音楽放談 pt.2

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小休止12-2「私的サマソニ観戦記 Final」

Tom Tom Clubも終わって、そろそろ小遣いも尽きて、別段観るべきものもなく、やや手持ち無沙汰な気持ちでコーヒーを飲む。

こういうときの缶コーヒーていうのはやけにうまい。

まだあと1時間近くあるため、疲労も伴って帰りたい気持ちが出てきた。

そんな私の目の前を40がらみとおぼしき中年女性の2人連れが次々に会場をあとにしてゆく。

なんだこのおばはんがたは、と訝っていると、まもなく疑問が解消された。

そういえば今日はB’zが居るんだった。

多分、それ目当てのマダムだろう。

フェスと言う場にあまりに似つくかわしくない存在感であった。

この列にまぎれて帰ろうかしら。

そんな中、ステージ間をいそいそと移動中という友人からのメール。

「あかんかも・・・」と送ったら「振り絞れよ!!」という叱咤激励。

なので、モニターでちらりとリンキンをチラ見しつつ。


さて、待ちに待ったりKlaxons

結局取り直しになったという新譜は出ないままこの日を迎えてしまった為、新曲が聴けることを期待しつつ、しかしおおかたセットは1stからであろうとは思ったが。

客入りはさすがになかなかのものである。

今のこの早い時代において、新譜の件もあって、既に名前が若干風化し始めたといっても過言ではないが、それでもやはりパイオニアの特権というか、期待感は抜群である。

初来日のときに比べてライブパフォーマンスも向上したであろうし、期待はやはりするよね。


で、始るといきなり"Atlantis to Interzone"である。

そらテンションもあがるわいね。

基本的に1stからの曲が中心であった訳であるが、2、3曲は新曲もやっていた。

それらもかなりかっこ良かったし、印象としてはよりロック色が強くなったような感じかな、と思った。

そして気持ちダークなフィーリングも携えて。

それにしても、Metronomyの時にも思ったのであるが、これらダンスロック系と言われるバンド群も、ライヴでみると確かにギターバンドの一つであると思う。

打ち込み音以外は実はそれほど他のバンドと異なる訳ではなく、やはり楽器の使い方などにおいてその特異性を示しているのだと言うのがわかって、やっぱりライヴは観るべきである。


曲はさすがに外れなくポップだし、何気に自分自身歌詞はうろ覚えながら、存外口ずさめることにびっくりした。

最近はずっと聴いても無かったのに。

アルバムが短い分余計に耳に残りやすいのかもしれない。

いずれにしろ、新譜などなくても場内は大盛況。

どの曲かは忘れてしまったが、メンバー全員が停止して、長いブレイクを挟んだときなどは奇妙なまでの盛り上がりを見せた。

全然関係ないけど、ギターのジェイムスの佇まいが、遠目にはクイーンズのジョシュ・オムにちょっとだけ見えた。

それはともかく、アンコールまで含めて大盛り上がりのライヴであった。

いやぁ、諦めて帰ってしまわなくてよかった。

新譜にも改めて期待である。



かくして私の2009年サマソニは終わったのでした。

今年はあまりかぶりもなく、観たい奴はほぼまんべんなく観れたので満足度は高い。

しかし、やはりNine Inch Nailsがこれで最後かと思うと、納得できないん。

それでも最後だというのだから仕方ない。

本国では今後Horrorsもサポートで回るようだし。

ずるいなあ、アメリカ人は。

ともあれ、今年は2日間行ったことも相まって、疲労もかなり来ましたがね。

翌日は重たい体を引きずって休日出勤でした。

自分が社会人になったと痛感する一こまでもありましたとさ。