音楽放談 pt.2

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憧れと現実

先日ある理由でレコードプレーヤーをゲットした。

 

一万円くらいの安物だが、密かに憧れていたのでエントリーとしては十分だ。

 

私は音楽が好きだし、音響マニアみたいなアーティストの曲も聴くので、できればいい環境で聴いてみたいわ、などと思いつつそこまで耳がいいわけでもないので、言ってしまえば雰囲気を楽しんでいるのが実際だ。

 

レコードについてもCDよりも音が良いなどと言われていたこともあったが、一概な話でもないよね、という冷静な見解が玄人筋から出て久しい。

 

私の場合はレコードで聴く感じっていいよね、という単なるミーハーみたいなものである。

 

あとは純粋にどんなもんかしらという興味だ。

 

健全だろ?

 

 

それと実はもう一つ大きなことがあって、それはNine Inch Nailsの最高傑作『The Fragile』のLPだ。

 

私はこのアルバムが相変わらず最高傑作だと思って憚らないが、LP盤は当時完全版みたいな感じでリリースされて、収録曲や一部曲のアレンジがCD版とは違ったのだ。

 

調べたらほぼ同時くらいのリリースだったみたいだが、私は完全に後追いであったし、そこまでコアな音楽ファンというわけでもなかったのでそれに気づくのは大分後なんですね。

 

そもそもNINほどのビッグネームなので、当然ながらLPは高騰し、完全にプレミア化していたようだ。

 

一体どんな感じなんだろうかと憧れだけを持って、いつのまにか忘れていたくらいだ。

 

 

ところが2017年にLPもリマスターで再販、今も公式でも買えるくらいになっている。

 

それを知っていつかは…と思っていたわけだが、この度レコードプレイヤーをゲットしたのでこれ好機というわけだ。

 

Amazonで速攻注文して、届いた安物のプレイヤーに乗せたわけである。

 

 

レコードに針を落とした瞬間のジジジッていうあの音、おお!レコードや!とそんなことでちょっと感動してしまう。

 

プレイヤー自体に一応スピーカーもついているが勿論お粗末なものなので、家にあるスピーカーに繋げて聴くのだけど、それも安物なので悪くはないが高が知れている。

 

そんなにクリティカルに何かが変わるわけでないし、そもそも最近このアルバムも聴いていなかったので、そんなに違いがすぐにはわからなかったのが正直なところだ。

 

ただ、やっぱりこのアルバムはいいなと再確認したし、CDとは少し異なる構成ながらこれも良いなと。

 

リミックスアルバム『Things Falling Apart』に収録されていた"10 Mikes High"も終盤に収録されており、しっかりアルバムに馴染んで違和感ないのは流石だ。

 

また視聴体験としてはCDは2枚組だったしサブスクならひと連なりなのに対して、LPは3枚組。

 

それぞれA面B面なので、都合5回はレコード盤をひっくり返したり交換したりをする。

 

どの曲で各面を終わらせるかということもかなり設計しているだろうし、先の追加収録もこうした動作を想定してのことだろうとも思う。

 

トレントはオタクなので、なんとなくでこんなことしないだろうしね。

 

そうした味わいもよいものである。

 

とはいえ、ただ耳のなぐさみではなく音楽の体験という意味でもレコードは面白いなと思った。

 

 

ただ、やっぱり難しさもあるもので、プレイヤーが安物であるがゆえか、音飛びが思った以上に発生してしまう。

 

調べるとレコード盤自体が原因の場合があるかも、というのも見かけたので、実は他にもいくつか買ったもので試したが同様だった。

 

特に始めと終わり、つまり円盤外周と中心付近に来ると顕著に発生するので、これはプレイヤーの問題だと。

 

そこで少し調べると、どうも土台と回転板の間に隙間が出来ている。

 

試しにそこを外して解体すると、後ろで止めるネジの長さが合っておらずネジを最後まで締めても余っているような状態なのだ。

 

果たしてこれがクリティカルかはわからないが、わずかでも針がずれればあとは飛ぶので、この遊び部分が悪さの可能性は大だ。

 

これまた人生で初めてナットとワッシャーを注文。

 

ネジのサイズなんてこれまた初めて調べたぜ。

 

多分今日明日には来るので、それで余した部分をカバーして様子を見るか。

 

今年40になったが、まだまだはじめましてなことはあるものである。