音楽放談 pt.2

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Lillies and Remainsはずっとカッコいい

梅雨なんだかなんだかわからんが、ともあれ気がつけば6月もあと僅か。

 

祝日のない月としてとかく嫌われがちだが、最近ではどの季節に属するかも危うくなってきた。

 

特徴もないしね。

 

そんな6月の悲哀はさておき、今月のライブ締めはLillies and Remainsのツーデイズワンマンだ。

 

今年BODYで観て以来まだ2ヶ月かそこらしか経っていない上に、ツーデイズだ。

 

一体何があったのかと訝りたくもなるが、当然ファンとしてはただ嬉しい。

 

ありがとう。

 

今回はMinimal DynamicsとNew Wave Synthesisというコンセプトの下、2日とも全く違うセトリとなること、加えてVJも入れてステージを彩るというかつてない企画色も万歳だ。

 

彼らの曲は鋭角なギターリフをかき鳴らすポストパンクな曲と、シンセの音色が鮮やかで少しセンチメンタルなメロディが際立つ曲と、大きく2つの特徴があるので、そうした色で分けたセトリになるのだろうことは想像せられた。

 

私はどちらも好きだし、それぞれのバランスも愉しみの一つではあるが、改めてそれぞれに分けて聴くのもいいじゃないか。

 

しかも曲被りなしなら尚のことである。

 

物販も新しくなったって?買うよ。

 

もちろん先行で通し券買ったよ、最高。

 

もうすでにありがとう。

 

木金という平日開催とはいえ、私はリモートな上仕事もワタついていないので余裕だ。

 

たとえワタついていてもこの件に関しては余裕だ。

 

お昼頃にはソワソワし始めて、さっさと仕事を投げ出したのは2日とも共通する行動だ。

 

 

Day 1: Minimal Dynamics

そんなわけで、まずはMinimal Dynamicsと銘打たれた初日。

 

むせ返るような暑さと湿気、そして微妙にしとしとと降る雨の中渋谷へ向かう。

 

ほぼ時間通りに始まり、急な暗転とドでかいSEが鳴り響く。

 

バックスクリーンに新しいバンドロゴもドカンと出てくるが、かっこいいじゃないか。

 

バンドメンバーはリリーズの2人に、ベースは安心の高松さん、シンセもお馴染みの益久さん、そしてドラマはなんとパープルの人だった。

 

ちょっとしたスーパーバンドだ。

 

ライブは初っ端からジャギジャギしたギターが炸裂しまくり。

 

初期の曲はソリッドな曲が多くてやっぱカッコいいのよね。

 

特に2ndの曲は骨太で強度が違う。

 

アルバムとしての完成度も高いが、やはりそれは個々の曲がいいからに他ならない。

 

最高。

 

他方で最近の曲はシンセも存在感が増していて、そのせいもあってかメロディアスでからまたいいのだ。

 

今回はかなり益久さんも生で弾いているパートや、曲入りの際にノイジーに奏でたりといつも以上に躍動していた。

 

ちなみに、いつもはサングラスをしているがこの日はせずに、もじゃもじゃの前髪を垂らしてポストパンク仕様だ。

 

みんなビジュアルいいな。

 

VJはいくつかついていない曲もあったが、総じて世界観もハマっており見事にハマっていたな。

 

元々ライティングだけでも十分に様にはなるけど、また違う感じに見えていいですね。

 

 

1曲あたりはそんなに長くないので、かなりのペースで演奏は進んでいくのであっという間の終盤だ。

 

意外だったのは"Falling"をやったこと、割とシンセのイメージの強い曲なので、この日にやるとは思わなかった。

 

まぁ、さすがにアグレッシブに偏りすぎるところもあるから、少しバランスを取ったのかもな。

 

そして"Sperior"も演奏されたけど、この曲はやっぱり開かれてるよな。

 

ラストはお馴染みの"This City"で締め、アンコールなしで初日は終わった。

 

"The  Fake"やらんのかい!のこれも意外だったが、きっと2日目にはやってくれるだろう、なんで期待を胸にこの日は会場を後にした。

 

 

Day 2:New Wave Synthesis

というわけで2日目、昼間は晴れていたが夕方からは少し雲が出てきて、一瞬雨がパラついたが無事何事もなく会場に到着。

 

昨日大好評だったようで、物販は少し寂しい品揃えだ。

 

それはともかく、昨日より少し早くついたのに会場の入り具合はほど同じだった。

 

みんな、せっかちさんやな。

 

そんなことを思いながらもまずまず悪くない位置を取れた。

 

 

ライブはこのコンセプトにマッチしまくりの"Like the Way Wa Ware"でスタート、リリーズの夕暮れ系シンセポップだ。

 

いい曲。

 

メロウな曲が中心なんだけど、特に3rd以降のこの系統の曲はなぜか夕景が浮かんで仕方ない。

 

なぜだ。

 

そして"Neon Light"から続けて"Wreckage"、そして"Go Back"あたりの流れはたまらなんだな。

 

彼らの曲はギター曲ならギター、シンセ曲ならシンセ部分がいわゆるサビで、まさに彼らの音楽を感じる瞬間である。

 

割とシンプルなリフの反復だったりするけど、それが良いのよね。

 

そして中盤にはマシンガンリフがバチバチにかっこいい"I Survive"、アルバム未収録のシングル曲だが、この曲はホントかっこいい。

 

また、ライブで久しぶりに"Greatest View"も聴けたのだけど、この曲も切ないシンセがホント好き。

 

もうずっとカッコよくてずっと好き。

 

"New Life"はVJもすごくハマっていて、今回はこれがラストか?と思ったら違ったが、本当にこの曲はライブラストにもハマるな。

 

本人もMCで言っていたが、そこで言わんでええやろと思いつつ、この辺りの人懐っこさがKENTか。

 

ラストは"Trans"出会った。

 

この日もアンコールはなし、加えてやっぱり"The Fake"は今回やんなかったな。

 

 

そんなわけでツーデイズはどっちもやっぱり最高だった。

 

今回ドラマーのみ2日とも違い、2日目はSyrup16gでも叩いている人らしいが、なんかめちゃくちゃハマっていたな。

 

確か"Greatest View"だったと思うけど、大きくタン!と鳴らした後に静かに入っていく感じとか、曲のニュアンスにバチっとハマっていたんだよね。

 

基本みんな上手いし違和感なんて全くないんだけど、ハマってるな、ていうのは初めて感じたな。

 

高松さんのベースは鉄壁なので、本当にリズム隊が強かった。

 

その上で鮮やかなシンセもすごく良いし、もちろん2人のギターも乗りまくってた。

 

正直2日目の方が仕上がっている印象だったな。

 

まぁでも、やっぱりどっちも良かった。

 

 

8月末には久しぶりにシングルをリリース、それに合わせて9月にまた単独をやるらしい、

 

ありがとう、引き続き元気に、美味しいもの食べて、太い実家に適度に甘えながら最高な音楽を続けてほしいものだ。