なんやかんや言いながらも、今年も行ってきました、サマソニ。
私は東京の18日のみ参戦したのですが、この日の大阪は凄まじかったみたいですね。
東京でも雨が降ったりやんだりしていたが、私はタイミング良くメッセにいたりして、結果的に快適な一日になったのでした。
今年はこれと言うビッグな目的があった訳ではなかったせいもあり、例年に比べればかなりまったりと、幅広く見て回った。
なんやかんや楽しんだのだけど、今年はよく歩いたな。
マリン行ってメッセ行ってビーチ行ってメシ喰って、みたいな。
年を追うごとに鈍る足取りは隠せないが、例によって今年の足跡を辿ってみようじゃないか。
今年は目的のアクトが万遍なく、ほぼ予定通りに観る事ができたので、結果的な満足感は高い年でした。
私は当日は11時過ぎには現地入りした。
何故か。
きゃりーぱみゅぱみゅを観る為である。
基本的に丸顔の女の子が好きなので、よっしゃ、観たろ、と言う訳ですね。
結論からいうときゃりーがかわいくてよかった、である。
中田ヤスタカのプロデュースが良いんだね、キャラに合ってるよ。
しかも、この子の強みは女の子ファンが多い事だろうな。
野郎はもちろん、女の子もあちこちで可愛いを連発していたし。
かなり人も多く、ほぼ入場規制寸前だったので、実物はほぼ見えなかったが、モニターと音声で十分楽しませてもらいました。
ライブもエンタメ色満載で良かったです。
次にはビーチへ髭を観に、と思いつつ噂のオオカミバンドをチラ見。
開演すぐは割とまばらだったが、まもなく人がなだれ込んできて入場規制になったようだった。
私は1曲半聞いて早々に退場。
要するにポップなメタルでしょう。
殊更耳新しい訳でもないし、単にビジュアルの話題性で人を呼んでいる印象。
個人的には特段興味の対象にはならず。
で、駆け足でビーチにたどり着くと既に始っている。
今回は持ち時間も少ないので、実際味見にもならない感じだったけど、ヴォーカル須藤のあまりに陽気な有様には面食らったな。
なんか薬でもやってんのか?とか思ったり。
あれが平常運転なんだろうか。
ライブ自体は良かったですけどね。
ただ、やっぱりもっとじっくりと観たいね。
今度単独へ行こう。
髭終了後、マリンへ移動。
今度はVaccinesを観る為に。
割と前の方へ行けたし、それほど密度も高くなかったので、非常に快適に観る事が出来た。
暑さを除いては。
それはともかく、このバンドも1stしかまだ出していないが、非常に良質なメロディをかくバンドなので、ライブは楽しそうだな、と思っていた。
若手のくせに堂々としていて、さすがにスタジアムでも曲は映える。
なかなかメンバーもご機嫌な様子で、非常に楽しんでいる感じが良かったですね。
CDで聞くよりも声が浅いと言うか、そんな印象はあったが。
あと、ヴォーカルがアレンジしすぎて、もっと普通に歌ってほしかったな。
あんまりかっこ良くないアレンジなんだもの。
とはいえ、2ndの曲もいくらかやったが、1stよりもややハードさもありそうで、期待しておこう。
終演後、再びメッセへの道を急ぐ。
次はCrystal Castleを観ようと思っていたのだが、その後の進行とこのバンドへの興味を測りいかけて、ここで一旦メシを喰う事に。
例によってラーメンで水分、塩分、脂肪分をとる。
ポカリとかばっかり呑んでいると体の具合がおかしくなるのである。
ここで養分を補給して、腹ごなしがてらライブへ復帰。
ヴォーカル美人だな、思ったよりエレクトロだな、なんて思いながら。
今の私のモード的にあまりエレクトロに魅力を感じないので、ライブ自体はかっこ良かったけど、そこまでの感動もなく、あくまで味見程度。
で、次が会場の移動なしで、そのままマウンテンにてPassion Pitを待つ。
先に出た2ndも相変わらずなポップを炸裂させているし、昨年のライブで観てCDを買った身としては、楽しくない訳はないと言う期待感。
なんかちょっとヴォーカルがあか抜けていたのと、女の子がいるのである。
周りの野郎どもがにわかにざわつく。
夏の男ってなこんなものよ。
で、スタートはやはり2ndの1曲目から。
この曲で上がるイメージはあったが、案の定。
セットリストは1st2ndを交互に織り交ぜるようなラインナップで、改めて聞いても曲作りが非常にうまい。
