音楽放談 pt.2

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永遠のプログレ ーKing Crimson

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今日は3年ぶりとなるKing Crimsonの来日ツアー初日であった。

 

コロナが一段落して早々にこうして日本に来てくれたのは本当に嬉しい限りだ。

 

前回が2018年で、その時が私は初クリムゾンだったが、正直メンバーの年齢的にも社会環境的にももう難しいと思っていたので、そのアグレッシブさには頭が下がるばかりだ。

 

この世代はポール・マッカートニーといいボブ・ディランといい、いつまでも元気な人たちである。

 

事前のトニー・レヴィンのインタビューでも、今回がラストになるということは語られており、いよいよかなというところになっているのは寂しい限りだが、東京公演はBunkamuraも2日程追加されたので、正直ラストの回も行こうかしらと悩んでいる。

 

ともあれ、今日は今日で楽しみだ。

 

 

会場は国際フォーラムAということで、キャパは5000を超える結構大きな箱だ。

 

私は開場前の時間に着いたが、すでに待機中の列が長蛇。

 

てっきり半分くらいに制限するのかと思ったら、フル開放だったようだ。

 

まあ、ファンの大半はもういい年、指定席で合唱なんかも発生するような音楽性ではないので問題ないろう。

 

しかし、入場までに30分くらいかかったんだけど、せっかくなのでツアーTも買いたいなと思って物販に並ぼうとしたらこちらも長蛇の列、なんと4階まで続いている。

 

これは間に合うか?と一瞬焦ったが、会場のオペレーションが非常に頑張ってくれていたので、無事開演までに私は間に合った。

 

ちなみに私が今まさに買えるとなったタイミングでも、もし開始時間が迫ってなければ同じくらい並んでいたのではないだろうか。

 

会場の入り自体はソールドアウトではなかったと思うが、それでも3000くらいは売れていたはずだ。

 

平均単価2万円として、それだけでも6000万円、さらに物販もおそらく平均単価8000円くらい、6割の客が買ったとしたら1800×8000=1440万円。

 

この日だけで8000万円近くの売り上げとなるさんだん。

 

すごい商売だ。

 

とはいえ、それくらい稼いでくれないとかえって申し訳ないし、色々の経費も考えればそこまで大儲けということもないだろう。

 

ありがとうと改めて言いたい。

 

 

さて、今回のセットリストは以下だ。

 

早々に上げてくれている人がいて、ありがたい限りだ。

 

第一部

Hell Hounds of Crim
Pictures of a City
Court of the Crimson King
Red
One More Red Nightmare
Tony's Cadenza
Neurotica
Indiscipline
Islands

 

第2部

Drumsons
LTIA part1
Epitaph
Radical Action part2
LTIA part5
Starless

21st Century Schizoid Man

割と鉄板的なセットリストで、聴きたい曲は人おおり網羅してくれている感じだ。

 

まあ、細かいことは言わないですよ。

 

なんていうか、圧巻て言うんですかね。

 

昼間にライブ盤を聴いていたんだけど、目の前で演奏されているのかちゃんとした録音演奏なのか、わからなくなるくらい演奏の完成度はさすが。

 

でもやっぱり音だけじゃない、音の衝撃が空間を揺らすのがライブだ。

 

トリプルドラムの迫力も、遠くながらに素晴らしく、しかもハイパーテクニカル。

 

みんなもういい歳のおっさんじいさんなのに、なんでこんなにかっこいいんだ。

 

ラストは“21世紀の精神異常者(あえて旧邦題で)”だったが、この曲はフリップが23歳の時に作られた曲だ。

 

他にも1stに収録の曲は演奏されてはいるが、やっぱりこの曲のイントロのリフは永遠だ。

 

プログレッシブ・ロックの幕開けを飾るのにふさわしい、最高にかっこいいリフだと思う。

 

今でこそ貫禄とか堂々たる姿がはまるが、彼らが初めて世に放った時には、きっと「どうだ、かっこいいだろ!」みたいな気持ちもあったのかなとか思いながら聴いていた。

 

最近私の中での色々のキーワードがLife Storyという言葉なんだけど、この70過ぎのじいさんにそんなことを感じると、なんか胸熱になるよね。

 

きっと頑固な人だし、一緒にやっていたメンバーからすれば嫌なところもいっぱいあるんだろうけど、結局King Crimsonの名の下に残された作品はどれもカッコよくて、なんなら毎年更新されていくような作品だ。

 

彼の頭の中にはずっと音楽が鳴っていて、過去の曲も毎年アップデートされていっているんだろうな。

 

今でも毎週、嫁さんと音楽動画をあげているが、ずっと、これから先もそれは続くのだろうな。

 

少しでも長く、かっこいい音楽を作って、演奏し続けてくれたら嬉しい限りだ。

 

彼らは永遠のプログレッシブロックバンドなんだろうな。

 

 

今日は初日、明日からもまた日本ツアーだ。

 

無事乗り越えてほしいですね。

 

最高でした、ただただ感謝しかない気持ちである。

 

ちなみに、今日は私をこのバンドに引き込んだオーケンさんも来ていたらしい。

 

未だオーケンさんとは直接交わる機会がないママだが、いろんなところからいろんなつながりがあって、いろんな影響を与えて後世に伝わっていくのである。

 

まあ、勝手に言っているだけだけどね。

 

いつまでもかっこよく生きていきたいですね。

https://m.youtube.com/watch?v=7OvW8Z7kiws