ソニマニのダメージが思いの外大きく、昨日は昼過ぎまで寝ていたが回復せず、夕方早くに飯を食って早々に寝た。
しかし、よせば良いのに酒を多少なりとも飲んだためか、今日は胃袋にもダメージが。
ただでさえ私は胃腸が弱いので、寝不足、疲労と重なるとこうなるのだ。
さらに少しだけ風邪の気もあったので、本当は今日の日中は自転車で少しでも走ろうかと思っていたが断念、とりあえずゆっくりすることに。
夕方にはまたライブの用事があったので、それまではラジオを聴きながらまったり過ごした。
なんなら昼前まで寝てた。
ようやく動ける程度には回復できてよかったぜ。
さて、そんなわけで今日はRAY主催の対バンイベントだが、作曲陣を多く招いたなかなかコアなイベントになった。
なんとdownyが出演、他にも明日の叙景、mo'some tonebenderと、シンクロニシティ色強めのラインナップだ。
しかもモーサムについては新曲の演奏もやっていたのでコラボもあるとな。
ついにこんなイベントまで漕ぎ着けるとは、運営頑張ってるな。
しかし、意外にもチケットは当日券もでるらしい。
downyの単独であればソールドアウトしていたであろが、こういうところがイベントの難しさか。
ちなみに私はモーサムも叙景も音源は未聴だが、聞いてみたいわと思っていた2組で、叙景についてはシンクロニシティで入場規制で諦めたので、良い機会である。
downyファンにRAYがどう映るか、反対にRAYファンにdownyがどう映るか、そう言ったところも見どころである。
まぁ、順番的に両者は交わらなそうな気もするが、それならそれでもったいないよなと個人的には思うがはてさて。
そんなわけで、まずはdowny、まさかの初っ端とは思わなんだ。
今年は対バン系だがライブも少しずつ入っており、これもその一環だ。
件のイベントでも、今年は色々やります、と言っていたしね。
ライブは"春と修羅"でスタート、いきなりこれとは思わなんだ。
私にとっては1、2を争う好きな曲である。
定番なのでライブではほぼ演奏されるが、やっぱりカッコいいよな。
今回は割とカオス目な曲が短い時間ながら多かったように思う。
毎回思うけど、マジでどうやってメンバーがちゃんと合わせているのか謎である。
ブリブリに重低音をかますベースに、不規則にしばき倒すドラム、ノイジーにギターに目まぐるしいシンセに、不明瞭ながら存在感たっぷりのギターボーカル。
演奏はかなりアグレッシブで音も良くて、シンクロニシティの時より完成度は高い印象であった。
ちなみに終始ノイズが止まなかったのはトラブルだったようだが、彼らの音楽にあってはそこはかとなくマッチしてしまうから、そんなに違和感はなかったりしてね。
また最後の曲でロビンのギターのストラップが取れてしまい、そこからは手に持って歌うというレアな光景も。
なんだかハプニング多めだが、それでもカッコよく仕上げてくる。
40分キッカリで、短いので物足りなさもあるが、やっぱりこのバンドはカッコいい。
そしてロビンは今日も男前だった。
続いては明日の叙景、前から気になってはいたが結局予習なしで臨む。
ブラックメタルというワードはよく目にしていたので、そういう系かと思いつつ、シンクロニシティに出るくらいだからまぁ間違い無いだろうと。
まずは演奏隊のみ登場してスタート、暫くしてボーカル登場。
グラマラスな雰囲気で、それこそソフトバレエとか、Yelyelのボーカルを思い出した。
歌い出してまたびっくり、まさかのデスボイス。
演奏陣の音の方が大きいのでやや聞こえづらいのが勿体無いが、ともあれマジでこれでずっと歌うのには驚いた。
それこそ音楽性の違いはあれど、envyとか近年のDir en grayとか、その手のバンドが好きならドンズバどろう。
ちなみに曲はドローンな感じではなくむしろポップ。
歌は何を歌っているかはわからないが、かなりショーマンシップも強いようで、ギターもしばしば台に乗ってアピールするなど、イケイケな感じだ。