上手に盛り上がりどころを配してくるし、もちろんシングアロングパートもかかさない。
途中音響トラブルがあり、中断する場面はあったが、非常に好演でした。
女の子メンバーの驚いたような顔が印象的だった。
しかし、あれは誰なんだろう。
Passion Pit以降はずっと野外の予定なので、やや覚悟して外に出るも、意外や意外、すごく涼しいではないか。
どうやら夕立があったようで、そのおかげですっかり涼しくなっていた。
意気揚々と再びマリンへ。
フランツを観に行ったのですね。
ところが、マリンは既に恐ろしいほどの人が行列をなしている。
しかし、同じように懸念した人たちで既にスタンドもあふれかえっていた。
仕方なく、ステージが全く見えないPAの真後ろ付近で音のみを楽しむ。
それにしても、さすがと言うべきか、演奏も曲もこういうライブ映えがすごい。
正直そこまで夢中になるバンドではないが、ライブは問題なく楽しかったな。
千人単位の人の後頭部をあんなに観たのも初めてだし、それらが一斉に手を上げる様は圧巻であったな。
ステージに立つエクスタシーってこういう景色なんだろうね、きっと。
そうしてまったりファーディナンドな私はライブが終わるとそそくさと会場を後に。
本日のメイン、LITEを観る為に。
まじでGreen Dayに興味ない私は平気な顔をしてビーチへ向かった。
既に時間は19時を回っていたが、前の出番のBeginがまだやっている。
まあ、多少伸びる分には、なんて思っていたが、結局こいつら18分も推しやがって。
おかげでLITEはもっと遅れて始るし、音響も慌ててるせいか返って時間かかってるし。
時間守れよ、沖縄のデブどもが、などと一人ムカつきつつ。
今回のライブはゲストも迎えたスペシャル編成でのライブであった。
キャロライン、アチコなども出るとの事で、どんなものかと。
今回は序盤からギターをもう一人入れたり、キーボードもいたりと、非常に密度高め。
いつもと異なるアレンジも施されていて、これはこれでわるくない。
しかし、いつものようなマジックはあまり感じられなかったな。
一つにはこの編成での不慣れもあるだろうし、音響もあるだろう。
ライブ中もスタッフに仕切りに指示を出すメンバーの姿が印象的であった。
で、一通りセットが終わった後、アンコールとして1曲だけ’ef’をやったのだが、これは4人のメンバーのみで演奏された。
そのときの、何ともいえない安定感というか、安心感というか、それがすごく良かったな。
曲自体ももちろん好きなんだけど、やっぱりバンドマジックってあるんだな、と思った瞬間でした。
この頃には既に花火があがっており、帰路に向かう人々であふれ帰っていた。
しかし私にはまだ行くべき場所が。
本日のトリレピッシュを観る為にシーサイドへ。
向かう途中で音楽が聴こえてきたので、焦ってダッシュ、到着と同時にメンバー登場、予定よりも早く始った。
1曲目は1stの1曲目、’美代ちゃんの×××’。
いきなりテンション上がるっつうの。
ラッパもいい感じに響く。
やや年を取ったといえども現役バリバリのMagumiのヴォーカルもいい。
オリジナルメンバーは3人になってしまったし、現ちゃんは死んでしまったが、それでもバンドは前へと進む。
やや自虐ネタ入ったMCも冴え渡り、さすがと言うべき手腕。
曲も複雑ではないけど、わかりやすく、非常にライブ映えする。
結構初期の曲満載でそれが嬉しかったな。
特に「Q」収録の’ラブソング’をやったのは個人的にはメチャクチャうれしかった。
この曲何気に大好きなのです。
最後は’Magic Blue Case’で、’パヤパヤ’はやらなかったのが残念でならないが、最後まで全力であったね。
やはりこの頃のバンドマンは勢いがすごい。
終演後もアンコールを求める声は止まなかったが、会場の都合か、22時きっかりに終焉となった。
個人的にはベストアクトでした。
とまあ、こんな具合に一日はあっという間に過ぎて行ったのでした。
とにかく歩き回ったサマソニでしたが、観たいと思っていた奴が全て観れたのが何より良かったね。
来年も結局行くのだろうな、と思いつつ、翌日は死んでました。
でもやっぱり、ライブって、良いですね。