音楽放談 pt.2

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孤高 ―人間椅子

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昨日は人間椅子のワンマンへ。

場所は渋谷O-East、なんとチケットソールドアウトだったそうだ。

私は今年初ライブ兼人間椅子の単独も初であった。

先のオズフェスでのライブが実に素晴らしかったのでここは一つ、という訳であったのだが、25周年ということもありいいことだ。

ちなみに客層は老弱男女に関わらず結構幅広い。

日本人に連れられてきたと思しき外人さんもいた。

彼等の目にはどう映るのだろうか、この奇態なバンドが。


このバンドはイカ天などのバンドブームで出てきたバンドなのだけど、当時から圧倒的な異彩を放っていた、

大体影響源がクリムゾンとサバスと江戸川乱歩の変態サイドなのだからそりゃそうである。

昔はこんなのがテレビに出ていたのだから、時代を感じるよね。

しかしテクニックは3人編成で”太陽と戦慄pt.2”をカバーしてしまうくらい凄まじい。

本当に好きなんだろうね。

実際私は彼等のCDは3枚しか持っていないので、既に17枚出している中では僅かしか聴いていていないのだが、それでも余裕で楽しめたね。


曲は新旧織り交ぜたセットリストだったので、1st、2ndの曲もあって、知っている曲はやっぱり嬉しかったな。

”りんごの泪””天国に結ぶ恋”などももちろん、恐らくコアなファンには溜まらない廃盤からの”踊る一寸法師”なども披露。

怪しく不気味な楽曲は世界観強過ぎであるが、素直にかっこ良かったな。


でも、今回のライブで何より印象的だったのは、彼等の中のよさ。

特にベース鈴木とギターのワジーは中学からの付き合いということで、バンド25年以上の付き合いである。

2人の掛け合いなどが非常に面白かったな。

かなり張り切り気味のワジーに比べ津軽弁丸出しで田舎のおやじ全開の鈴木さんのゆるいMCが素敵すぎる。

昔はねずみ男であったのだが、今は妖怪入道になっている。

しかし、曲感のMCの時にはしばしばくつろぎまくっていたな。

和気あいあいとして、みんな楽しそうにやっているのがとにかく良かった。

最近割とシリアスなライブを見る機会が図らずも多いけど、曲自体はドロドロして死体の歌とかばっかりなのだけど、それでもなおピースフルな感じになるのは彼等のキャラクタによるところも大きかろうね。

件の外人さんもニコニコライブを観ていたのはなんだか嬉しかったな。

本編、アンコール含め2時間超のライブであったが、時間が吹っ飛ぶくらい素晴らしかったですね。


なお、この日ステージでは突然ある表彰状が披露された。

なんと、ベストふんどしイストなる賞を鈴木さんが受賞したとか。

はじめは袈裟を着ていたのに、アンコールでは白装束、昔で言う下着姿に。

更にダブルアンコールではそれすらもはだけで現れて、そこで披露と相成った。

ちなみにこんな感じ。

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し、渋いぜ。

これがメタルのライブなのだから、一体なんなのだという噺である。

メタボ感がその手のマニアにはたまらないのだろうな。

まさかライブでおっさんのふんどし姿を魅せられるとは思っても見なかった(笑)

ちなみに朝ヤフーのモバイル版にこのニュースが出ていた。

何故載せた?ヤフーよ。

まさかポータルサイトで彼等の名を目にするとはもっと思っても見なかった。

すぐ目が覚めたぜ。


ともあれ、独自の世界観を貫き続けて、アルバムもたくさん作って、着実にファンベースは築いている。

いい人生を送っているよね。

特に歌詞が濃いから万人受けはしないのだけど、こういうバンドがちゃんと評価されるといいよね。