音楽放談 pt.2

SEO強化をしていこう。

地下のダンスミュージック ―Factory Floor

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いわゆるソーシャルメディアという奴が社会に普及して久しい。

このブログなんかもその走りになる訳だけど、今一番勢いがあるのはやはりFacebookだろう。

一応登録はしてみたが、結局まったく使えておらず、友人や好きなアーティストの更新を何となく眺める程度にした活用できていないのは(もはや活用はできていないわけだが)もったいない思いもするが、一方で自分の生活を全てトレースされる感覚というのは個人的にはあまり気持ちよくない。

もともと秘密主義的な人間なので、積極的に自分の生活を暴露しようとは思わないだけだけどね。

特に顔の見えるところで自分の本心を言うという事自体にまだ抵抗感が強いのだよ。

ま、無理して使うものではないが、その性質くらいは勉強しておきたいものだ。


そんなソーシャルメディアの一つでTwitterというのもある。

ミニブログ、なんて言われる事もあるが、短い言葉をちょいちょいとアップして行くというもので、最近では情報収集ツールとしても非常に有用視されている。

昨年の震災の時にも、安否確認や情報共有に非常に役立つ事が図らずも示されて、政府ですら緊急時の連絡手段の一つとして推奨しているとかしていないとか。

これについては私もちょこちょこ使っており、例えば電車の遅延情報などは情報が逐一アップされて行くので結構便利だ。

また好きなアーティストのアカウントを登録しておけば、ライブや新譜の情報も一次情報として入手できるので、その辺りのスピード感も魅力である。

最近では馬鹿発見器なんて言われる事もあるけど、道具はあくまで使う人間によるので、確かに馬鹿が使えば馬鹿を露呈するだけのことになる。

でも、やはり便利な側面は非常に強いと思う。


で、そんなTwitterから最近拾い上げて聴いているのがFactory Floorというイギリスのバンド。

所謂ダンス系の音楽にはなるのだが、うたい文句としてLCD云々というのがまず目を惹いた。

DFAのアカウントを登録しているのですね。

それからCDなどを観ると、テクノ界のヴェルベッツなんていう文句も踊っており、これはとりあえず聴いてみるか、とて聴いてみたのですが、これが良かった。


音楽的には打ち込み主体で、確かにフロア系、しかしとにかくミニマルで日の当たらない印象の音楽。

そこに漂うムード感は確かにベルベッツっぽくはあるかもしれない。

とはいえ、それは抜きにして何たら尖った音楽や、と思いつつ、繰り返されるフレーズに耳を傾けている内に不思議と高揚するような感覚もあり、ややや!と思った訳である。

多分聴いても楽しくない人もたくさんいるだろう。


そんなに開かれた音楽ではないから。

でもこいつはなかなか良いですよ。

最初に買ったのは『JPN』という日本独自企画盤。

過去のシングルなどを集めた奴である。

奇しくも今をときめくPerfumeのアルバムも同じ奴があったと思うが、アングラな奴ならこちらを選ぶべきだ、多分。

で、それ以前にも出されたものがあったようなので、都内の大手CDショップ、中古ショップを軒並み営業途中に回ったのだが、なかった。

既に商品在庫なし、中古も出回っていなかった。

まあ、どう考えても出荷数の多い音楽ではないだろうからな。

仕方なくiTunesストアで購入したのだが、やはり良かったです。


こうしてまた新しいアーティストに出会えるのも実に便利なツールだ、Twitter

逆に言えば雑誌であまり扱われない音楽の方が多いので、あっちこっちにアンテナを立てて自分で探すしかないのだけどね。

でも、以前は雑誌を情報源としていたからきっかけは受動的なところが多かったが、最近は自分で探しに行くから前よりも楽しみ方も変わったなと思う。

もう少し前の時代にはレコード屋を巡り歩くという形が、今ではネット上であれこれとつつき回るような形になったのだろう。

いずれにせよ、新しい発見は新しい視点をもたらしてくれる。

それだけでも様々な価値観に触れるという事には価値がある。


それにしても、最近自分のiPodの中身を観るとどんどんコアな方向によって行っているのがわかる。

別に人と仲良くしたくて音楽を聴いている訳ではないから良いのだけど、ただもう少し大衆的な奴も一般常識として聴いておいた方が良いだろうか、とたまに思う。

例えば嵐とか?

ま、無理して聴くものでもないからね、まいっか。