最近つくづくに思うのだけど、やっぱり知的な女性は素敵である。
単に高飛車なのではなく、少しのユーモアを携えていたらもはや敵う道理はない。
何に敵うかは定かではないがね。
ポケッとした子もそれはそれで可愛いのだけど、ペットみたいに感じちゃうんだよね。
それよりも適度に手のひらで転がしつつ、それと意識させないくらい高度なコトが出来る人があったら是非会ってみたいですね。
何の話かよくわからないが、最近Little Bootsの新譜も割と気に入ってよく聴いている。
前作はポップさ全開で、曲の粒で言うとライブ映えする曲も多かったけど、正直アルバムとしてはあまり魅力を感じなかった。
もちろん悪い訳じゃないし、キライではないけど、そんなにいつまでも聴いていようと言う気にはならなかったんですね。
しかし、今作は前作と違い派手なキャッチーさはない。
全体的にトーンは暗めだし、渋い仕上がりとなっている。
その分アルバムとしての統一感とか、流れはまとまっているし、個人的にはこちらが非常に気に入っている。
曲も捻ったアレンジがされていたり、前作にはなかった攻撃的なムードもあったりと、なかなかよいではないですか。
アルバム前半では特にダークなフィリング満載。
静かながら低いところから来る迫力観たいのが素晴らしい。
対して後半はかなり穏やかな曲が多く、心安らぐ要素も満点。
アルバム全体のテーマとしては夜の入り口から未明の出口まで、て感じかな。
やさぐれた気分で夜の街に出て、なんか癒されて家路に着くみたいな。
Metronomyの『Nights Out』もコンセプトは夜遊びだけど、あっちはナードな男の冴えない夜遊びって感じで、こっちは女の子のそれかなと。
でも不思議とこちらの方がカラッとしていて、Metronomyのアルバムの方が女々しさを感じるのはなんだか面白い。
別にMetronomyを否定していないし、むしろあのアルバム大好きなんだけど、実はそこに性差というか、男と女のメンタリティの違いが出ている気がして面白いと思ったのですね。
まあそれはともかく、こちらはアルバムとおして聴けるし、曲個々にみてもシングルカットできる曲は満載。
基本的に曲を書く力は強いのだろう、だから静かな曲でもメロディが際立ってポップさは損なわれていない。
第一印象は地味だから前作ほど注目はされないんじゃないかと思うし、現にされてないけど、これからの秋の夜長にはぴったりではなかろうか。
アルバム終盤には”Crescendo””Satellite”といった曲もあるので、夜空を眺めながら聴くにはおすすめである。
そして、Littel Boots =Victoriaは相変わらず美しいので、個人的には大好きである。
ちょい丸顔は神のアップでカバーは相変わらずである。
さすが、知性の成せる技である。