音楽放談 pt.2

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日本人も元気、しかし ―9mm Parabelum Bullet

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たまには日本のバンドについても書いておこう。

と、言っても実際あんまり聴いてないけどね。

ただ、ここ最近のバンドの中にあって、何かと話題、かつライヴでの観客動員も結構なレベルで、未だにバンドに取って武道館が一定のステータスであるようなので、そこにも出ているバンドということで。

激しいギターとポップでキャッチーなメロディが光る若手バンド、9mm Parabellum Bulletについて。

・・・綴りは合っているだろうか。

私の周りにこのバンドが好きで仕方ないという奴が2人いる。

一人は大学時代の友人、もう一人は会社の同期の女の子。

私は友人を通じてこのバンドを知り、CDなんかも借りるので一応一通りは聴いていると思う。

1曲の中でも変調したり、一旦ブレイクを鋏んでまた爆音、みたいな、ややカオティックな曲展開ながら、歌メロのキャッチーさ(単にヴォーカルの技量がそれ以上を望めないだけかもしれないが)が相まって、今一番勢いのある若手バンドの一つであろう。

そのライヴパフォーマンスも評判で、凛として時雨、ミドリらとともになんちゃらという括りにされているとか。

一部では和製マーズヴォルタ、などというお声もあるとかないとか。


実際に聴いてみれば、確かにメタルをベースに持っているみたいな激しいギターや曲、かなり打ちまくりのドラムなど、いわゆるラウド系な音ながら、歌はめちゃくちゃキャッチーなのですぐ覚えられる。

詞もそれほど難しい言葉を使うことなく、唄われるのは思春期的トラウマみたいなものや、最近では少し趣向が変わっているが割と内向的な奴が書いたようなものである。

従って、ライヴでの即効性とカラオケでの騒ぎやすさで大人気、て所であろうか。

個人的には嫌いじゃないけど殊更聴こうとも思わない、というのが正直なところだ。

曲的には時雨の方が好きかな。

もっとも、いずれもどこか小僧っぽい感じがしてすぐに飽きてしまう。

また、この手のバンドでしばしば見られる曲感のスクリーム。

アレがあまり得意でない。

Slipknotなんかもデス声全開なんだけど、そういう凄みの表現というよりは、かなしい少年の悲痛な叫びと言って風情に感じられるからだろう。

そういう部分が受けているんじゃないかな、とは思うけど、正直ぱっとしない。


ちなみに、今回ジャケットに載せたのは彼等のメジャー1st。

このアルバム中、何曲かは好きと言えるけど、でも何度も聴こうとも思わない。

それが正直な感想である。

ライヴも見たことあるけど、確かにすごいね、くらいの感想であったな。

わかりやすいけどね。


このところ日本人バンドもかなり元気になっており、ロックファンというのも洋楽派、邦楽派と言った具合にやや2分している様な傾向が一部見受けられる。

邦楽派に分類されそうな連中と言えば、なんと言ってもロッキンオンな奴らである。

あのフェスにこぞって参加しているような連中は、ある意味では新しい層のファンだろう。

別に強烈な音楽ファンではないが、一方でJ-POPを見下しているような(そんなことはないか)。

多分Bzとかは「古い」とか、「パクリ」とか言うのかもしれない(これはむしろ洋楽派か?)。

でも、基本的にはわかりやすいものを、そしてとりあえず激しいものを半ばファッションとして楽しんでいる節がある。

従って、この手の客がいると、はっきり言ってウザったい場合が多い。

ライヴの楽しみ方は人それぞれなので、まあ勝手と言えばそうなんだが、やたらと「オイ!オイ!」などとわめいて煽ろうとする。

どんな曲でもとにかく騒げ、と言った具合にこの手のことをされると本当にうざったくてムカつくんだけどね。

で、こういう客はロッキンオン系フェスに圧倒的に多い。

そして首にはタオルを巻いて、フェスTを仲間連中で着ている。

あれは何なのだ。

ちなみに私の友人は別にそういうタイプでなく、単にこいつらのような曲をやるバンドが好きなだけである。

従って、首にタオルは巻かない。

だからつき合えるんだけどね。


途中から話がずれてしまったが、ともあれ日本のバンドが元気なのは良いことだ。

ただ、別に目新しさを感じないのは、自分の好みと合致してないことに依る感度の鈍化が故だろうか。

というよりも、割とストイックな感じのバンドの方が好きだから、どうしてもこういうわかりやすさ全開な奴を避けようとするのかもしれない。

でも、やっぱりあのフェスの客層は、微妙だよね。