音楽放談 pt.2

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UK 00s

ソロに見られる彼の良心 ―Paul Smith

バンドをやっている連中のソロワークが注目されるようになったのいつからなのだろうか。 最近では、特にフロントマンがソロをやると言うのがしばしば話題になる。 それこそRadeoheadのトム・ヨークや、Strokesのジュリアン、Incubusのブランドン・ボイド、Ar…

時代を作る ―Klaxons

今年は実に充実の新作が出そろっている。 Vampire Weekend、These New Puritans、LCD Soundsystem、!!!、Foals、Liars、そしてBroken Social Sceneと、いずれも力作どころか傑作ばかりを出してくる。 トレントも新ユニットで音源を出してるしね。 日本人でい…

音世界の構築 ―These New Puritans

昨日は思ったよりも仕事を早く上がれたので、当初諦めていたThese New Puritansのライヴへ直行。 遅刻ではあったが、とりあえず間に合った事にしよう。 着くと、2ndからの曲が演奏されていた。 ホーンなども導入した新機軸な新作は、全開同様ビートに比重を…

2nd間近 ―Foals

今年期待の2ndと言えば、Foalsもその筆頭である。 既に新譜の発売日も決定しているため、あちこちの雑誌でレビューもされているが、概ね高評価、というかすこぶる良いのである。 1stはBattlesとBlock Partyの間の子、というのが個人的な印象であったが、2nd…

俺は俺だ、といいたい ―Arctic Monkeys

最近日本で誰でも知っているバンド、ないしはアーティストといわれ、一体誰を思い浮かべるのであろうか。 人により異なる事を前提として聞く訳であるが、そのときに最も多くの名が上がったものがその時代を象徴するアーティスト、という見方は出来るだろう。…

音楽ニーズの偏りか? ―NIne Black Alps

日本盤になるならないは一体どういう基準なんだろうか、という事がたまに気になる。 そらセールスに決まっておろう、というのは、そらそうでしょう。 何せ売れないものをわざわざ海の向こうから持ってくる意味がわからない。 ガガとか、スーザンとか、そうい…

軸のある人 ―Lily Allen

ここ数年の音楽業界における傾向の一つが、女性アーティストの台頭であろう。 Lady Gaga、Little Boots、La Louxあたりはエレクトロ系女性アクトとしてロック側からも注目を集めている。 ガガはファッション誌始め、地上波でも大々的に取り上げられているの…

It's a "New Worlds" ―Charlotte Hatherley

先週末、ようやく待ちに待ったCharlotte hatherleyの新譜が出た。 多分DVDとボートラのつくであろう日本盤を待とうかとも思ったが、いつ出るとも知れないものを待つのはナンセンス。 最悪ボートラなんてI-tune storeで買えばいいや、PVは見られるし、どうし…

若い才能のカリスマ ―Arctic Monkeys

いわゆるロックを愛聴している者であれば、おそらく一度は聴いたことがあるであろうバンド、という者がある。 いわゆるクラシックと言うか、古典という奴。 先頃ボックスセットも出たビートルズ、まだまだ元気なストーンズ、永遠の旅人ボブディラン、プログ…

ボートラ遊び ―Maxmo Park編

気がつけば随分と間があいてしまったのは、ひとえに我が怠惰故か、といえばそういう訳ではない。 意外と忙しかったのである。 何が忙しかったのかは今となってはよくわからないが、気がつけば10月だし、やけに疲れてるし。 まあしかし、好きな音楽を聴いてい…

原色の出所 ― The Horrors

今年に入って幾多の新譜が出され、自分の興味のある奴は大方買ってはいるのだが、ここのところその他の部分で出費が多い為、思うように買えないものも。 そうはいってもかなり買っている方だ、とは周りによく言われることである。 Yeah Yeah Yeah's、Eagles …

UnsatisfiedにSatisfied ―Nine Black Alps

今年に入って新譜が続々出ており、既に時間と金銭が追いつかなくなりつつある。 Yeah Yeah Yeahs、Maximo Park、Cursive、Marilyn Manson、Eagles Of Death Metal、Horrorsなんかは順調に買っている訳であるが、まだBlack Dice、Kasabianなんかは買ってない…

煌めきは音の中に ―Cajun Dance Party

最近道行く高校生を見ては、なんだか微笑ましい気分になる自分が嫌だ。 大学のとき、バイト先に高校生の子がいて、どうという分けではないのだが、なんだかキラキラしてるな、なんて思っていたが、今やすっかりおっさん目線である。 道行く高校生を見ては、…

