先日大きな買い物をしたのでしばらく出費を控えなければいけない。
何って、新しい自転車を買ったのだ。
今乗っているものも十分に乗れるしメンテナンスもちゃんとやっているので問題は何もないのだが、脚力も上がってくると少しスペックの高いやつに乗ってみたくなったので、折角ならと奮発してみたわけだ。
そんなこともあって今はライブは控えているのだけど、昨日は配信を久しぶりに観た。
しかも敢えて。
何かといえば、日向坂46のメンバー、松田好花さんの卒業ライブだ。
日向坂は元々あちこちオードリーがきっかけで知って、それから深夜バラエティは長らく観ている。
坂道系で唯一全メンバー、顔と名前が一致する。
その番組で私が松田好花さんも出ており、印象的だったのはまさに散々こすられている3回も泣いた会だった。
当時さまざまなバラエティに出始めていた頃だったようだが、その中で迷いまくっているという話をしながら泣くという事態に。
後にこの子はそもそも涙腺が緩いというのを知るのだが、初めて観た私は素直に大変なんだなとか、この子真面目なんだろうなとそんな印象を持ったし、それ自体はその通りだった。
そこから彼女らの冠番組でオードリーがMCをしているのも知ったので観るようになったわけだ。
それからはさまざまな番組で呼ばれるようになって、ANNにも抜擢、ラジオ単独イベントも開催され、さらに番組の企画で放送作家もやったりと、なかなか独自な活動を広げてきている。
更に彼女が最後の参加となる曲で、なんと作詞もやったのだ。
で、そんな彼女の活躍の裏側にはまさにあちこちオードリーでの若林のアドバイスがあって、この時に言われたこと、その後別番組でも言われたことをずっとやり続けているらしいのである。
すごいことだ。
とまあそんなわけで、私が日向坂に興味を持ったのはまさに好花さんがきっかけであったのだ。
曲については正直あまり好みではないのであまり聴いてはいないし、ライブなどにも足を運ぶことはなかったが、そんな彼女の卒業ライブということで、最後だし本業アイドルも観ておこうというわけである。
初めての日向坂ライブだ。
普通にPPVでも買おうかと思っていたけど、彼女らの番組を配信している動画サイトに登録していればそれで観られるという太っ腹なことだったので、無料期間で見たろと思って登録したのだ。
後にまた触れるけど、これもひょっとしたらこの子の意向もあったのかなと思っている。
普通にPPVでやれば結構な収益になっただろうに、敢えて登録していれば観られるという風にしているのは登録促進だろうし、嬉しいのはプラットフォームとファンである。
ライブはセトリや演出など本人が主軸に考えて、全編通して正に彼女のグループ愛が溢れたような内容だった。
詳細はあちこちに出るだろうから端折るけど、ほとんどプロデューサーみたいな目線で組まれているようだった。
この手の大手アイドルはオーディションごとの期があり、彼女は2期生にあたる。
なんなら前進は別グループの妹的な感じなのかな、その時からいるので日向坂としては1期でもあるメンバーだ。
昨年春に彼女の先輩に当たる1期生は全員卒業済み、2期生も残るは彼女含め3人で、カウントダウンは始まっている。
そんな中で5期生が入ってきて、しかもどえらいスター性のある子も入ってきて注目度も一気に増している中で、間の期生は不遇な部分があるのは私から観ても感じるところだ。
今回のセトリではいろんな組み合わせでパフォーマンスされたのだが、各期別でやったパートではメッセージを込めた選曲になっており、出てきた瞬間に既に涙目、なんなら泣いているメンバー多数だった。
正直グッときてしまったね。
本人たちにしたらたまらんだろうな。
私はナルシスティックなスターも好きだけど、こういう他の人のために自然に動ける人はすごいなと思うし、またそれを受け取った人たちがそれを糧に成長する姿を観ると感動してしまうのだけど、それをこの大所帯のグループでやっているわけだ。
