音楽放談 pt.2

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けいおす ―The Dillinger Escape Plan

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最近は暑くなってきているので、アッパー系の音楽が心地良い場合が多い。

それこそSystem Of A Downとか、ついこの間新譜を出したQueens Of The Stone Ageとかそんな奴を聞いている訳である。

そんな中で最近聞いているのがDillinger Escape Plan

元々NINのツアー帯同なんかもしていたところからの興味だったが、更にAphexTwinの"Come To Daddy"をバンドカバーしていた事でとりあえず聞いてみようとなった訳ですね。

ジャンル的にはカオティックハードコアなどと呼ばれており、一体どんなもんやと思ったらなるほど、カオティックだった。


ヴォーカルはなんか叫んでいるし、ギターやドラムもなんだか闇雲になっているような印象で、はっきり言ってこれが何故音楽なのか、と思ったものだ。

ところが、聞いていると次第に面白くなってくる。

何故なら、そこはかとなく成立しているし、ちゃんと合わさるところでは合わさるではないか。

一体何が軸に組み立てられているのか、そこを一生懸命聴こうという聴き方になる。


どんな音楽でも、音楽として成立させるには一見して統率されていないようでも何処かに軸が隠れているものである。

一般的にはベースやドラムが担うそのポジションを意外なものが担っていたりする。

それこそDirty Projectorの音楽もそういう面白さはある。

だからこそ実験的で刺激的で面白い。

所謂ハードコア系のバンドは大概がマッチョイズム的と言うか、ヤンキー・チンピラなイメージである。

実際このバンドも見た目は厳つい。

そこはご多分に漏れずなのだけど、音楽は知的ではないが独自性は非常に高い。

多分彼等の楽曲をカバーするのは相当難しいはずである。

どうやって合わせるのかがわからないから。

最近も聞きながら、一体どこで音楽が成り立っているのかを考えながら聞いてる。

そんな事してたらちっともアッパーにならないじゃないか、という話もある訳であるが、漠然と聞き流すよりはずっと面白いのである。

まあ、それでも人に寄っては一体何をやっているのかわからないだけかもしれないが、違う意味で考えさせられる音楽である。