音楽放談 pt.2

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幸福の芽―The New House

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昨日はどインディ満載イベント、Booked!へ言ってきた。

今週末はHostess Club Weekenderへ行く予定だったのが、イベント主催者側のヘッドライン調整付かずという都合で中止となってしまったので、とりあえず時間を持て余すくらいなら、といって参加。

このイベントは前回も言ったのだけど、そのときは新木場であったが、今回は渋谷のO界隈を全て使った立体的なものに。

前回も割とコアなバンドも多かった記憶があるが、今回はもっと多く、ていうかメジャーどころゼロというチャレンジングな中でのO界隈である。

もちろんEastも使う訳であるが、大丈夫だろうか、と心配だったが、イベントとしては多分全然大丈夫じゃなかっただろう。

何せ本来であれば人が集まるはずのトリでも最初と特に変わらない密度でスッカスカであった。


そんなクソマイナーなバンドばかり出る中で、今回私の目当ては2バンド、Ningen OKとNew Houseであった。

前者はちょいちょいイベントでも見ているので、既に4回くらい見ている。

・・・こんなCD1枚しか出していないクソマイナーなバンドを既に4回も見ていて、ミスチルのCDは1枚も持っていないという有様、自分の在り方を見つめ直してしまいそうだ。

それはともかく、結局音源は出していないので曲目自体は変わらず。

その中で比べるのはそのパフォーマンスだが、初めましてのときは打ち込みにギターとドラムの2人のみのストイックな編成であったが、今は女性キーボーディストも入れて3人編成でライブをやっている。

激しいドラムとノイジーなギターと言う持ち味は変わらず素晴らしいのだが、最近演奏そのものよりも顔芸に磨きがかかっているかのように感じるのは気のせいだろうか。

特にギターの暴れっぷりがハンパない。

永田も真っ青な白目も満載。

でも演奏の合間はすっごい真顔だから、正直どこまで本気かわからない。

ブルージャスティス!!

まあライブ自体は素晴らしかったのですがね。


と、せっかくなのでイベントの他のバンドについても書こうかと思ったのだけど、正直あんまり印象に残っていなくて。

総じて演奏は上手だし、売れているバンドとの差は、ひょっとしたら運の差だけかもしれない、などと思いつつ。

でも、彼等から出てくる友達バンドも尽く知らないバンドばかりで、知らないだけでシーンとかそういうものはやっぱり存在するんだな、なんて思いつつ。


で、肝心のNew House。

一部では数年前からかなり話題であったらしいが、日本でははやらなかった。

Animal Collectiveとかと共振するような音楽性なのだけど、カラオケ大国日本では流行らない。

かく言う私も彼等を知ったのは実はつい最近のことである。

Twitterのアカウントは持っていて、情報収集にだけ使っているのだけど、そこで名前を目にしてアルバムを買ってみたのがつい1ヶ月かそこら前。

ちょうど最新アルバムを買ったのだけど、それがまさにアニコレ的なサイケデリア。

ホワホワしていてなんが夢見心地なフィーリングである。

多幸感だけがあふれたような音楽は、今と言う時代でこそ必要なんじゃないかな、なんて最近良く思う。


それはともかく、ライブについても実質今日のメインは彼等であった。

ステージに登場した彼等は実に地味でぱっとせず、いかにもインディである。

フロアはすっかすかながら、きっと彼等には慣れっこなのかもしれない。

さして気にする様子もなくライブを行う。

でも、ライブはすっげぇよかった。

なんかポワポワして心地良くて、アルバム以上に多幸感満載。

新作からの曲が大半だけど、いやぁ~良かったですね。

月末に単独があるらしいので、早速行こうと思っている。


で、このライブが想像以上に良かったので過去の音源も遡ってみよう、と思ってどうやら彼等の1stらしいEPを買ったのだけど、そこでは新作のようなサイケではなくもっとわかりやすいロックに近い音楽であった。

でも、根本の多幸感は満載で、既にポップで聴いていて心地良くて仕方ない。

このバンドの根本がそういうポイントになるんだろうね。

MCも適度に緩くて、でも明るくてよかったね。

それなりの会場でやっても、ちゃんとライブを見てもらえれば十分売れるポテンシャルはあるのに。


今回のイベントでの収穫は、このバンドのライブをみれたことに尽きる。

こういう幸福感満載の音楽は、なんかいいですね。

歌詞は何言っているかわからないのだけど、聴いていて幸せになれるのはいい事だ。

聴いているだけで幸せな気分になれる音楽なんて、もっと売れてほしいよね。

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