早くも夏フェスの話題が出始めている。
今年は例年よりも早い印象である。
特にサマソニは年明け前に発表されているし。
で、トリがまず発表されたのであるが、今年はジョンが抜けて新ギタリストが加入したばかりのRed Hpt Chiri Pepper、The Strokesの2組である。
やはり注目をより集めるのはレッチリであるが、個人的にはStrokesである。
来た!と仕事中、ネットで見かけて思わずテンションを上げてしまった。
昨年から新譜の話題があったが、結局出る事はなかった。
スタジオに入っているというのは随分前だから、思いのほか時間がかかっているのだろうか。
しかし、このように日本にまでライブに来るのだから、今年は出ると言う事だろう。
多分、早ければ春先には出るのではないだろうか、と勝手に思っている。
昨年はジュリアンがソロを出して来日したが、バンドとしては3年くらい前のフジ以来だろう。
今までライブを観た事がないので、実に楽しみである。
Strokesといえば、なんと言っても1stが歴史的名作の一つとして数えられるアルバムで、アークティックスやその他様々な今の顔のようなバンドにキューを与えた事でも非常に価値ある1枚となっている。
それ故に以降の作品は評価があまり芳しくない。
というか、1stが完璧過ぎてどうしても遜色が出てしまうのである。
2ndも決して悪くはないが、それでもなんだか物足りないというか、そういう印象を受けてしまう。
で、さらに問題作は3rdである。
先行シングルとして出された"Juicebox"はイントロからメチャクチャかっこいい曲であった。
サビで声をからして叫ぶようなジュリアンのヴォーカルもかっこ良く、文句ない名曲であった。
その他にも曲ごとにはかっこいいのだが、いかんせん複雑過ぎて聴いていて疲れてしまう。
アルバムとしても前2作に比べて長尺だし、曲数も多い。
曲間の間隔も長めに取っているので、余計そう感じるのかもしれない。
聴いていて面白みも在るし、終盤の"Ize Of The World"なんかはギターリフが大好きな曲である。
でも、なんか聴いていてちょっと疲れてしまうんだね。
肩に力が入りすぎた、と言ったところだろうか。
で、ジュリアンのソロはシンセを取り入れた不思議なポップソング集。
曲はほぼStrokesなんだけど、3rdの奇妙な部分が色濃く出ている印象であった。
メインソングライターがジュリアンなので、恐らく新作でもその骨子は変わらないと思うけど、どう纏めるかが非常に興味深い。
1stの焼き直しみたいな作品はまず作らないだろうし、かといって3rdを押し進めてしまうともはや奇天烈にしかなりえない気もするし。
かといってシンセやホーンなんかを取り入れて更に複雑化させるのも何か違う気がする。
一体どういうアルバムを作るのだろうか。
ファンとしては期待とともに、勝手なことも言いたくなるものである。
ともあれ、出たら必ず買う自分が容易に想像できるし、なんだかんだで気に入っているのではないかと。
そして夏にはライブを観に行くのである。
要するに楽しみにしていると言うことである。