
最近は昔から好きなバンドの新譜を追いかけるだけでも結構な量だし、ラジオも聞くので私の耳の空いている時間がなかなか逼迫している。
そうなると、新しいアーティストに手を伸ばす機会もどうしても減ってしまうので、出会いはいつでも受動的だったりする。
大学生くらいの時はまだ知らないアーティストの方が多かったし、毎週CDを買い漁っては好きだ嫌いだいうのが楽しかった。
これが歳をとるということか・・・というとそれとはちょっと違う問題ではあるが、いずれにせよ最近のトレンドはわからなくなるよね。
さて、そんな私がふとしたきっかけで知って、ここ最近爆裂にハマっているバンドがある。
すでに何度か触れているが、Luby Sparksというバンドだ。
結成は2016年らしく、wikiなどを見るとデビュー当時からすでに界隈ではそこそこ話題になっていたようだ。
私は確かLillies And Remainsのライブで、対バンで出ていた時にみた記憶だ。
確かその時にはまだEPしか出ていなかったくらいだと思うけど、シューゲイザーを軸にした音楽自体は結構印象に残って、気にはなっていたんだがしばらく音源を聴くことはなかった。
時は流れて昨年、またリリーズのライブになるが、ここ数年はベースのサポートはノベンバの高松くんがやっていたのだが、ツアーの関係もありLuby SpraksのNatsukiくんがサポートに入っていた。
いい感じにハマっていたのと、そう言えばちゃんと聞いていなかったと思って改めてちゃんと音源を入手して聴いたら、以来ハマってしまった。
EPをかっ飛ばしてまずは1stフルアルバムを聴いたのだけど、音楽性から曲から何からツボすぎた。
先にも触れた通り、女性のウィスパー系ヴォーカルも含めて基本的にはシューゲイザー的な色が強く、割とわかりやすいマイブラフォロワーの曲が大きな軸であると思う。
他方で90年代的なオルタナロックの影響も大きいようで、それこそリリーズが80年代のNW /ポストパンク的なものを現代で鳴らしているとするなら、彼らは90年代のオルタナ的な音楽を現代で鳴らしていると個人的には思っている。
ただ、当時のような鬱屈した空気感ではなく曲は前編にわたってポップだしポジティブ、歌詞を見ると結構切ない系のものが多いんだけど、それはバンド名の由来にもなった同名映画の世界観からの影響だろうか。
曲の印象と歌詞の内容のアンビバレント中には、ちょっとカナダのStarsに通じるところもあるかもしれない。
こちらは”Thursday”という曲で、タイトル通り木曜日の憂鬱を歌っているような曲だ。
かといって週末になってもほんの刹那的でしかないのもいいのよ。
でも曲はめちゃポップだし、間奏のギターフレーズとか個人的にたまらないのよね。
こちらはマイブラ感満載な”Tangerine”、この映像はまだデビューまもない頃のようだ。
冒頭で歌っているのがB /VoでリリーズにもサポートしているNatsukiくんで、彼が曲の大半を書いているはずである。
ヴォーカルの子はハーフっぽい感じでとても綺麗な子だったが、すでに脱退して別の子が今はヴォーカルになっているが、その子もまた綺麗な子だが声質はだいぶ違うので、それはそれで面白いが、この件はまた別の機会に。
この曲の日本語訳は公式から発表されているが、こちらも刹那的な恋模様というか、ちょっとした気持ちのすれ違いを後になって懐古しながらしみじみ感じるような感じかもだ。
まさにこんな夏が見え隠れてしているような季節にハマりすぎている。
彼らの曲そのものもすごくいいのだけど、特に私に刺さったのは90年代のUSバンド、それこそスマパンが1番イメージに近いんだけど、あのなんとも言えない切なさというかぎゅっと胸を締め付けるようなフィーリングを持っているのがいいのよね。
多分ギターの感じがそれを1番感じていると思うけど、メロディとかVoの声もいいし、全体的に言ってめちゃくちゃいいのよね。
私はなぜか夏になるとシューゲイザーを聞きたくなるのだが、同時にスマパンのサイアミ〜メロンコリーあたりのアルバムを聴きたくなるのだけど、私の中の夏の風景の何かを表現してくれているのだろう。
ちなみに2ndの方がオルタナロック色が強くなっていると感じるが、ともあれこのバンドはいい。
わかりやすいフォロワーな音楽なので、目新しさとか新しい発明的な音楽ではないと思うけど、どの時代においてもある層の人の琴線に触れるタイプの音楽だと思う。
それこそ、Serena-Maneeshとかと近いものを感じるのでまだ活動をしていたら対バンツアーとかしたらよかったのになとか思うよな。
最近またEPをリリースして、そこではYeah Yeah Yeahsの”Maps”のカバーも収録している。
シンプルながらかなり色の濃い曲なので、このカバーをするのにはなかなかの勇気だが、彼らなりの音になっていると思う。
ライブもぼちぼち組まれ始めているので、ぜひ単独に足を運びたいところだ。
最近出てきた若手バンドの中では、個人的にはダントツで好きである。