ちなみにRAYに曲を書いているのはこの人らしいが、独特なポップセンスのある曲を書く人である。
ライブ序盤でロキノンみたいにオイオイ煽りだしたのにはさらに驚いた。
どんなパーソナリティのバンドなんだろうか。
その裏でベースはブリブリ言ってるし、ドラムはなかなかの手数でしばきまくっている。
初めましてなので何かと刺激的なだが、曲もライブもカッコよかったね。
彼らは海外でもツアーをしているらしく、外国人のお客さんも楽しそうに首を振っていた。
音楽性も含めて、なんか不思議なバンドだったが、今度音源もちゃんと聴いてみよう。
それにしても、ここまでの2バンドとも叙景のボーカルを覗いてみんな暗いんだよな、服が。
続くはMo'som Tonebender。
昔日本のギターロックをあれこれ聴いていた時に興味を持ったのだが、また別の方向に興味が移ったので結局聴かずじまいとなっていた。
まさかそれをアイドル主催のイベントで観ることになるとはわからないものである。
割と古株のようなファンも沢山いる。
ベースの人が盛り上げ役なのか、見た目にもなかなかインパクトが。
プロレスラーの石井智宏みたいだ。
ライブが始まると、まずその音の太さにビビる。
ギター、ベース、ドラムのスリーピースだが、えらい音圧である。
今日は全体的に音がデカいなとは思っていたが、それにしてもだ。
意外だったのは、もう少し歌とかもゴツいのかと思ったが、割とハイトーンでポップ。
百々さんはカード・コバーンみたいなサングラスをかけていた。
日本のオルタナロックて感じでカッコよかったな。
そして最終でRAYと提供曲でコラボ。
ベースの人のリングアナ顔負けのナイスアナウンスでメンバー入場、一応対戦という口上なのでそれらしく振る舞う様が可愛らしい。
そして生演奏でのコラボだが、やっぱりこのグループはバンド演奏に合うよな。
ボーカル音量も調整していたのか、バランスも良くて良い感じでした。
そして本日のトリ、RAYである。
思ったよりも会場には人が残っており、また終盤までどこかに控えていたオタク連中もゾロゾロと前に躙り出てくる。
私も前の方にいたが、集まってやたらとほたえ騒いでうるさかったので場所を移動した。
ともあれ、ライブは気合い十分とばかりに"星に願いを""火曜日の雨"と、明日の叙景、downy提供曲でスタート、そこからはダンス系の曲に行って、シューゲイザーな曲で締めるという流れ。
前段のバンドたちがそのキャリアもあるから流石すぎる凄まじいライブをかましたが、臆することなくかましていたな。
特にバンドとの対比的に、半分以上インストでダンスしまくる曲をやるのも、そこにアイドルとしての意地も表現したのかなと。
音響側もいつも以上に音がでかいし、負けねぇぞとばかりのそちらの気合いも十分であった。
ライブ自体はいつもよりステージも広いためか、非常に躍動感もあるし、割とストイックなバンドとの対比とばかりにアイドル全開のパフォーマンスも良かったですね。
果たしてバンド目当てできた人たちのうち、どのくらい残っていたかわからないが、果たしてどんなふうに響いたのか、聴いてみたいところだ。
終演後は出演者みんなで記念撮影。
良い年したおっさんらが、アイドルの子達に促されながらグダグダしている様がなんか可笑しかったな。
そしてロビンは酒に酔っているためか、なんか陽気で退場際になんか踊ってたな。
かくしてなかなか長丁場なイベントは終了したが、冷静に考えてこのラインナップはなかなかエグい。
私は2バンドが音源未聴で完全初めましてだったが、余裕でカッコよかったし、めちゃ楽しめた。
やはりRAYはTIFなどのアイドル系のイベントではなく、シンクロニシティなどのオルタナ系イベントを目指す方がマッチするのでは無いかと本当に思う。
ともあれ、先週に引き続き割とライブをねじ込んだが、それぞれに楽しめてよかったね。
帰って飯食って、少しだけビール飲んでゆっくり寝よう。