音楽放談 pt.2

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BDB in the Area ―Micromaximum

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どうも今週末は天気がよろしくないようだ。

最近湿気も多くなってきて、いよいよ夏のにおい、その前に梅雨の薫り。

あんまり好きなにおいじゃないけど、まあ仕方ない。

それが四季と言うものよ。


それはともかく、明日は久しぶりにライヴに行く、仕事終わりで。

何のかと言えば、Back Drop Bombである。

単独ではなくイベントという形であるが、彼らがメインなのは間違いない。

去る4月末に行われたイベントでは、新ドラマー初め総勢17人くらいの大所帯でのライヴになったようで、是非見たかったがチケットがとれなかった。

今回は悲しいくらいすんなりとれたので、仕事終わったら電車でゴーである。

いやぁ、愉しみだ。


そんな彼らのアルバムの中で、今でも一番人気が高いのはデビュー盤「Micromaximum」であろう。

いわゆるミクスチャー的な音を基本としながらも、レゲエっぽさやスカっぽさが強く残るこのアルバムは、非常にかっこいい。

今に至もライヴの定番曲も多数収録されており、曲の粒もそろっている。

この頃はまだ”Outro”がないのだが、クオリティはやっぱりすごいね。

でも一番すごいのはマサがどんだけ太ったか、という事かも知れない。

そして、タカのいかついこと。

ま、それはいいんだけどね。

この頃の曲は、オリジナリティももちろんあるにせよ、基本的には非常にわかりやすいものが多い。

当時ミクスチャーという括りにされていたのも素直にうなずけるし。

今ほどの変態性はない。

曲の幅も、実は初期の方が広いんじゃないか、なんてそんな気も少ししてしまうが、もちろんどっちもかっこいいことに変わりはない。


このアルバムで好きな曲は、ん?全部好きだな。

まあ特に、であげると”Never Seem to Last”、”Turn on the Right”、”Bounce It'”あたりかな。

”Never Seem to Last”では、タカのヴォーカルが非常によく映えていて、声の伸びがすごくいい。

”Turn on the Right”はスカのリズムが心地よいアップテンポな曲。

多分今のBDBからは出てこない陽気さがあるのだが、キャリア通してもかなり異質な曲のような気がする。

Bounce It'”はあえて何も語るまい。

この冒頭曲は、文句なく。


このアルバムは彼らのメジャーデビューアルバムに当たる訳であるが、私はこのアルバムが一番最後に聴いたアルバムなんですね、順番的に。

なので、相対的にこのアルバムはストレートに聞こえてしまう。

なにせ今の彼らは、多分このアルバム当時のファンにしたら、かなり賛否分かれるんじゃないかな、と思うくらい音楽性が複雑になっている。

いい悪いではないし、結局は好みの問題なのでその辺はあまり議論しても意味ないのだけど、重要なのは彼らがそうして変化し続けること、その意思があること。

常に変化していれば言いと言う訳ではないし、変化しないから必ずしも悪い訳でもない。

変化が一体何によってもたらされたのか、そこが問題なのである。

多分、基本的に飽き症なところもあるんだろうし、音楽的な野心も高いんだろうね。

だからいつまでも尖っているし、別にファンどうのこうのはあまり気にせず音楽を作る。

でも、ライヴになれば全身全霊、メチャクチャ最高な仕上がりである。

なんといっても私がここまでハマったのは、彼らのライヴがあまりにかっこ良かったから。

ツインヴォーカルの強みと特性をここまで活かしているバンドって、あんまりないと思う。

声質とか、ラップパートとメロディパートで分けるくらいならザラだけど、彼らはそのレベルではないから。

どっちもどっちともこなせるだけの力量はあるし、その複雑な絡み合いがまた見物である。


ともあれ、明日は愉しみだ。

一握の不安あれど、とにかく提示に切り上げて、楽しんできます、スーツで。