音楽放談 pt.2

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小休止206「世界は幻」

おかげさまで無事37歳を迎えて、からだも丈夫らしく大病もないまま今に至っている。

 

誕生日を迎えても誰に祝われるわけでもないが、まあそんなものだろうというのが私の人生観だ。

 

何せ誰の誕生日を祝うわけでもない人生なのだから。

 

 

さて、最近世の中のありようだったり、身の回りの出来事だったり、ニュースの向こうの世界だったりを見るにつけ、時代というよりは世界の変わり目を迎えているのかなとつくづくに感じる。

 

日々技術は向上していくし、便利どころかもはや使いこなせない人の方が増えている。

 

他方で前近代的な戦争をロシアがふっかけており、ウクライナは窮地を迎え始めているとか。

 

大国と言われるのは伊達ではないというわけか。

 

ただ、プーチン自身の健康問題もさることながら、ロシア国内でもこの状況に意義を唱える人も少なくないようで、イデオロギーにより世界が分かれていた冷戦時代とはやっぱり価値観が変わってきているんだろうな。

 

 

私はコロナ禍でリモートワークになっていたので、その間にラジオやポッドキャストをよく聞くようになったのだけど、特に後者については何か新しいことをやってやりたいぜ、みたいな人たちがやっているので、なるほどそういう考え方もあるのかというのがシンプルに面白い。

 

私の趣味は音楽を聴いたり、プロレスを見たりといったこととは別に、考え事をすることがずっと昔から変わらないものである。

 

昔はどちらかといえば悩みだったり人生の懊悩みたいなものばかり考えていたが、最近はあんまり自分のことも興味がなくなってきたので、それよりも自分の意志とかけ離れて変わっていく世界の方がちょっと面白くなってきている。

 

相変わらず対面での営業を重視するのは日本ならではなのかもしれないが、その理由はほとんどの場合大した理由ではない。

 

雑談ができないというが慣れればできるし、いまいち温度感がわからないという理由の原因は、どちらかがカメラをオフにしているからだったりすると個人的には思っている。

 

顔を見るコミュニケーション自体は仕事でも大事だと思うけど、手段は大した問題ではない。

 

その感覚がないから自分にとって都合の悪いものを断じているだけだろう。

 

何せこの国で権力を持っているのはいまだに老人だし、その権力を強く支持しているのも老人である。

 

若も選挙行けよ!とか言われているが、そんなことをよそにすでに日本の外側に活路を見出しているわかものを、私の小さな世界ですら何人も目にしている。

 

また価値観自体も大きく変わっていて、日本人的なコミュニケーションがそもそも通じない人が増えている。

 

言わなくてもわかるでしょ、はプライベート以外ではもう通じない。

 

私はその方が楽なので、むしろウェルカムである。

 

 

また、そもそも国家とかそういう境目自体がどんどん曖昧になっていく世界になっていくんじゃないかななんて思ったりもする。

 

もちろん現実的にはそんな世界はまだしばらくは来ないだろうけど、でも国家という境目って今の世の中でどれだけの意味があるんだろうかと本当に考える時がある。

 

戦国時代のように領土をどれだけ持っているかということが重要だった世界はとっくに終わっていて、強いて言えば国際法で領有権とかが定義されているからそれを狙ってロシアみたいに侵攻しているところがあるんだろうけど、そんなことに価値を置かない、もっと協力してお互いの強みを活かしながらもっと面白いことやろうぜ、みたいな価値観がスタンダードになったら、そんなことはどうでも良くなるのかなと。

 

むしろそういう世界を考える方がよほど平和だし、楽しいんじゃないかななんて思ってしまう。

 

だって、戦争で喜んでいる人って誰なんだろうって思わないだろうか、なんて。

 

 

まあ、そうはいってもやっぱり現実的にはそんな世界は向こう100年以上は実現されないだろう。

 

ほんの小さな会社の中でも、個々人のしょうもない見栄やプライドとかいうゴミみたいなもののために腐心している人は少なくない。

 

科学や文明が集合知によって進化して、あるいは便利さが増している中で、それを使う個々人は所詮せいぜい100年とかそれくらいの時間しか生きていないし、驚くほど頭の悪い人も現実的にいる。

 

たまたま便利なツールを慣習として使えるとしても、元が頭悪いので使い方は残念でしかない。

 

もし江戸時代やもっと前の戦国時代に同じようなツールがあったとして、多分そこで巻き起こる事象は今と大差ないんじゃないかな。

 

ただ、一部の優れた人たちがこっそりとそれをもっと進化させて世界を変えていくんだろう。

 

昔でいう神は、今ではそうしたエンジニアや起業家みたいな人なんじゃないかな。

 

政治家も、特に日本の政治家は残念な人が多いので、もしそういう世界が実現されれば、政治家は世間のアホをうまいこと丸め込めることが大事な仕事で、神様の邪魔をしないようにすることが1番大事な仕事になるのかな。

 

私は元来性善説的な価値観を持っているけど、害悪になるような存在は無くなればいいと思っている。

 

まあ、そんなことを考えてしまう時点でだいぶ価値観が歪んでしまっているのかもしれないが。

 

いっそロシアが持っている核を世界中に発射して、地球そのものをぶっ壊してしまえば、全てがリセットされて平穏な世界が待っているかもしれないね。

 

そこには誰もいないだろうけど、だからエゴもないし、善悪を誰も判断しないから何も起こらないだろう。

 

平和ってのはそれでないと実現できないんじゃないのかなとさえ思う。

 

早くそんな世界が変わらないかな。

 

なんて言ってみても、生きていれば楽しいこともたくさんあるし、家族や仲の良い友達は幸せでいてほしいなと思うのですよ。

 

そんなことしなくても違うやり方でもっとお互いのメリットをもたらせるやり方ってあるんじゃないなかって本気で思っているところもある。

 

せめて自分の半径数メートルの世界だけでも、それを実現していくことが、私の人生の命題かもしれないな。


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