音楽放談 pt.2

SEO強化をしていこう。

片想いの兄弟愛 -Oasis

f:id:back_to_motif:20200509180412j:plain

最近は仕事で人と話すことはあるけど、街にはほとんど出ることはないし、ゆえに人とすれ違うことがない。

 

私は割と出歩く時は神経尖らせているというか、方々に注意を巡らせているので結構気疲れをするのだけど、それが久しくない。

 

そのせいかわからないが、非常に注意資源の分散が下手くそになってきた。

 

具体的には考え事をしながら料理をしていたら指を切るし、信号が明滅したタイミングで渡ろうとしてあわやという場面も。

 

たるんでいるといえばそれまでだが、ここまで引きこもって暮らすのは流石に初めてなので、この環境への順応が思わぬ形で出てきている。

 

6月にはまた普通の日々に戻るのはいいことだけど、基本リモートでというのは変わらずにやっていきたいなと思いつつ、早めに感覚を取り戻せるようにしないとな。

 

 

さて、最近にわかに話題になったのが、何かあるごとに登ってくるオアシス再結成議論だ。

 

数年前のテロ事件の時にも市井の人たちが"Dont Look Back In Anger"を合掌して、一つのアンセムとして響いていたことを受けてチャリティーコンサートでのリユニオンが期待されたが結局なされなかった。

 

今回はこのコロナに関してのチャリティーライブ、10月頃のことらしいが、その件でまた話題に上がったらしい。

 

その発端は前回同様リアムであった。

 

SNSでノエルに名指しで「やろうぜ!」と声をかけたわけだが、今のところノエルからの返答は特にないらしい。

 

前回も結局ノエルは黙殺を貫いたわけだけど、とりあえずリアムはそれでもライブはやるぜと表明して、スペシャルゲストあり、みたいな告知もしたらしい。

 

あと数ヶ月先なので実際にどうなるかはわからないが、ともあれファンとしては期待したくなるところだろう。

 

 

私はオアシス解散後の兄弟の音源はそれぞれ一通り聴いている。

 

Beady Eyeからソロのリアムは、正直パッとしないという印象が拭えない。

 

音楽誌などではそれなりの評価も得ていたし、直近のソロアルバムは特にそうだった気がするが、私は1回聴いたきりもう聴いていない。

 

それは彼のソロキャリア全てについて同じだ。

 

一方のノエルのアルバムについても、曲自体はこっちの方がらしさもあっていいんだけど、こっちはこっちでそんなに聴いていない。

 

そもそも音楽自体があんまり好みにハマらなかったのもあるだろうけど、そんなにピンとこなかった。

 

それでも、やはりノエルの方が音楽的に貪欲な感じがしたし、何より楽しんで作ってるんだろうなというのが伝わってくる感じがしたので、彼はこれからも自分のやりたい音楽を作りながら、悠々とやっていくんだろうなというのが見える思いがした。

 

おそらく創作面においてはノエルは充実しているし、一方のリアムはやはりイマイチ手応えがないんだろうな。

 

解散直後は彼もそんなにノエルを匂わすことはあっても名前を出すことはなかったように思う。

 

それが最近では直接性がどんどん増しており、今回は「オアシスやろうぜ!」とはっきり言っている。

 

ただ、これは自分のソロ活動がうまく行っていないから仕事的に、というよりは、多分純粋に彼の憧れたロックスターのイメージがオアシスだったんだろうなという気がする。

 

ドカドカとうるさいドラムにジャガジャーンていうギター、静かに支えるベースに魅力的なヴォーカル。

 

みんなで歌えるメロディで、会場全体が一体になるような感覚、それがオアシスにはあったわけだから、彼の子供っぽい、いい意味でも悪い意味でも純粋な彼には、忘れがたいものになっているんだろうな。

 

一方のノエルは多分もっとドライ、というよりは職人肌なのだろう、自分のやりたいと思うもの、今興味のあるものを好きにやっていたいという感じなので、今更オアシスに未練を覚えることもないのだろう。

 

バンド解散のきっかけにもなったリアムの奔放さだったり色々のストレスもあるだろうけど、今の充実どの差はやはりあるだろうな。

 

 

ともあれ、こうして折に触れて発言するリアムは、人間的には厄介だろうけど可愛らしいやつだという感じもあるので、なんだかんだ愛されているのだろうなと思う。

 

一方の兄貴はサービス精神旺盛で、口は悪いが基本いい人が滲み出てくる人柄が魅力的なので、この2人がオアシスを人気バンドにしたのは間違いないんだろうな。

 

私も兄が1人いるが、正直仲はよくない。

 

別に悪くはないが、お互い無関心であるという感じだ。

 

といいつつ向こうはどう思っているか知らないが、少なくとも私は兄貴がいたことで助けられたことは記憶にないし、勉強も運動も人間関係も、俺の方ができていたので、少なくともリアムのように兄を希求することは金輪際ないだろう。

 

何をやっているかも、電話番号も住所も知らないしね。

 

 

ともあれ、1曲だけでもいいからまた2人がステージで揃いぶむ姿は、やっぱり見てみたいよね。


Oasis - Let There Be Love (live)