ここのところなかなか更新ができていなかったのだが、10月からこの11月にかけてもちょいちょいライブは足を運んでいる。
ただ、仕事が忙しくてね・・・。
とはいえずっと放置しておくと、もう一生更新しなくなってしまうのでたまには気持ちを乗せておこうというわけである。
正直細かな記憶は薄れているものの、まずは残すことが大事である。
まずはこちら。
10/30 Hiatus Kaiyote @ 豊洲Pit
先月末に開催されたHiatus Kaiyoteの来日公演だ。
フジロックにも出演して話題をさらったオーストラリアの変態バンドだが、かねてよりライブを見たかったバンドの一つだ。
音楽的にはジャズ、R&Bが軸にあるのかなと思うが、もはやジャンルに縛ること自体がナンセンスなカオスな音楽性を持っている。
音源で聴いても暴れ散らかしているので、これってライブでどうなるんだろう、と素朴に思うよね。
で、会場は豊洲Pit、キャパ的には3,000人くらいらしいが、体感的にはもう少し入っていたのでは、というくらい客入りも良くほぼ満杯だ。
客層も幅広くて、日本にもちゃんとこれだけのファンベースがあるのかと感心する。
さて、ライブは5分くらい押してスタート。
残念ながらステージははっきりとは観えないが、時折人の好きまで垣間見える程度ながら、まずはフロントウーマン、Nai Palmの華が目を惹く。
過去に同じような感覚を得たのはそれこそKaren Oくらいだが、人としてなんか華やかというか、やたら目を引いてしまうというか、そういう人ってやっぱりいるんだよね。
実はかなりハードな人生を送っているらしいけど、圧倒的にパワフルでポジティヴィティの塊みたいな存在感である。
歌を歌い時にギターを弾き、時折日本語でもMCしたりと大忙しだが、何より終始楽しそうだ。
他のメンバーもまあとにかく陽気なバンドである。
普通にメロウな曲もあれば、意味不明な曲もあり、まあとにかくすごい。
英語で観客に語りかけるも、英語わからない日本人に戸惑う場面もあったが、めげずに語りかけ、なぜか猫の大合唱が起こる。
思ったより長時間演奏してくれて、アンコールなしの2時間弱くらいだったろうか。
バンド全体のテクニックもすごいし、みんな陽気だし、最高でしたね。
しかし、豊洲遠いな・・・。
11/4 Lillies and Remains @Space Odd
続いては11月初っ端のLillies and Remains、今年は活動が活発だ。
今回は昔の曲もやりまっせという企画ライブだが、年に数回ライブがあるかないかの彼らなので、正味ライブやるだけでこの曲聴けた!みたいな感動はあるんだけど、それでもこういう企画は嬉しいよね。
今回はドラムは久しぶりCollectorsの阿部さん、ベースはLuby SparksのNatsukiくんである。
まあね、ライブについてはもはやいうべくもなく最高なんですよ。
私は彼らの曲って情緒的に感動するとか理屈的にどうこうじゃなくて、直感的にかっこいいなと思ってしまう。
ちょっとキザで硬派な音楽性が私には刺さるんですね。
この日はカバー曲も何曲かやったんだけど、なんとSoft Balletのカバーも披露。
おそらくフジマキ経由で出会ったのではないかと思うが、オネェさん方がふりつきで踊っていた姿が印象的であった。
そんな感じで、ガチのリリーズファンから図らずも出会った(であろう)ファンまで、楽しめるライブであった。
いやしかし、ほんとセンスいいよな。
11/17 RAY @1Shibuya Cyclone
そして今日は久しぶりにRAYのライブへ。
このところ土日の日中は自転車で出掛けていることが多いのだけど、週半ばくらいまでの天気予報では土曜日は曇り、日曜日は半分以上雨の予報だったので、土曜に外出、日曜はライブでも観にに行こうとなったのだ。
しかし、蓋を開けてみたら今日日曜日はめっちゃいい天気、昨日は雨こそ降らなかったが寒かったのよね・・・。
ともあれ、今日は60分、アッパーな曲縛りということで、結果楽しんだんですけどね。
元々大塚のライブハウスを拠点としていたが、最近は渋谷、下北沢あたりの会場でのライブが増えており、今日も渋谷だ。
割とコアなバンドのライブへも足を運んでいる方だと思うけど、この会場はRAYのライブで初めましてであったな。
東京ってのは、まだまだ広いな。
それはともかく、先日メロウな曲中心のライブをやったのでその対になる企画というわけだ。
ちなみにメンバーの1人、愛海さんが活動休止してから観るのも初である。
やっぱり5人揃っている方がいいですね。
セットリストも期待を裏切ることなくアッパーな曲中心、個人的に久しぶりに観る曲もたくさんあってよかったね。
個人的に気になったのは、いつもより煽り的なことが多かったこと。
これは今回のコンセプトが故か、あるいは最近バンドセットでのアウェーでの経験ゆえかわからなかったが、なんかみんな脂が乗っている感があってよかったですね。
また、オケについても特に”フロンティア”なんかは低音がさらに強められているような印象であった。
演出として風船飛ばしたり、サインボール投げたりというものもあったけど、それはおいてもなんかパワーアップしているなという印象だった。
オタクたちも元気いっぱいだったな。
ちなみに久しぶりの愛海さん、活休前は歌声も苦しそうだったが、今日は音程も安定していたし、なんやかんや内山さんに次ぐ安定感を持っているなと感じた。
次ぐ、というのも言い方悪いけど、基本的なスキルは高いんだなと思ったので、引き続き無理せず頑張って欲しいところである。
そんな感じで、なんだかんだ定期的にライブへは行くのだけど、やっぱり楽しいんですよね。
今後も結構な頻度でチケットを買っているので、引き続き楽しんでいきたいところだ。
でも、本命がなかなかこないのよな・・・。