音楽放談 pt.2

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ロマンティックに踊る ―Friendly Fire

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3、4年前から「ダンスロック」というタームがたびたび使われるようになった。

恐らくLCDが出てきた2002年とか、それくらいの頃からその音楽的な広がりは出てきつつあったが、雑誌なんかで頻繁に取り上げられるようになったのはKlaxonsとか、あの辺りではなかろうか。

ん、フランツか?まいいや。

で、件のKlaxonsの言い出したニューレイヴなるタームにより、その手の音楽は一気に飽和状態となった。

それこそJastice、Simian Mobile Disco、Hadouken!、Shindiscoなど、商業的に成功したバンドも数多くいたが、瞬間最大風速的に今では終息している。

その後もロック×ダンスの間の子のようなバンドは数多く出てきて、Prodigyの再評価に伴ってQuemistsなどのようなバンドもでてきているが、シーンとしては残るべきバンドが残った印象である。


友人がこの手のバンドが大好きで、とにかくエレクトロ系が好きなのである。

こういうバンドは音楽性が基本的に明るくて、アッパーな音楽が多いので暑いときに聴いていると特に
いい気分にさせてくれるから私も好きである。

とはいえ、どちらかと言うとバンド演奏のしっかりしたバンドの方が好きなんだけど。

だから今年のサマソニのStrokesは絶対観たいのである。

・・・今は関係ないが。


で、そんな私は今年のサマソニは土曜日のみ行くのだが、日曜日のメンツも実は捨て難い。

もともとソニックマニアに出る予定だったMetoronomyもでるし。

彼等のライブはかのTalking Headsを意識したアーティスティックなステージで、胸に電球をつけて登場する。

一昨年のサマソニで観たが、実によかった。

また、Deerhunterのライブもかなり良いと評判なので、観てみたい。

そして、最近急遽浮上してきたのが、Friendly Fireである。

一昨年1stを出して、非常に話題にもなっていたが、その頃はいわゆるダンス系に私がやや疲れていたので、もういいや、と思って聴かなかったのである。

しかし、最近2ndを出して、その評価も軒並み好評と言う事で、思い出したようにYoutubeで”Paris”を聴いてみた。

そして気がついたら某塔の上のレコード屋に走っていた。


とにかくノー天気なくらい明るいヴァース部分と、星光る夜空を飛んで行くようなロマンチックな爽快感、そして一握の切なさのようなフィーリング。

いわゆるカタルシスという感覚と言うべきか、とにかく良かった。

この1曲でももはやこのバンドの価値は決定づけられるだろう。

ただノリがいいだけではない、別に激しい訳じゃない。

楽しくさせてくれる。

高揚させてくれる。

こんなにダンサブルなのに、胸に訴えるメロディもある。

素晴らしすぎるのである。

これは是非ライブで観たい。

なので、単独で来たらチケットを取ろうと思うね。

鳥肌ものの曲だと思う。


アルバム通してみても、すごくいい感じにまとまっている。

まだアルバムとしてはそこまで聴き込めてはいないけど、このバンドのライヴは絶対楽しいと思う。

日曜日のサマソニに行く人は、是非観てみて欲しい。