音楽放談 pt.2

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UK 00s

”自分”で戦う -Bo Ningen

今週末からスタートしているフジロック、私は1度だけ行ったことがあるけど、あの空間は本当に素晴らしい。 普段都会に暮らしているから余計にそう感じるのかもしれないけど、山は静かだ。 どこか浮世離れしているようにさえ感じられる。 そこで好きな音楽を…

待たれていたいぶし銀 ― The Coral

英国が誇る00年代の代表バンド、The Coralが5年ぶり(発売の頃には6年ぶり)にアルバムをリリースする事が発表された。 この間は活動休止していたようで、通りで音沙汰がなかった訳だ、という感覚は別になくて、というのもヴォーカルでメインソングライター…

マイペースに ―The Subways

私は割と節操なく色んなジャンルを聴いている方だと思う。 それこそ所謂ロックンロールからオルタナ系はもとより、パンクもプログレもサイケもポストパンクもハードコアもテクノもアンビエントもエレクトロニカもノイズもアヴァンギャルドもポップスもヒップ…

天賦の才 ―James Skelly

この頃は洋楽情報が極めて少なくなってきていると嘆いて久しい当ブログであるが、雑誌ですらメジャーと言われる連中以外は扱おうとしないというのは嘆かわしい限りである。 ジャンル不問も総合洋学雑誌として老舗のロッキンオンもTalor Swiftとかを表紙にし…

相変わらず変わらず素晴らしい ―Nine Black Alps

この頃は音楽の趣味もガラパゴス化しており、もはやあれこれほじくり回して聴こうという人の方が少ないのではないかと言う気がする。 日本のバンドへの注目も増えており、ある程度のセールスのあるバンドもそうでないバンドもそれを紹介するメディアや個人も…

ポップフィールドの面白さ ―Charli XCX

新年である。 始ってまだ1週間だが、既に大分時間が経ったようだ。 今年は忙しいな。 さて、毎年色んな雑誌の年間ベストを観るのが楽しいのだけど、今年どの雑誌でも目についたのは所謂ポップスがランクに上がっている事である。 洋楽不況が叫ばれて久しい昨…

イギリスの新鋭 ―Dead Fader

最近はEDMなどという言葉が定着したのか、それ系の音楽も溢れてる。 先日はUltraというイベントもあったそうだが、これまでの所謂ダンスミュージックと何が違うのか、というと根本はそんなに変わらないのではないかと思う。 単に所謂ユーロビートの様なもの…

ひっそりとフェードアウト ―Beady Eye

先日元Oasisのノエル以外で結成されたバンド、Beady Eyeが解散したとの報が流れた。 さして大きなニュースになる事もなく、なんだかひっそりと消えた印象である。 方や兄貴のノエルは一人マイペースに音楽活動をしており、年明けに新作を出す事と併せて来日…

時代遅れの良心 ―Nine Black Alps

最近2005年前後にデビューしたバンド達の勢いがいささか戻ってきたような印象である。 戻ってきた、といっても本人達は継続的に音源も出しているし、別に評価を下げた訳でもない。 単に世間の流行が変わったというだけであるのだがね。 何もRadioheadだけが…

洋楽ロックの再起? ―Nine Black Alps

今思い返せば2005年頃というのは非常に音楽が活況を呈していたように思う。 ポストパンクリバイバル、なんていうものが一気にもてはやされるようになり、若手バンドも多く出てきて、一方でNINやOASISも新譜出して来日したりして、すごく楽しかったな。 とこ…

このフィーリング ―Metronomy

最近聴いていて心地のいいと感じるのはミディテンポのポップソングである。 適度に盛り上がって、適度に癒されて、適度にまったりさせてくれる。 その絶妙な温度感を持った音楽というのはそんなに多くない。 私がそんな温度感を期待して聴いているのがStars…

久方ぶり ―Maximo Park

一昨日は久方ぶりのMaximo Parkの単独であった。 2ndが出た年にはサマソニで1ステージのトリであったが、そのときは客入りが非常に乏しく、彼等に取っては少なからず落胆する出来事だっただろう。 そのせいかどうかは定かではないが、今回のアルバムまでツア…

音の粒の連なり ―Four Tet

東京でも先週からやたら雪が降っており、近所にはまだ雪塊が日陰で蟠っている。 今日は朝から天気はいいが、その辺りは融ける気配はない。 土日がそんな天気の日が続いていたから、外に洗濯物を干すのは久しぶりである。 やっぱり洗濯物は外で乾燥させないと…

立ち位置の確立 ―Arctic Monkeys

今年はかなり大物系のリリースが相次いでいる印象である。 NINは、何回でも登場させたいところだが、Arcade Fireも出したし、AutechreもEP出してたね。 他にもFour Tet、QOTSA、Vampire Weekendとか、非常に嬉しい限り。 年初ではHorrorsとかKlaxonsもでると…

ああ美しきかな・・・ ―Little Boots

最近つくづくに思うのだけど、やっぱり知的な女性は素敵である。 単に高飛車なのではなく、少しのユーモアを携えていたらもはや敵う道理はない。 何に敵うかは定かではないがね。 ポケッとした子もそれはそれで可愛いのだけど、ペットみたいに感じちゃうんだ…

