音楽放談 pt.2

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ヘヴィメタルの逆襲 ―人間椅子

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今年もフェスシーズンが到来しているが、既に一段落した感の強いブーム、それが故に結構苦戦するフェスが出ているようだ。

例えばTokyo Rocksという奴は、今年初開催となり、しかもヘッドライナーにMy Bloody ValentineBlurという超ど級の再結成組、更には日本になじみ深いPrimal Screamや、元Libertinesのだて男カールも参戦予定であって、UK好きには溜まらないラインナップであるにも関わらずチケット販売がふるわずあえなく中止になったようだ。

このラインナップでか!と驚いたが、かく言う自分も買っていない。

何故ならこの土日は、土曜が小橋健太引退興行(プロレスの話です)、日曜日がOzzfestに参戦予定であるから。

オズフェスについても今年はなかなか良いラインナップである。

個人的にはSlipknot、Tool、AA=、そして我らが人間椅子が目当てである。

その他Stone Sour、Black SabbathDeftonesなど、好き者には溜まらないラインナップとなっている。

しかし、チケットは絶好調買いたい放題である。

ちなみに私が決意したのは他ならぬ人間椅子の参戦が故であった。

何故かは今となってはわからない。


最近またあれこれ掘り出しては聴いているのだが、その中で人間椅子の見直しが進んでいるのである(あくまで私の中で)。

YouTubeなんかでも見るにつけ、彼等のアングラ臭が溜まらなくそそるのである。

なんやかんや活動歴も長く、しかもその道では一定以上の評価を得ながら決して表に出る事はない、まさに孤高の存在として彼等がにわかに輝きを増しているのである(あくまで個人的に)。

しかし、これだけアングラであるにも関わらず、中古市場ではかなり高値で売買される部類なのである。

通常であればせいぜい1,500円とかで販売されようものが、平気で2,000円以上の値が付いている。

一体どこに需要があるのか、と訝るが、ここにいた訳だ。

しかもわざわざ中古屋をはしごしてまで買ってしまった。

だから高くしといても売れるんですね。

ちなみに彼等はベスト盤も出ているのであるが、案の定タワーレコードのセールワゴンに並んでいた。

何故3枚も仕入れてしまったのだろうか、仕入れスタッフ。


それはともかく、普段メタルなどろくに聞きもしない私だが、彼等の音楽は好きですね。

まあ、私が好きでないメタルは80年代的な所謂ヘアメタル的な奴で、アホ丸出しの奴。

だけど、こいつらはどちらかと言えばストーナー的な、というかドゥームと言われているが、そういう系なので私にも割とフィットするらしいのですね。

歌詞に目を向けても決して共感をする類いのものではないが、独特の世界観という奴はやはり面白い。

凡百のクソみたいなJ-POPよりも音楽的・芸術的な価値は圧倒的だろう。

とはいえ、それが商業と結びつかないのは致し方ないことか。


で、今回買ってきたのは2ndなんだけど、まだ聴き込んでいないので画像で載せているのは1st。

このアルバムの2曲目はメタリカの曲を貰って歌詞だけ書き換えた”針の山”。

当初私はこの曲は彼等の完全なオリジナルだと思っていたのだが、そうではなかった。

とはいえ、この曲はカッコいい。

というかこのアルバム自体、かなりハードで抑えるところはしっかり抑えているし、ちょっととぼけた面もあって実に表情豊か。

”リンゴの泪”とか、”ヘヴィメタルの逆襲”とか、わかりやすいのもいっぱいあるし。

まあ、全体的には重いんだけどね。


それにしても、大体バンドってのは女の子にモテたいがために始めるはずなのに、こいつらと来たら爽やかさの欠片もない。

完全にギークが暴発したみたいな存在である。

このジャケットからして既にモテようなどと言う邪さは微塵も感じないが。

しかしだからこそ素敵なのだけどね。

いずれにせよ、もっと評価されてしかるべきと思う一方で、やっぱりこういうのは売れないのは仕方ないかとも思う。

まあ、彼等が楽しくやれているのならそれが一番か。

とはいえ、昨今のメタル再評価の流れの中で、彼等の評価も進むと良いが。


ところで記事とは全く関係ないのだが、ここ数日やたらとアクセス数が上昇している。

普段であればせいぜい30件くらいの訪問があれいい程度のどマイナー自己マンブログなのに。

特に更新した訳でもないのに、100件とか来ているのである。

何故だ。

理由に思い当たる事がある方は、是非教えてください。