早いものだね、もう年の瀬だ、なんてね。
私の場合、個人的に毎年のベストアルバムをうむむと考えるのが常であるので、その為の総括に入らないと行けない訳である。
その意味を込めて今年発売されて、買ったアルバムを列挙してみて、そして振り返ると言う作業を行うのがこの時期。
というわけで、今年買った奴をとりあえず列挙してみよう!
まず日本人では下記である。
・Bo Ningen
・Elephant
・ナカコー
・la la larks
・The New House
・TK
・ササキオサム
・佐々木健太郎
・下山
・人間椅子
てところかな。
ちなみにロッキンオンなどでよく出てくるバンドに付いては友人から音源を貰っているものが多い。
そして洋楽系。
・Crosses
・Dead Fader
・Julian Casablacas + The Voids,
・Karen O,
・Kasabian,
・Kevin Drew,
・Klaxons,
・Liars,
・Lily Allen,
・Metronomy,
・Mogwai,
・Owen Pallet,
・Slipknot,
・Spoon,
・Stars,
・Tim Wheeler,
・Warpaint,
・U2,
こうして改めて観ると、年初めの頃に出た奴については既にちょっと懐かしく感じるものも。
飽きたとか言う話ではなくて、今年に入って聞き始めたバンドも多くあるため、それらの旧譜と新譜とが境がないのである。
例えばSlieter Kinneyとかも再発されたのを買ってみたりね。
ともあれ、今の時代にほんとよく買っているなと我ながら思う。
しかし、今年もいい音楽がたくさんありましたね。
日本人で言えばBo NIngenやアナログフィッシュはよく聞いたな。
前者はライブがあればほぼ確実に行っている気がする。
後者はアルバムほぼそろったけど、ライブには中々行けていない。
このバンド絡みでは、ベースの健太郎さんのソロ、下岡さんと斉藤さんが他の人とやっているElephantなんかも買っているし、いずれも良かったよね。
こうして観ると、このバンドって最近の彼等のアルバムでも顕著だけど、2つの傾向が見事におり混ざっている。
健太郎さんは割と正当派のシンガーソングラータータイプだし、下岡さんはある意味もっと音楽的というか、探求的と言うか。
どっちがいい悪いの話ではないのだけど、少しずつ違うベクトルだからいいのかもね。
実際どっちも良かったからな。
でも、健太郎さんは実はかなり考え込んじゃうタイプかな、と歌詞をじっくり見ていると思う。
で、人間椅子とは写真を撮って貰ったし、オサムさんのソロライブにも初参戦。
しかし、考えてみれば邦楽系は昔の奴を保持繰り返したり、インディ畑に迷い込んだりしていたのでそれほど新譜というのは聴いていないかも。
友人から貰うのが多いのも個々だけど、ポリとかナカコーとかTKとか、ゲスもそうだけど正直あんまり聴いてないんだよね。
言ってしまえばピンと来なかったと言うか、今のモードじゃなかったのだろうね。
一方洋楽では待ってましたのものもあれば、今年に入ってというのもある。
まずはMaximo Parkはライブも含めて今年の個人的目玉であった。
アルバムも非常に良くて、未だに飽きることはないし、これからもずっと聴いていると思う。
曲もアレンジも見事に嵌った感じだね。
Nine Black Alpsは日本盤もリリースされたが、売上げはやはり芳しくなかったみたいだね。
デビュー当時から音楽性から何から全くと言っていいほど変わらないイギリス産グランジみたいな音楽だけど、やっぱり曲の良さが際立っているし、何よりシンプルだからこそ廃れないのかもしれないね。
あとLiarsも実はコンスタントにアルバムを出しているのだけど、このアルバムで1枚脱皮した感じである。
変態的なポップで、気持ち悪くて彼等史上最もポップ。
でも、売れないんだろうな~って感じ。
すっげえ良かったのだけどね。
その他Faint、Klaxons、DFA1979辺りは久しぶりの新譜だったのだけど、アルバムとしては個人的にはちょっと足りなかったのだよね。
いずれもいいアルバムだし、今も聴いているけど、ちょっと味が薄くなったというかね。
まあ、期待するものと実際の差異に寄るところが大きいと思うので、今は少し距離を置いてしばらくしてからまた聴いてみるつもりである。
で、Spoon、Owen、Horrorsは非常に素晴らしかった。
ホント、あとはライブみたいだけ。
豊富な音楽的知識があって、それを活かせる才能があるという人たちなので、本当に裏切らないよね。
あとは、強烈なパンチはなくても気持ちいいのがKevinやLilly、Metronomy辺りかな。
ここらはずっと聴き続けられる音楽だね。
ジュリアンソロはまだ消化しきれてない。
Starsも前作までの路線から大きく変わっているので、ちょっとびっくりしている。
Flyin Lotusは最近のモードで、こういうジャズやソウル系なんかもじわじわ手を出しているので、テクノ的要素もある彼の音楽は私にとってはちょうどいい橋渡しをしてくれている。
と、ひとまずざっと振り返ったけど、こうして観ると自分の中では順位はほぼ決まっているね。
あとはこれからの2ヶ月の経過をみつつ、改めて聴く中で発見があればな、てところだよね。
いやはや、これでもまだ欲しいのも一杯だから、困ったものだ。