本人も悩んで、苦労して、いろんな人に助けてもらったから今があると思っているから、今度はそれを自分でやっているってのは、なかなかできないよ。
あんな一回の番組で3回も泣いていた子がこんなに逞しくなるものかねと。
このマインドも、若林の「なかなか全員にホームラン打たせてあげられないのが悩ましい」といった発言に感銘を受けて、できるだけ余す所なくそれをやりたいと思ってだったんだろうなというのを感じるんですよ。
グループのカラーを作ったのは初期メンバーではあるにせよ、この難しいタイミングでグループの土台を固めて、期ごとの関係性をつなげてきたのは好花さんなのではないかと、私のような遠目に見ている程度でも感じるところがありましたね。
割と泣きどころとなる曲は割と序盤〜中盤で持ってきて、本編ラストは盛り上がる曲にしたのもファンに向けて楽しく終わってほしい、ていう思いなのかなとかね。
オーラスはドレスに着替えてのアンコール兼セレモニーの後自身で作詞した曲で締めたわけである。
この規模のアイドルでこういうのやった人っているのかな。
この曲の歌詞は、グループアイドルやっている子ならかなり刺さる内容なんじゃないかなというものだ。
もし秋元康作ならまあまあまあみたいな感じだけど、当事者自らの経験で書いているので、これまでのストーリーも踏まえると良いんですよね。
彼女のアイドル生活としてはエンディングテーマだけど、曲自体は延々歌い継げる内容だと思うし、ファンにとっても今後こうしたメンバーの卒業があってもネガになりすぎないようなものになっている。
全てが彼女のグループ愛に満ちており、すごく良いライブでしたね。
彼女は天才や天然と呼ばれるタイプではなく、間違いなく努力で積み重ねてきた人である。
人からのアドバイスをひたすら長年実直にやり続けて、さらにそうして助けられた経験を後輩たちに還元していくことを最後までやり続けている。
それを受けた後輩たちからすれば憧れのあの人だったところから、自分を支えてくれるこの人になっていくわけで、そりゃ寂しさもひとしおだろうなと。
そんな関係性がところどころに見えたのもすごく良かったのよ。
最近本当に顕著なんだけど、人に対するリスペクトや感謝が素直に見える瞬間ってなんかすっごい感動してしまうのよ。
そこには純粋さがあるし、特に若い子達が悩みながらあくせくして、そこに正しい光を差してあげられる人ってすごいし、それに導かれて成長していく様って非常に美しい姿だと思うんですよね。
最後に花を渡しながらメンバーそれぞれから言葉も送られる場面でも、そうした関係性がたくさん見えて良かったですね。
泣いているから尊いわけじゃなくて、敢えて笑顔を貫くメンバーもいるし、どうしようもなく嗚咽に近い状態になってしまう子もいるし、そこがリアリティですよね。
と、珍しく真正面からの王道アイドルライブを見た話を書いてみたけど、こういうのはエンタメの美しい瞬間の一つだなと思うわけである。
言い方はよくないけど人生の価値は死に際に問われると思っていて、今回は人生の節目だけど、これまでの当たり前が変わる時、その中心にいる人の存在感が大きければ大きいほどに周りにとっての環境の変化は大きなものに感じられるものである。
私の好きなアナログフィッシュの至高のラブソング”No Rain No Rainbow”のラストに「何かしてあげたい、君に何かしてあげたいって思うよ」という歌詞があるのだけど、愛ってそういうものだと思っていて、今回のライブもそうだし、構成作家をやった番組でも、彼女のアウトプットは全てそんな思いに溢れていましたね。
この子はこれからのタレント人生でもきっと成功するだろうから、引き続き活躍を見守っていくところである。
🩷#松田好花卒業セレモニー💚
— 日向坂46 (@hinatazaka46) 2026年1月29日
だいすきなこのちゃんへ
このちゃんの幸せをずっとそばで願ってるよ🥢♡
本当にお疲れ様でした🌼
マネージャーより#日向坂46#松田好花 pic.twitter.com/3fvKMG2peg