好奇心の強い人に ―The Invisible Invasion

2000年以降の、いわゆる新世代のバンドも、既に中堅どころかベテランの様になってきている。 そんな連中も悲喜こもごもな訳で、解散組もいるしメンバーの脱退なども経ながら今もがんばっているバンドもいる。 オリジナルのままのバンドももちろんいるけどね…

クール&ポップ ―Maximo Park

今年は楽しみな新譜がたくさん出るわ、と言う話は既にたくさん書いているのでもう書かないが、そうしていくつもあるからついチェックし忘れているものもある。 メディアなんかでしきりに取り上げられるようなバンドであれば、自ずと目に入るんだけど、そうで…

大事なのは内外 ―Horrors

人は見た目が9割、なんていう本が一時期話題になったものである。 外見よりも中身は大事、と幼い頃から教えられた割には、現実社会ではやはり外見の良い奴の方が徳じゃないか、となって大体の人は切ない思いをする。 持てる男は辛いって?持てない奴のが辛…

口からあふれる・・・ ―Foals

最近の若手バンドは音楽的な語彙もさることながら、非常にテクニカルなバンドが多いと評判である。 実際楽曲の複雑さは明らかで、果たしてこれを以下にライヴで表現するのか、というのは興味深いところである。 そういう連中の多くはライヴでの評判ありきな…

夜遊びの夢の後 ―Metronomy

毎年年末には各音楽誌がその年の年間ベストアルバムを発表している訳であるが、同時に来年の音楽業界の予測、というか、こいつらが来るぜ、というのを打ち出す事もある。 Cross Beatはそういうのは次の号に持ち越しているし、どちらかと言えば新譜関連の記事…

Knock me DOWN by words ―Lily Allen

ここ数年の音楽シーンをみていると、女性アーティストの台頭は非常に目覚ましい。 しかも、話題になるのはソロのシンガソングライターである。 いわゆるアイドル歌手ではなく、音楽的なイニシアチヴもにぎりつつ、また強烈な個性も併せ持つため、ポップアイ…

深い海の蒼 ―Deep Blue

好きなアーティストの数が増えれば、其の分毎年の楽しみも間断なく訪れていいことである。 ま、当然ちゃ当然だけどね。 日本人だと割と毎年出す人の方が結構いるのであんまりそう思わないんだけど、海の向こうの人たちは平気で2、3年は空く。 下手すると4年5…

Love/Hate ―Nine Black Alps

ニューエキセントリック、なんて言葉がここ最近の若手バンドを括る言葉として、NMEだかにより作られた。 メディアはいかに時代の核を捉えるかが、そのレベルを表す指標にもなるからあれこれ考えるんだけど、でもそういう括り方がどんどん無意味に、しかも世…

ポケットに穴、政治にも穴 ―Hard-Fi

最近では、サブプライム問題に始まり、リーマンブラザーズも破綻して、世界的な恐慌状態にはいっている。 不動産業者も今や叩き売りのような状態だし、資源コストの上昇に伴い生産関係はいっせいにリストラ策をとり始め、世界的な超大手企業でさえ差し迫った…

踊るぜPEOPLE ―THE MUSIC

2000年頃というのはロック的にはひとつの契機であった。 オルタナティヴのムーヴメントは完全に沈静化し、トラウマティックな世界観を暴露することに端を発するへヴィロックは完全に形骸化し、ただ暴れたいだけのクソ野郎のテーマ曲でしかなくなった。 日本…

言葉のリズム ―Maximo Park

音楽を聴く、といったときに、ほとんどの人は歌を思い出すであろう。 日本的な、いわゆる歌謡曲というのは日本人の音楽観にやはりつよい影響を与えている。 歌のない、いわゆるインストゥルメンタルのやつは、どうも敷居が高いように感じられてしまう人は多…

これぞ名盤! -The CoralのRoots & Echoes

最近は本当にバンドの世代交代というか、そうした流れが非常に速い。 それこそ、2000年代の代表といわれるStrokesやLibertinesなんかは、もはや古典と化してしまっている。 当のStrokesは各自のソロ活動に忙しいらしく、バンドとしてはまだ休止中のようだし…

Welcome to Hadouken!!

音楽には世代性みたいなものがある。 たとえば、最近は80年代や90年代のコンピレーションものがはやっており、CDの売り上げ的にはそういう企画ものが強い力を発揮していると聞く。 CDというメディア自体に対する愛着も、売り上げには一手担っているかもしれ…

姉御系ロッカー Charlotte Hatherley

ひところまで、何故か女性アーティストは聴かなかった。 理由は自分なりに考えたりもしたんだけど、単純に歌詞が受け入れられなかったから、というのが、一番納得できた。 自分は男である以上、やはり男目線しかありえない、ゆえに女の書く詞にはコネクトで…