この間2019年リリースで好んで聴いていた音楽をいくつかまとめたが、今年聞いていた音楽は割と昔から聴いている音楽、昔のだけど初めて聴いたものも結構あったな。
特にSportifyが便利で、昔の曲も新しい曲も色々入っているのでザッピング的に聞くこともできるし、自分でプレイリストを作っても聴いていた。
このプレイリスト、今更ではあるがやっぱり面白く、あえて作るなら何にしようかしらとまずはテーマを考えるわけだが、そうするとまずは好みのジャンルをまとめたがる。
私はポストパンク系からオルタナあたり、80年代から90年代くらいの音楽をまずはプレイリストにしている。
Joy Divsionはじめあの頃の音楽は実にかっこいい。
この時代の代表的なバンドの一つ、The Cureもここにきてようやくまともに聴いたんだけど、いいね。
The Cure - Friday I'm In Love (Official Video)
ベスト盤を以前買って持っていたんだけど、ちゃんと聴いていなかった。
改めて掘り返して聴いていたんだけど、これがよくってね。
ちゃんとオリジナルアルバムもこれから聴いて行こうと思ったよね。
90年代だとスマパンやNirvanaとか、この辺りはやっぱり好きだし、マンソンとかも最近すっかり遠ざかっていたが、あの頃はいい感じだったよね。
ある種シーンとしての面白さみたいなものがあったんだろうと思う。
Marilyn Manson - The Beautiful People (Official Video)
Trent Rezorプロデュースのこの作品は、今聴いてもかっこいいよね。
もうこんなキレッキレの声は出ないだろうし、すっかり肥えてしまったが、健全に今も生きていることがなによりだ。
ここ数年でクリスやチェスターなどが自殺するというニュースもあったが、表現の形がそのまま影を表しているわけではないのかもしれないし、きちんと昇華されてきたかどうかも関係あるのかな、なんて思ってしまう。
好きなアーティストには長生きして音楽を作り続けて欲しいなと思うよね。
思い出系でいえば、私が大学生の頃、聴く音楽の幅とボリュームが爆発的に増えた時期だったけど、その頃に聴いていた音楽もやっぱりいいなと思ってしまう。
The StrokesやArctic Monkeysのようなギターロック系、The Musicみたいな独自系や、The CoralのようなUK色満載なもの、Maximo ParkやKlaxonsなど、今も活動しているバンドもあれば解散してしまったバンドもあって、およそ15年程度前でもだいぶ変わっているところもある。
でも、本当にこの頃ってすごくロックが盛り上がっていたような記憶がある。
今ではすっかりジャンルという意味では下火になっている印象だけど、いい音楽は相変わらずいいと思うんだけどな。
中でもThe Coralは今も変わらずマイペースに活動しており、新譜もめちゃくちゃよかった。
世代的にも同世代になるバンドなので、まだまだ頑張ってほしいなと思う。
日本の音楽についても、今年はよく聴いた歳だった気がする。
Yogee New Wavesなんかは若手バンドの中でダントツに好きだし、D.A.Nなんかもやっぱりかっこいい。
Ceroなんかも改めて聴いているし、LITEの新譜もかっこよかった。
とはいえ、一番聴いていたのはアナログフィッシュだっただろうな。
Mooolsもめちゃハマったし、そういえばアジカンのライブも初めてみた気がする。
アナログフィッシュの対バンライブで聴いたバンドもあったが、中でもScoobie Doはよかった。
ライブの熱量がとても良くて、しかも図らずも2回見る機会にも恵まれたので、音源も買った。
そしたらライブとの落差が大きすぎてもったいないなと思った。
音源は音源でもちろんいいんだけど、ライブだと圧倒的なのだ。
かっこいいおっさんだななんて思ったわけだ。
今年転職もした私にとって、この曲はなかなかのテーマソングであった。
かなり反骨的な精神がありつつ、攻撃的でないのがいいなと思う。
まあ、すでにホームになりつつあるのは一重に私の実力ゆえだ、などと。
ほかにもたくさん曲を聴いたし、ライブもできるだけ足を運んで、まあ好きな音楽は増えたね。
休日は特に当てどもなく外に出かけ、音楽を聴きながら何ともなくフラフラして過ごすことがよくあるが、音楽が景色にハマる瞬間、とても心地良くて思わずにやけてしまう。
いい音楽っていうのは、耳から世界を変えてくれるような力があると思っている。
来年も色々聴いて、楽しく過ごそう。