音楽放談 pt.2

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勝手のおすすめ、映画サントラ6選

せっかくの連休は緊急事態宣言で、私の趣味は全て潰されてやろうと思っていたことは全然できなかった。

 

絵を見たり映画見たりさ。

 

そして重ねて扁桃腺が腫れて昨日は1日床に伏していた。

 

だいぶよくなったがまだ少しだるさもあるので、引き続き酒も飲めない。

 

日頃の不摂生が溜まっていたのだろう、胃も痛いしね。

 

とりあえず、Amazon プライムでも活用して、なんて思っていたところに、ふとサントラっていいの多いよね、と思ったので、勝手に好きなサントラでも並べてこまそうと思ったわけだ。

 

かなり偏っているだろうが、まあいいだろう。

 

 

まずはこちら。

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今やすっかり映画音楽家としての地位も確立し、今年もアカデミー音楽賞を受賞したTrent Reznor & Attica Rossコンビの最初の作品わ『Social Network』。

 

監督はデイビットフィンチャー、こちらもアカデミー常連だ。

 

映画の内容は、いまや世界的IT企業となったFacebookの立ち上げストーリーだ。

 

多少脚色はされているようだが、実名で登場するので、ドキュメンタリー的にも楽しめる映画である。

 

元々アンビエントな音楽が好きなトレント、NINでも覗かせていたアンビエントサウンドにピアノ始め生楽器を同期させるスタイルはすでにこの頃からほぼ確立されていたわけだが、映画を盛り上げる音楽としてはもちろん、サントラとしても展開もあって素晴らしい。


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主人公たちの心情にリンクしながら、終始流れるある種の切なさも見事に表している。

 

当時この作品でアカデミー音楽賞を受賞したわけだが、今でもしばしば聴いている作品である。

 

一般層にはもはや映画音楽家としての方が有名かもしれないな。

 

 

続いてはこちら。

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イタリアのカルト映画『This Must Be The Place』のサントラだ。

 

この映画はそんなに有名ではないが、主演はショーン・ペン、その嫁役はフランシス・マクドーガン、そしてサントラも手がけたデビッド・バーンが本人役でも出演して話題になった。

 

80年代のポストパンクバンドをやっていた主人公、世界的ヒットも飛ばしながらある日突然引退、そのまま引きこもる形で50過ぎまで経ってしまったのだが、ある出来事をきっかけにようやく闇から抜け出すというおっさんのロードムービーである。

 

主人公の見た目がモロロバスミだが、特に物語には関係ない。

 

このサントラでは、劇中登場するPeace's Of A Shitというバンド名義の曲もあるが、こちらが実に品も良くていい曲だ。


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また、聴きどころは表題曲の様々なVer違いだろう。

 

雰囲気も変わるので、場面ごとの使い分けも見どころの一つだろう。

 

とはいえ、映画未見でも音楽だけで十分素敵である。

 

こんな晴れた日には特におすすめだ。

 

 

続いてはこちら。

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現在絶賛公開中の『騙し絵の牙』のサントラである。

 

手がけたのはLITEという日本のインストバンド

 

すでに界隈では知られた存在で、海外ツアーも行っているワールドワイドなバンドだ。

 

ギター、ベース、ドラムというシンプル編成ながら、攻撃的でべらぼうにテクニカル、それでいて抒情的なメロディのある音楽をやっており、まさかサントラとして起用されるとは。


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しかも今回は全曲撮り下ろしなので、彼らの新作として楽しめんのも嬉しいところ。

 

私はこの連休でこの映画見ようと思っていたんだが、映画館は全て休み、仕方ないのでまた宣言明けか。

 

ともあれ、映画には主演大泉洋はじめ有名キャストも出ており、作品としても話題になっているようなので、これを機会にLITEの存在ももっと知られてほしいところだ。

 

 

続いてはもっとカルトなやつを。

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現代文学の雄の一人となった町田康原作の『けものがれ、俺らの猿と』、主演は永瀬正敏、そのほかにもKJや松重さん、そして鳥肌実の怪演でも話題となった映画だ。

 

前の二つと違い、このサントラは様々なアーティストのオムニバス的な内容になっているのだけど、 その参加アーティストが激アツだ。

 

Number GirlにBloodtirthty Buchers、ゆらゆら帝国ロマンポルシェPhewに溶けたガラス箱と、日本のインディのとんがりどころが満載となっている。

 

中でもやはり印象的なのは溶けたガラス箱の"君はだれなんだ"という曲。


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加藤和彦も参加しており、非常に印象的な曲で、映画の中では鳥肌実登場シーンで使用されているのだけど、その状況とのマッチングも見事だ。

 

映画自体は、正直意味のわからない展開が多く、基本的に不条理な世界観なんだけど、それを際立たせるに実に効果を発揮している。

 

そもそも上記のメンツを見て「おお!」と思うような人ならまず買って損はないだろう。

 

 

最後はこちら。

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『her ~世界に一つだけの彼女』という映画のサントラで、メインはArcade FireとOwen Palletというアメリカのインディ界隈では知らないひとはいない2組によるもので、メインテーマではカレン・Oがヴォーカルをとっている。

 

監督のスパイク・ジョーンズと確か当時付き合っており、いくつかの作品で同じく音楽をやっていた記憶である。

 

主演はホアキン・フェニックスルーニー・マーラも出演しており、当時何かの賞を取っていたはずだ。

 

少し先の未来を舞台にしているが、主人公は辛い失恋をへて、その傷心を癒すために流行りのAIソフトをスマホに入れるわけだが、なんとそのAIと恋をしてしまうというもの。

 

賛否両方あるし、どういう解釈をするかは割と分かれるところだと思うけど、変わり種のラブストーリーとしては面白いのではないだろうか。

 

そんな作品なので、サントラも全体にウェットだ。


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また映画自体は2014年の作品だが、サントラがパッケージ化してリリースされたは今年に入ってからであった。

 

版権の都合だろうか、ともあれちょっとセンチメンタルな気持ちに浸りたい時にはぴったりである。

 

 

と、そもそも私自信が見たことがある、かつサントラも含めて聴いているものだけなので、あまり多くはなかったりして。

 

できるだけオリジナルスコアを、となると存外少ないなという印象だ。

 

私が映画に興味を持つきっかけの一つがサントラだったりするのだけど、やっぱり好きなアーティストの曲がどう使われるのかは興味が出てしまうよね。

 

ぜひ映画と合わせて音楽も楽しんで欲しいところだ。