今年は結構ライブヘは足を運んだが、一方で音源については例年ほど聴いていないように思う。
リモートワークがメインだったし、下期は出社をちょこちょとしていたとは言え干渉もされないのでイヤホンを耳に突っ込んだ状態ではあったが、ラジオをよく聴いていたからな。
新譜についても、先日今年買った新譜をざらっと並べてみたが、トリプルファイヤー、St.Vincent、Toro Y Moiなど、そう言えば買っていないぞ、というものもあったのよね。
一方で、新譜ではないが今年になって聴き始めたものもあったわけだが、中でもLuby Sparksはどハマりしたな。
初めて観たのはもう数年前のリリーズとの対バンだったのだけど、その時はまだEPが数枚出ていただけの頃で当時はそこまでハマったわけでもなかったんだよな。
ところが、何きっかけだったかは忘れたんだけど、ふと1stアルバムを買って聴いたところこれはいいぞ!となったのよね。
それから2nd も買って、今は次作を待ち侘びる日々だ。
またライブきっかけでEyrieもアルバムをひとまず1stを買った。
ジャズをバックボーンにしており、曲によってはMouse On The Keysっぽさもあり、ただキーボードが全面に出る曲だとポップで人懐っこさもある。
ライブパフォーマンスでは銀盤の女子2人の蓮弾きなんかもやるのでステージ映えもするし、ドラム男子は見た目おとなしそうだがパワフルでいいのよね。
ライブを見たいと思うアーティストの一つである。
サマソニではPhoenixを初めてまともに見て、これいいなと思って今更アルバムを買ってきたりね。
そしてなぜかBloc Partyの1stを今更よく聴いたのよね。
ほぼリアルタイムに近いタイミングで買って聴いていたけど、当時はそんなにハマらなくて、それこそヴォーカルがインタビューであちこち毒付いているのがなんか嫌だったし、同じところに並べられていたMaximo Parkの方が断然好きだったのよね。
今でもMaximo Parkは大好きなんだけど、Bloc Partyもこうして聴いてみると全然違うよね。
単にプロデューサーが当時話題だった人で同じというだけだったように思う。
そのほかでは、正直新しいアーティストは聴かなかったし、ぼちぼち今年のベストアルバムも各所で発表されてきているが、ほとんど知らないアーティストばかりであった。
流石にロッキンオンはベテラン勢を基本的には評価して、申し訳程度に若手を出してくるような感じなので知っているもの多かったけど、こういうランキング自体もあまり興味がなくなってしまった。
10月頃にハードディスクがクラッシュして音楽データが全部飛んだので復旧作業をここ2ヶ月ずっとやっていて、改めて音源を読み込ませている中で久しぶりに聴いているものもあって、そういうのも楽しんだよな。
それこそAutechreも久しぶりに聴いてみたりすると、以前よりもちゃんと聴けるんだよな。
昔は意味不明な音楽の一つだったんだけどな。
感情が磨かれたのか、ピーマンが美味しくなるみたいに何か器質的な変化があったのかわからないが、いずれにせよ楽しめるものが増えるのはいいことである。
私はちょうど一年前に転職したのだけど、仕事も流石に覚えてきているが、今になってようやく勉強していることもたくさんある。
具体的な案件がなかったからね。
なかなか取れなくてね。
ここ2ヶ月くらいは結構忙しくて、考えることが非常に多い。
いうてもちゃんと休みは取れているし、寝ている暇がないほどではないのだけど、私はあまり無駄なことには拘らないのでね。
それでもやらないといけないことは最大限やっているし、未経験のことも2回目にやる時は即最低限の工数でこなせるようになるから。
この辺りのスキルとマインドはこれまでのキャリアで築き上げたものだよなとつくづく思う。
自律神経系の不調は日によって多少差はあるが、今はだいぶ楽にはなったしね。
それでもたまにストレスが高まると頭がぼーっとして死にたい気持ちにも苛まれるけど、それすらもメタ認知できるようになってきたのはいいことなのか。
休日に自転車で遠くに行くことがすっかり習慣になっているので、それがいいリフレッシュになっているんだよね。
遠くへは行けるようになったり、長いこと漕いでいても大丈夫になってきたけど、速度については全然伸びないので、年明けあたりにローラーを買って自宅トレーニングを強化しようと思っている。
ダッシュ的な練習は自宅で短時間でやって、ロングライドは引き続き趣味として楽しむ。
そんな感じでやってみようかとね。
いずれにせよ、今年はなかなか充実した1年だったな。
元気いっぱいだったおじいちゃんが大往生して、20年ぶりに親戚衆に会って、兄とも数年ぶりに割と長いこと話をして、なんか色々と思うことも多いよね。
時間は確実に流れているし、自分は確実に老いていく。
似たような時間軸で生きている同世代ともよく遊ぶので、普段はあまり感じないけど、そんな彼らとの会話の内容も少しずつ変わっていくしね。
来年はいよいよ40歳である。
自分が昔思っていたよりは悲壮感はないけど、かと言って希望に満ちているわけでも充実しかないわけでもない。
今でも不安の方が多いし、人付き合いはますます億劫になっていく。
不幸なわけではないけど、真綿で首を絞められるようなじわじわとした窮屈さみたいなものにずっと襲われているような感覚もある。
最近いわゆる毒舌とか、人をただ攻撃的に言及するような人とか、見ているとしんどいんだよな。
SNSでは猫や動物の画像ばかり見るようにしていて、そうするとTLが穏やかなんよ。
平穏が欲しい。