティストが発表されている。 今年のヘッドラインにはあいにく尽く興味がなく、Nine Inch Nailsはメッセ側でのメインであろうことが確定している。 そうなると、一体どういうステージ割りになるのかがきわめて重要な問題となっ…

小休止5「背景を探ろう」

先週100件目の記事ということで、Nine Inch Nailsの歴史的名盤「The Downward Spiral」について書いた。 本当なら1件に抑えられるとよかったのだが、つい書きすぎてしまった。 まあ余計なこともたくさん書いたし、何より感情移入をしすぎたというのが一番だ…

90年代の病理part.2 ―The Downward Spiral

圧倒的な破壊力を持った"March of the Pigs"に続く5曲目は"Closer"。 先行シングルとして発表されたこの曲は、アルバム中でも独特のムードを持った曲で、一番聴きやすい曲でもある。 このアルバムをトレントが完成させたとき、プロモーターだかに「まったく…

90年代の病理part.1 ―The Downward Spiral

92年、Nirvanaの「Nevermind」の爆発的なヒットにより、グランジ/オルタナティヴはいよいよムーヴメントとして大きな流れになる。 過去のものを参照しつつ、新しい価値観を叩き付けるバンド群は、とても刺激的で、破滅的で、時代的閉塞感に苛まれていた当時…

最高のEntertainment!! ―Gang of Four

80年代末のポストパンクと呼ばれる一連のバンドの中でも後世に与えた影響力の大きさでいうと、Gang Of Fourは随一であろう。 何せR.E.M.にRed Hot Chiri Pepperのフリー、それにPrimal Screemのボビーなんかもライナーを寄せるほどである。 最近でいえば、Fr…

変わるのは大変 ―Dig out your soul

来週のミュージックステーションにOasisがでる、ということで、ちょっとしたニュースである。 以前レッチリが出たときも結構びっくりしたけど。 Oasisて、日本の地上波に出るのはほとんど初めてなんじゃないかな。 ベスト出したときにノエルがいいとも(!?)…

大事なのは内外 ―Horrors

人は見た目が9割、なんていう本が一時期話題になったものである。 外見よりも中身は大事、と幼い頃から教えられた割には、現実社会ではやはり外見の良い奴の方が徳じゃないか、となって大体の人は切ない思いをする。 持てる男は辛いって?持てない奴のが辛…

口からあふれる・・・ ―Foals

最近の若手バンドは音楽的な語彙もさることながら、非常にテクニカルなバンドが多いと評判である。 実際楽曲の複雑さは明らかで、果たしてこれを以下にライヴで表現するのか、というのは興味深いところである。 そういう連中の多くはライヴでの評判ありきな…

死ぬまで踊る ―Danse Macabre

先駆者という奴はやっぱり偉大である。 仁和寺の法師も言っているが、そうして先達があれば自分の行くべき場所を教えてくれる訳である。 素敵じゃない。 別に今いる奴らがみんなそうだ、という訳ではないけど、ニューウェイヴリバイバルという一つの流れの最…

褪せない理由 ―Luna Sea

割と多くの人が、本気で音楽を聴くようになるのが中学生ぐらいだという。 私もそうで、小学生時分にも聴いてはいたが、別に自分で選んでいた訳でもないし、はやりの曲を聴いていたんですね。 当時は、よもや自分がかくもコアな世界にハマっていくとは思いも…

Fuckin' Joke ―Killing Joke

パンクのその後に勃興した音楽の一群をニューウェイヴとかポストパンクなんて言ってね。 パンクの後だからポストなんだけど、その音楽性は多岐にわたり、恐ろしく豊作でありながら、一方で瞬間最大風速のような側面もあったのは確かだろう。 ああもオリジナ…

「P・O・P」の破壊 ―The Mad Capsule Markets

反骨精神を持つ事、社会に対して反抗的である事、それはある種若者の特権めいたものである。 それは、やはり大人になるという事が同時に社会に適応してゆく事でもあるためであろう。 社会に適応するためには本音ばかりではいけなくて、建前という奴を覚えな…

アンティピカルな精神で ―Back Drop Bomb

日本のロックシーンは2極化が著しい、という話を聞いた事がある。 日本でロックという言葉がどういう風にとらえられているか、というのを考えると、自ずとその意味するところはわかる気がする。 私もロック好きです、という事あるんだけど、そうするとやっぱ…

戦慄のアルバム ―The Larks Tongue in Aspik

楽器のテクニックという奴は、楽器をやってない人間からすれば全くわからない。 たとえライヴを見たとしても、やっぱりわからない人にはわからないのである。 その理由としては、CDと同じに聞こえる事が当然だと思っているから。 CDと同じに聞こえたところで…

夜遊びの夢の後 ―Metronomy

毎年年末には各音楽誌がその年の年間ベストアルバムを発表している訳であるが、同時に来年の音楽業界の予測、というか、こいつらが来るぜ、というのを打ち出す事もある。 Cross Beatはそういうのは次の号に持ち越しているし、どちらかと言えば新譜関連の記事…