音楽放談 pt.2

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ラストライブは晴れやかに ーPlasticzooms

5月も最後の金曜日はPlasticzoomsの活動休止前のラストライブであった。

 

活動休止とはいえ、実質解散に近いものだろう。

 

すでにVo. Shoのプロジェクトとしてのバンドという形になって久しいが、いうても正規メンバーとしてベースのJunはいたわけだが、正直バンドの体は成したいなったのかなという感じだ。

 

それはそれとして、こうしてラストとなるのは残念なことである。

 

 

今回のライブはちょっとしたイベントのような編成で、ライブ自体もこれまで行ってきた企画・コンセプトを元にしたを2部構成、更に開園時、幕間、クロージングでDjを呼んでいた。

 

Djの1人は以前Alice Giftを招聘した人である。

 

なんか最近この人よく観るよな。

 

日本のポストパンク/ゴス界隈でちょっとした有名人なのだろう。

 

幕間の女性DjはDepech Modeのリミックス的な曲をかけていて良かったね。

 

 

それはともかくライブである。

 

第1幕はPersonal Communication Setと銘打たれた彼らの楽曲でもシンセの強いエレポップ系の曲を中心に演奏された。

 

彼らのこの手の曲はどれもメロディもいいし、ロマンチックですらあり非常にいい。

 

Shoも割とシンプルなコーディネートだ。

 

セットリスト的には初期から最新作まで、代表曲を網羅する内容だった。

 

個人的には『Secret Post Card』が好きなのだが、結局このEP収録の曲はライブで聞くことができなかったな。

 

まあ、シンセメインのアルバムなのでメンバー構成的にも難しいのかもしれないが。

 

ともあれ、"Maniac"も早々に演奏されたり、新曲はもちろん先日のBODYの企画で制作されたカバー曲も披露。

 

全体的にポップで彼らのそういう側面が改めて感じられるセットリストだった。

 

やっぱりいい曲書くよなと思ったし、普通にもっと売れてもよかったのにとは思うんだけど、一方でシンガロングな曲でもないし、この界隈の音楽を聴かない人には暗い音楽に響いていたのかもな、とも思った。

 

それでも、やっぱり勿体無いよな・・・。

 

このパートのラストもカバーだが、もはや彼らの代表曲とも言える”To Cut A Long Story”だ。


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この曲は原曲もシンセ音の印象的な曲だが、彼らのカバーはよりパンキッシュな風味もあってかっこいい。

 

この日は女性客が結構多かったが、みなさん楽しそうにぴょんぴょん跳ねながら楽しんでましたね。

 

 

前半が終わってDJタイム、墨がばちばちに入った女性DJだが、先にも書いたようにDepech Modeのリミックス系やSoft Cellなど80年代ダークシンセポップ中心でよかったですね。

 

メイクを完了したShoがフロアに現れて密かに楽しんでいた。

 

そんなわけで本当に最後の第2幕、Die Kusse Setと銘打たれたこの回ではダークでパンキッシュな曲を中心に演奏された。

 

Shoはメイクもファッションは悪魔的。

 

メンバーも目の周りを黒く縁取るなど少しだけ色を寄せている。

 

"Fromt Attack"”Crack””BUG”など、ここでも代表曲を網羅したベスト的なセットリストで乾いたポストパンサウンドがかっこよかったですね。

 

ソールドアウト公演なので前半よりも客数も増えており、外人さんの姿もちらほら。

 

Youtubeのコメント欄を観てもわかるが、彼らには一定の海外のファンベースもあるので、こうした狭いライブハウスでも足を運ぶ人もいるだろう。

 

昔渋谷の100人キャパの会場でMelt-Bananaを見たことがあるのだけど、そこでも外人さんが物販でメンバーにキラキラした目で話しかけており、パスポートにサインを求めている姿を目撃したことがあるが、それはさておき。

 

改めてライブを観ていて思ったのは、アルバムは全部持っているけどシングルだけのリリースの曲も結構あったなと今更気がついて、それらも収集しようと思った。

 

正味60分ほどのライブはあっという間に終わりを迎え、オーラスラストはセルフタイトルアルバムのから”Smoke Motion”で終幕となった。

 

 

終幕後は、元々しないつもりだったけど、と言ったながら興奮気味にShoが少しだけMCをした。

 

MCといっても挨拶程度ではあったが。

 

そして写真撮りましょう、なんて呼びかけるとサポートしたドラマー(前半後半でそれぞれ違う人がサポート)と、3歳か4歳くらいと思しき娘ちゃんも登場、娘いたんだ。

 

アンコールもなしでステージからはけていき、こうしてラストライブは幕を閉じたのであった。

 

 

ライブ中もメンバー間で目を合わせて笑顔を見せるなど、全体として非常にポジティブな雰囲気であったね。

 

ド派手なギタリストも見た目の割に丁寧なギターを弾く印象だし、ドラマーはサポート含めて見た目的にはエモ系バンドにいそうな感じだが、同期ともバチっとハマってよかったし。

 

ただ、気になったのは正規メンバーであるJunとShoの関係値だ。

 

前回のBODYの時の集合写真にもJunだけ写っていなかったと思うし、今回も終焉後に彼がShoとハグをするような場面もあったけど、なんとなく距離を感じさせる印象だった。

 

やや照れくさそうというか、そんなそぶりも見せるJunに対して、Shoは軽く体を当てる程度に接して流れるように他のメンバーと抱き合っていたし、それを見たJunが何か思うようにやや後ろ髪をひかれながら最初に控え室に戻って行った。

 

MCでも彼に一言も触れることはなかったし、ShoからJunの名前が出たのは撮影の際の1コマ、配置的にバランスが悪かったようで仕切り直す場面があったのだけど、そこで動いたのはJunだった。

 

ステージ上の細かな様子はよく見えなかったけど、恐らく始めたShoとJunが真ん中にいて、周りを囲むように他のメンバーは配置されていたのかなと思うけど、バランスを取るためとJunが移動、しかしShoが娘を抱いていたこともあって、多分顔が隠れる格好になってしまったようで、カメラさんから「顔隠れちゃっているのでもう少しこう・・・」などとディレクションが飛ぶと、すいませんJunくんが・・・みたいなちょっといじりっぽい感じの言葉を発した時のみだったのよね。

 

バンドのバランスだったり関係値はどうなっているのかわからないが、色々あるんだろうなとは思ってしまったな。

 

まあ、全て円満でもないのは人間関係の常であるからね。

 

 

そんなわけでプラズーのラストライブは終了。

 

聴きたい曲はたくさんあったけど、まあ仕方ないな。

 

今後Shoはソロでもやっていくだろうし、Junは足元はRAYのバンドセットで不定期ながら継続的にやっている。

 

それぞれの今後の活動には期待しつつ、音源はまた聴き続けていくだろう。

 

ライブとして聴くことはもうできないかもしれないが、楽曲そのものが色褪せるわけではないからね。

 

でもやっぱり、バンドとしても仕上がってきているから残念だなと思ってしまうよな。


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