本質の欠如 ―Factory Floor

毎年のように言っている気がするが、今年もいい新譜が満載である。 Nine Inch Nailsはいうに及ばず、Arctic Monkeysも出しているし、既発のものでも充実っぷりが半端ない(個人的にね)。 その中で満を持して、という1つがFactory Floorではなかろうか。 イ…

日本人の洋楽 ―Bo Ningen

今週の火曜日は有給休暇を取って、夜はライブへ出掛けた。 お盆期間ということもあって、あんまり仕事もないので1日だけの夏休みである。 わ~~~~い、うれしいな、という事もなく、むしろ虚しいぜ。 まあ、致し方あるまい。 で、火曜日と言う半端なタイ…

美しきかな・・・ ―Littel Boots

ひところ女性アーティストの台頭が非常に顕著であった。 それこそLady Gagaがまだこんなに売れる前、ていうか出てきてすぐ位のころ。 その頃注目を集めていたのは、レズキスで話題になったKatty Perryや、女をなめんな的な発言で女性支持を集めていたLily A…

時代を生き抜く為のもの ―Hadouken!

最近は流行廃りの速度が非常に早い気がする。 昨年のものは既にクラシック以上の過去のもの、みたいな感じすらある。 時代遅れも一周回ればまたお洒落、という発想はあるにせよ、そもそもの消費の速度があまりに速く、ひたすら消費ばかりが進んで後になって…

ゴシップは敬遠の訳 ―Bloc Party

音楽業界にも流行廃りはあるもので、今は何が流行っているのかな?とみると、正直良くわからない。 少し前はダンスロックという感じ。 ニューレイヴやポストパンクリバイバルの流れがあったわけだが、それも既に言われなくなって久しい。 当たり前になったの…

若人よ ―Two Door Cinema Club

昨日は久しぶりに単独ライブ、Two Door Cinema Clubのライブへ行ったのですね。 最近聴くようになって、なかなかいいじゃない、と思っていたタイミングで単独が発表されたので、土曜日だし、とチケットを取ったのですね。 今年2ndも出して、そのツアーであっ…

自己表現をする人 ―Sylver Tongue

私はあまりミーハーな方ではないと思う。 もちろんテレビでかわいい子を見かければおや!と思うが、そうかと言ってその子のファンになるということはあまりない。 殊音楽についてはそれが尚顕著であると思う。 自分としては当然と思うが、世間的には必ずしも…

地下のダンスミュージック ―Factory Floor

いわゆるソーシャルメディアという奴が社会に普及して久しい。 このブログなんかもその走りになる訳だけど、今一番勢いがあるのはやはりFacebookだろう。 一応登録はしてみたが、結局まったく使えておらず、友人や好きなアーティストの更新を何となく眺める…

輪郭が揺らぐ ―Bo Ningen

最近はノイズ、アヴァンギャルド系が面白くて仕方がない。 もちろん普遍的なメロディがあって、歌があって、という楽曲も聴いてはいるが、どちらかと言えばやはり意味不明なくらいの方が心惹かれるのである。 で、このほどBo Ningenの2ndが発売されたので、…

安心の高水準、しかし・・・ ―Maximo Park

6月からは新譜が活発にリリースされる。 夏のフェスシーズンに向けてのリリースラッシュ、て奴だね。 先日来話題には挙げているが、Maximo Parkも新譜も出している。 既に日本盤は出なくなっているし、リリースもパチンコレコードとかいう恐らくどインディレ…

Buy GOOD Thing ―Nine Black Alps

AKBのCDが売れまくって秋元康の笑いが止まらない、と言って話題になっている。 音楽CDが売れないと言われて久しい昨今であるが、そんな最中のこの健闘ぶり、やるではないか。 世の中では秋元商法と呼ばれ、それに続けとばかりに老舗男性アイドル会社も同様…

ハレルヤ! ―Hard-Fi

先日、Hard-Fiのライブへ行ってきた。 場所はLiquidroomとあって、密度的にも非常に快適。 このバンドの場合、こういう小さな箱が合う。 既に何度目かの来日になるが、今一縁がなくて今回が初ライブとなる。 彼等は21世紀のClashなんて言われているように、1…

惜しい作品 ―Maximo Park

いよいよ年の瀬で、そろそろ個人的年ランキングをつけなくちゃ、というタイミングである。 1位は既に決まっているが、それ以下はなかなか難しい。 まあ、次回の記事ではまとめられればと思うが。 で、このタイミングで書くのは昨年出たアルバム。 Maximo Par…

ロックンロールは若者のため? ―The Subways

2005年頃は、UK中心に新人バンドがたくさん出てきた。 Maximo Park、Block Party、フランツとか、いわゆるポストパンク系のバンドがいっぱい出てきていたね。 LCDとか!!!とか、NY勢の台頭が著しかったのもこの頃からだろう。 そのちょっとあとにはニューエキ…

ロマンティックに踊る ―Friendly Fire

3、4年前から「ダンスロック」というタームがたびたび使われるようになった。 恐らくLCDが出てきた2002年とか、それくらいの頃からその音楽的な広がりは出てきつつあったが、雑誌なんかで頻繁に取り上げられるようになったのはKlaxonsとか、あの辺りではな…