音楽放談 pt.2

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小休止40「リミックス、カバーて」

自分の尊敬、ないし敬愛するアーティストのカバーをやる、というのはしばしば観られるものである。

あるいは企画として他人の楽曲を歌ってみたり。

2年くらい前だったか、徳永英明が女性アーティストの楽曲のカバーアルバムを出して、ちょっとしたブームにもなったっけ。

元々声質の高い人なので、それほど違和感はなかったように記憶している。

カバーという手法自体はそれほど目新しいものではなく、昔からやられている。

その心としては、本当に単なる自己満足か、私ならこう歌うという解釈の違いを示すのか、概ねその辺りであろう。

恐らく前者の方が多い印象にはあるが、いずれにせよハマってるのであればそれで構わない。


一方、リミックスという手法もある。

カバーは歌い手が変わるというのが専らだが、リミックスは楽曲そのものに手を加えるものを指すように思う。

ま、リ”ミックス”て言っているように、アレンジを変える事自体を指すのだろうが。

海外では割と盛んに行われており、最近洋楽の日本盤のボートラにはリミックスが収録されているものが多い。

ここの面白さは、音楽性の違うアーティストがリミックスする事で、楽曲そのものを再構築するような所にある。

リミックスで有名なのはNine Inch Nailsであるが、彼は割と自分の好きなアーティストに依頼する事が多い。

誰がリミックスしているかを観る事でアーティスト間のつながりが観られるのも面白い。

ちなみに、過去BUCK-TICKが自らの企画で、あのAphex Twinにリミックスを依頼した事があったそうな。

出来上がった楽曲は全く別のもので、実はAphex Twin自身の新作をリミックスと言って送ってきたのではないか、という噂もあったとかなかったとか(彼にはしばしばそういう噂があるのである)。

そのときの事を、Aphex Twinは「最低だった(BUCK-TICKの曲が)」と評価している。

彼がリミックスの以来を受ける理由の一つが、「最悪な音楽を少しでもマシにする為」と言っていることからも、あながち嘘ではあるまい。

BUCK-TICKにとっては、名誉なんだか不名誉なんだか、複雑なところである。


で、日本におけるリミックスという手法は概ね良いものがない。

少なくともメジャーな音楽でなされるそれは、実につまらないものが多い。

一時期スローバラードをクラブミュージック風にアレンジしたものがやたらと横行したが、あまりにも安易でどれも同じパターンに当てはめているのみで、一体なにがしたいのかさっぱりわからなかった。

逆に速い曲や激しい曲をゆっくり目にするとか、アイデア自体が実につまらないのである。

イデアですらないか。

何が良いと思ってやったのかがわからないのである。

しばしばカバーとリミックスも混同されているしね。


最近でもちょくちょくそういったカバーとかが出てくる。

最近カバーアーティストになりつつあるのが、JUJUとかいうやつだろう。

よくコンビニとかでも流れているが、過去の他人の名曲をいい感じに汚している。

この間、GLAYの”Be Loved”を歌っていたのだが、ひど過ぎてムカついた。

今は聴かないGLAYだけど、中高生の頃は聴いていたので、いわば色々と思い出もあるのですね。

それを例のスローテンポにアレンジして、しっとり歌いました、みたいなのがムカついた。

というかこいつと河口なんとかと言う奴は人の歌ばかり歌って自分の歌で勝負していない段階で辞めろといいたい。

しかもどれも良くないのだから尚更だ。

どこに需要があるのか知らないが、あんなクソみたいな事やってアーティスト気取るのは勘弁してほしい。

何かの企画でやらされているのかもしれんが、頼むから辞めてほしい。

以前Moon Childの"Escape"もよくわからんアイドルが歌っていて激しくムカついたが、JUJUとか河口某の場合、アーティスト気取りなのが何より腹が立つ。


以前モンゴル800の曲も、こういうスローアレンジにされて誰か知らん奴が歌っていたが、モンパチは別に好きでも何でもないけど、他人のふんどしでばかり相撲を取ろうと言う姿勢自体がムカつく。

しかも、私なりにアレンジしてます、みたいな感じが尚腹立たしい。

元々この手のものに嫌悪感があるのだが、この間コンビ二でJUJUの奴を聴いて本気でムカついた。

ついわざわざ書いてしまったが、日本のメジャーでアーティスティックなものが出てこない理由の一端は、結局そういうセンスのない、売れるものにしか興味のない裏方の存在のせいかもしれないね。

AKBとかの問題じゃないよ。