音楽放談 pt.2

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R指定 Queens of the Stone Ageのロック

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世界最重要ロックバンドと言えば、割と一般的に?あげられるのは、R.E.M.U2、そしてPeal Jamの3つであるらしい。

このなかではR.E.M.以外はまともに聴いたことないのだけれど、彼らがそのように言われるのは、音楽のクオリティや業界に与えた影響もさることながら、やはり社会への影響であろう。

U2なんかは日本の首相とも面談しちゃうし、新聞にまで投稿しちゃうくらい社会派としても知られているから、ロックファン以外の一般層への認知度も高い。

まあ彼のそういった行動がしばしば批判されてしまいがちなんだが、それでも何もせずふんぞり返っているだけのブタ野郎よりも遥に尊敬に値すると思う。


まあそれはともかく、世界最高のロックバンド、とした場合にはまた事情が変わってくる。

そうなったとき、別に客観的な評価なんてしなくていいし、自分の好きなバンドを挙げればよいのである。

もしFall Out Boyが最高と思えば、別にそれでもよいのである。

ただ、ロックと言うものの一般的なイメージや、あるいはそんな下らないものを超越してロックのより本質的と思える性質を考えたときに、多くのバンドがその名をあげるのが、Queens of the Stone Ageである。

Foo FightersのDaveをはじめ、NINのTrent Raznorなど、オルタナどころがこぞって名を上げ、またArctic Monkeysなんかも惚れこんでしまうような、やたらアーティスト人気の高いバンドである。


Queens of the Stone Age(以下QOTSA)は、Josh HommeとNick Orveliを中心に結成されたバンドで、アルバムごとにさまざまなアーティストが参加していることでも話題になる。

たとえば、2ndではデイヴ・グロールがドラムとして参加しているし、3rdではGarbageのシャーリー・マンソンがコーラスで密かに参加している。

また、最新作ではStrokesのジュリアンや、NINのトレントも参加している。

なんたら豪華な・・・。

ただ、これらのゲストアーティストはあくまで副次的な参照点でしかない。

あくまで彼らの音楽あり気でこのバンドの価値は語られるべきである。


音楽的にはいわゆるハードロック的な要素が極めて強く、別段奇妙なことなどやってはいない。

リフなんかも極めてシンプルで、同じフレーズを反復しているような場合が多い。

しかし、不思議なことに、そのシンプルさの中にとてもスリリングで、しびれるようなロックのエキスが詰まっているのである。

聴いていて本当に不思議なんだけど、ギターの使い方、プロダクションとか、そういうのの効果なんだろうけど、やたらかっこいいのである。

ドラムだって、下手すれば原始人の太鼓みたいなときもあるし、スマートではない。

なんちゅうか、骨太と言うか、誇りくさいようなロックであり、荒くれ者と言う表現がこれほどまでにしっくり来るバンドもそうはいまい。


また、ヴォーカルは曲によって違ったりするんだけど、多くの場合はジョシュが歌っている。

で、このジョシュのヴォーカルがまたかっこいいのである。

ややぶっきらぼうにはき捨てるような歌い方をするのだが、まあしょうがねえから歌っとくわ、みたいな感じがいやぁ、しびれる。

ちなみに、UNKLEというバンドでも、ギター兼ゲストヴォーカルをとっているのであるが、これもまたかっこいいので必聴である。

また、ニックのハイトーンでいかれたようなヴォーカルも、クイーンズの非常に大きな魅力であったのであるが、今は脱退してしまったのが悔やまれる。


画像で載せたのは、彼らのメジャーデビュー作にして、その年の各音楽誌で絶賛された「Rated R」という作品。

このアルバムは1曲目から(いろんな意味で)やばい。

ニコチンヴァリウムヴィコディンマリファナエクスタシーアルコールコカインというマントラがひたすら繰り返されドラッギーな1曲"Feel Good Hit of the Summer"である。

この1曲でも名盤決定でもいいくらいだが、まだまだ。

そんな悪ふざけみたいなだけで終わるはずもなく、そのあとの"Lost Art Keep Secret"、"Aouto Pilot"(ニックヴォーカル)、"Monster in Pallasol"などなど、病み付きな曲満載である。

最後の"I Think Lost My Headache"まで、一切だれることなく、サイケでドラッギーな曲が展開する。


ジョシュのいった言葉で、自分の大好きな言葉がある。

まさにロックと言うものを表現したようなこの言葉は、最高にいかしている。

"酒を飲みたきゃ飲め、タバコを吸いたきゃ吸え、やりたいことがあるなら迷わずやれ"

"朝起きて気分が悪かったら? ―気にするな"

いやぁ、かっこいいよ、この言葉だけでも惚れちゃうね。

彼らが最高のロックバンドと評される所以は、何よりこのスタンスにこそあるのではないかと思う。

でも、実はジョシュはものすごいジェントルメンであるらしくそういった人間性も支持率につながっているのであろう。

最近子供も出来たためか、ツアーもしていないのが残念でならない。

そして、今年のサマーソニックでの来日が実現しなかったことは、もっと残念でならない...。

日本嫌いなのかな?