気がつけばこのブログを始めて5年が経っているではないか。
実はこのブログを始める前にもやっていて、そっちでは音楽に限らず色々な事を書き散らしていた。
主に大学時代の事である。
モバイルPCなんてのが一時的に話題になったけど、iPadに取って代わられたからね。
ちなみにその時のブログもネット上にはまだ残っている訳で、この先もずっと、もし何かの変遷で今在るインターネットがなくならない限りはそこに存在し続けるのだろうね。
そもそも実在ではない、いうなれば0と1の羅列のデータに過ぎないわけだから、存在っていうのもなんだかそれ自体も不思議だけど。
今28なのだが、例えば俺が死ぬ一歩間近、そのときいくつかはわからないが、さてちょいと見てから、なんて思ってもそれが出来る訳か。
なんか不思議な気分になる。
このブログではほぼ音楽のみに絞っていて、たまにこうして関係ない事も挟んでいるけど、こういうのを見て今の頃を思うのだろうか。
時代って奴は進んでいるんだね。
で、このブログを始めてこれまでで350個の記事を書いている。
5年で350個だから、年次70個、5日に1回程度の頻度で更新している事になる。
社会人になってからだから、大体土日で更新しているからそんなものだろう。
その内この寄り道が65個、残り285個がアルバムについてという事で、1記事1アルバムを原則としているので285枚のアルバムについて書いたことになる。
自分の手元のアルバムを数えれば、2枚組のものは在るにせよその3倍は下らない訳で、よくもまあとわれながら感心する。
ちなみにその半分以上は買ったものである。
このご時世に。
周りを見ていると、30歳あたりになると音楽とか、そういうサブカル的なものへの興味はグッとなくなるらしい。
その理由は、多分仕事が一番軌道に乗る年齢だからだろう。
特に男は。
女はあんまりそういう話をする知人がいないのでわからないが、イメージではそもそも音楽自体への興味の向き方が違うように思うし。
あくまで大勢は、だけどね。
で、俺はというとそんな気配は欠片もない。
むしろ聴きたい音楽は日々増えて行くし、お金が追いつかなくて困っているくらいだ。
仕事はそれなりに社内でも評価されているし、役職も付いた。
だけど、それで俺自身が何か変わったとは思わない。
変わらなきゃ行けないところも在るにせよ、それは変わる必要が在る奴の話である。
別に俺は役職で仕事を選んでいる訳じゃないから、なんてね。
それはともかく、書庫も細分化が進んでおり、そのうちまた増えるかもしれない。
果たして音楽的な知見が深まったかと言えばどうかわからない、文章は多少マシになっただろう。
だけど、根っこは単に好きだと思うから聴いているだけで、実際問題底から何を得るかなんてどうでも良いのかもしれない。
ただ、思った事、感情とか、そういう形にないもんをいかに文章で表現するか、というところは自分の中での一つの遊びな訳である。
この感情を表す言葉は何か、この音楽を表すにはどう表現すれば良いか、そういう事を考えるのは割と楽しい。
まあ、振り返ると同じような言葉が並んでいて、どうやらボキャブラリーは成長していないらしいことは見て取れるがね。
今日もステレオからは音楽が垂れ流されている。
そんな音楽を聴きながらブログを書いて、その後は何をしようかな。
人生なんてのは楽しいと思う事を死ぬ間際までやってた奴の勝ちなんだ。