音楽放談 pt.2

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変わるのは大変 ―Dig out your soul

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来週のミュージックステーションOasisがでる、ということで、ちょっとしたニュースである。

以前レッチリが出たときも結構びっくりしたけど。

Oasisて、日本の地上波に出るのはほとんど初めてなんじゃないかな。

ベスト出したときにノエルがいいとも(!?)に出て、アコースティックやったらしいけど。

まあ、ぶっちゃけ90年代も昔になった今、Oasis知名度ってロック限定じゃないかな。

最近映画にも曲が使われているし、CMにも使われているから、曲自体は知っている人は決して少なくないだろう。

でも、バンドとしての求心力は、やっぱりもうあんまりないと思う。


そんなOasisは、デビューでいいのを作ってしまったためにその後は不当なまでに低い評価を頂戴している。

ニュートラルな視点で聴けば決して駄作とは思わないし、評価すべきポイントはあるだろう。

しかし、Oasisですから、ということで、やっぱり期待値があがっちゃうんだよね。

いいことだけど、辛い部分もあろう。

まあ、街のゴロツキからいきなり世界のバンドになったんだから、仕方ない部分もあるよね。

今やすっかりセレブレティ、一国の首相にも接見するまでになったのだから、見事すぎる成り上がりっぷりである。


そんなOasisは、2nd以降すっかりその評価をアルバムごとに低迷させていった訳であるが、ここ数年は評価を盛り返している。

一周回って、というのではなく、音楽的に評価されているので、大したものである。

実際前作に当たる「Don't Believe the Truth」は個人的には一番好きなアルバムである。

キャリア通してね。

一曲の破壊力、という観点に立てば、初期の諸作にかなうものは、ないだろう。

でも、アルバム単位で見たときには、このアルバムは一番いいと思う。

実際世間的な評価もそういう傾向があるみたいだね。


で、昨年音楽的にもかなり方向性を変えたアルバムを出して、それが世界的に非常に高評価を受けた。

「Dig Out Your Soul」ね。

今までのメロディ重視でなく、グルーヴ重視といわれるこの作品は、確かに今までの作品とは指向性が違う。

それに、いわゆるOasisらしさを感じる曲というのはシングルにもなった"Shock of the Lightning"くらいであろう。

他にもノエル以外のメンバーが書いた曲、具体的にはリアムだけど、その曲がアルバム随一だ、ともっぱら評判である。

こういう曲ってやっぱり好まれるんだな、なんて思ったりして。

そうした変化を経て尚波以上のクオリティを出し、かつ実験精神を忘れないのは素敵、という訳である。

個人的には、そんなにピンとこなかったけど、世間が騒ぐ理由はわかる。


このアルバムはRockin' onでは、たしか昨年のベスト1位に選出されてたね。

他誌もかなり高い評価を出していたけど、個人的には今一だね。

悪くはないよ。

でも、なんていうか、すかっとしないんだよね。

すかっとしないアルバムが嫌いじゃないし、そういうのもたくさん持っているけど、でもこれのスカっとしない感じは、なんか中途半端で。

悪くはないよ、実際。

でもぱっとしない。

Oasis的な実験作であるのはよくわかるし、やりたいこともわかる。

でも、あんまりうまくいってないんじゃないかと思うよ。

刺激的でもないし。

だったら素直に"Shock of the Lightning"聴いていればいいや、と思ってしまう。

もし次も同じ方向性でいくのなら、もう少しすっきりした聴き心地を期待したいね。

まあ、次はもっといいものを出せると思うよ。

今回で方向性を定めて、その上できちんと消化できるだろうから。

いずれにしろ、このアルバムは買ってから1週間後にはI-Podから姿を消しました。

まあ、また改めて聞き直したら評価は変わるかもしれないですから。


そんなOasisは現在日本ツアー真っ最中である。

友人が今日のライヴに行っている。

今頃は次第にヴォルテージオあがり始めていることだろう。

ちなみに私は来週土曜のライヴに行きます。

来週は火曜日にも他のバンドだけどライヴに行きますしね(こっちの方が楽しみだったりする)。

多分、彼らのライヴは問答無用で楽しいだろう。

なんせ名曲はいっぱい持っているしね。

最近景気に関してちょっと問題ありげな発言してたけど、別に目くじら立てることでもないしね。

とりあえず、楽しみですね。