音楽放談 pt.2

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これがミクスチャー ―Back Drop Bomb

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昨年のハイスタ復活、それに合わせてのAir Jamの復活、それにより当時のバンド達の注目度もにわかに増した印象がある。

と、いいつつも、実は当時菜を馳せたバンドの多くはずっと健在であり続けた。

厳密にはバンドというよりはアーティストという言葉を使った方が良いかもしれないが。

マッドはバンドとしては既に解体されているが、メンバーはそれぞれに活動しているしね。

他にもBrahman、Low IQとか、みんなまだまだ元気であるし、相変わらずかっこいい。


Back Drop Bombもそんなバンドの一つ。

もっとも私の場合、聴き始めたのは一昨年とかつい最近であるから、当時からの思い入れが、とかいう話はないけどね。

いわゆるミクスチャーと呼ばれたバンドの一群ではあるが、音楽性は独自で、音楽界的に使われる意味ではなくより言葉そのものに即した意味でのミクスチャーバンドだと言える。

アルバムごとに変化しながら評価を高めて行ったバンドだが、前作はぶっちゃけ難解すぎて離れたファンも多かったのではなかろうか。

その前のアルバムから日本語主体の歌詞も楽曲も増えて、そこもすこしダサイと評価されるところもあった。

実際、私が最初に聴いたアルバムはその日本語歌詞を入れ始めた『Breakdown』であったが、音自体はかっこいいし、メロディも印象的でよかったが、歌詞だけはなんかピンと来なかった。

言葉のセンスは難しい。


で、今年新譜を出したのであるが、そのアルバムの前評判は原点回帰。

デビュー作『Micromaximum』みたい、といった書評も見かけた。

さてどんな塩梅かと聴いてみれば、ホーンの導入に依るファンク色を強めたという以外は別に1stと比べられる作品ではない。

ただ、前作のように無闇に複雑ではなく、音楽的にはシンプルな印象。

でも今までのアルバムを十分に租借したないようで、はっきりいって素晴らしい。

かなりジャンクな印象というか、多彩なイメージかな。

所謂彼等らしいメロディアスな曲もあれば、前作のような複雑さのある曲もありつつ、またB面などに収録されていたようなフロア的な曲もありと、楽曲だけ観ても実に幅が広い。

久しぶりに"Outro"もない作品だから、アルバムの構造的には1st的か。

また、今回目立った特徴の一つはゲストを迎えている事。

在日ファンクのハマケンとかね。

わりとストイックなイメージのバンドだし、元々ツインヴォーカルだからそんな必要性ってあんまり感
じなかったけど、これが悪くない。

ちなみに2人のヴォーカルも今までにないスタイルで歌っていたりするのも実に面白い。


このキャリアのバンドが出すアルバムとしては、かなりの冒険作だと思うし、凄まじい引き出しを持ったバンドだという事を改めて証明したようなアルバムである。

既に世間的な注目度は高くないから、ファンだけが歓迎するアルバムかもしれない。

だけど、最近の名ばかりロックバンドの跋扈する状況にあっては、もっと評価されるべきバンドである。

クソみたいなラブソングという名の何の主張も中身もないものよりも、遥かに素晴らしい世界を魅せてくれる。


いやね、この間街をよちよち歩いているときにやたらと耳に入った音楽があるのだけど、それが実にクソで。

こんなもん聴いて一体何に感動するというのか。

何を得られるのか、中身なんてなにもない、結果的に何も言ってないオナニーソングだろ。

アイドルポップの方が遥かにマシだって思えるくらいのクソみたいな曲だった。

やたらかかってたから売れてるのか知らんけど。


まあいいや、ともあれ今日はKAIKOOフェスにも出るので行くのである。

在日ファンクも出るから、是非ジョイントしてほしいものだ。

単独よりもフェスでのライブの方が最近はおおいから、ライブを観るの自体かなり久しぶりだから、楽しみである。

本当はブンブンとかも観たかったのだが、タイムテーブルの都合である。

ちょっと寒くて雨の予報も出ているのが鬱陶しいが、騒いできます。