音楽放談 pt.2

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ポップフィールドの面白さ ―Charli XCX

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新年である。

始ってまだ1週間だが、既に大分時間が経ったようだ。

今年は忙しいな。


さて、毎年色んな雑誌の年間ベストを観るのが楽しいのだけど、今年どの雑誌でも目についたのは所謂ポップスがランクに上がっている事である。

洋楽不況が叫ばれて久しい昨今であるが、昨年は色んなところで洋楽が流れていたものね。

特にPharrel Williams、Taylor Swiftなんかはその代表格で、実際昨年一番売れたアルバムは彼女の『1989』だったとか。

私はあまりそっち方面は聴かなかったけど、どんなもんんかしらと思って買ってしまったもの。

まだしっかり聴けていないけど、話題になった”Shake It Off”なんかはポップでキャッチーだし、ノリもいいからあれは売れるよね。

英語だから何を言っているかわからない、なんて言っている人でも実は聴いたら楽しめるのが音楽だっていうことが図らずもわかったんじゃないかなと思う。

とはいえ、そう言う視点で見る人は多分少なくて、あくまでTaylorの曲だから、みたいな考え方になってしまうのが残念だけど。


そんな状況も踏まえて、今月のロッキンオンでは拍子はTaylor、巻頭特集は女性ポップアーティストについてである。

中にChvrchesなんかも入っていてやや無理矢理感が否めないところもあるけど、それはそれとして目に見える比較的大きな流れ、というところではこうした女性アーティストの台頭というのはあるのだろう。

もっとも数年前からそういうのはあって、それこそLady Gagaなんかが出てきた頃から既に顕著だったけどね。

当時はLily Allenとか、La Roux、Little Boots、GossipのBethとかがよく出ていたかな。

彼女らも今もやっているけど、一段落感はある層である。

とはいえLilyは去年新譜出しててよかったし、Little Bootsも今年出そうだから楽しみだ。

La Rouxも出したみたいで、評価はよかったみたいだし。

いずれにせよどこを見ても今は女性が元気な時代なのだろうか。


で、私がこの間Taylorと併せて買ってきたのが今年サマソニで観たCharli XCXという子。

イギリス出身でまだ22歳だったと思うけど、アルバムは昨年出したものが2ndということで、既に一部では話題の存在であったようだ。

元々Icona Popというアイドルなのかな、彼女らはじめ楽曲提供からのコラボなどから評価を獲得して行ったようだ。

楽曲自体から始ったため、やはりはじめは業界筋というか、やや玄人的な評価から入っているので恐らく根強くなりやすいだろう。

実際顔も美人だし、サマソニでのパフォーマンスもパワフルで良かった。

所謂アイドル的な感じではないから、どちらかと言えば女の子に人気が出そうなのもいい事だろう。

当時私も書いているので、興味があれば探してみてください。

探す人いないと思うけど・・・。


さて、アルバムについてであるが、まず音楽性自体は所謂エレポップである。

しかしサマソニではバンドを従えてのパフォーマンスだったので、楽曲自体がしっかりしているということの証左にもなるだろう。

冒頭から非常にテンションの高い曲なので、売れるポテンシャルは非常に高い。

所謂放送禁止用語にはピー音が入っているが、それがキチンと曲の一部として機能しているので、多分相当頭のいい子なのだと思う。

全体的にはアッパーな曲が多い。

一方で彼女のヒット曲の一つが”Boom Clap”という曲だが、この曲はミドルテンポながら言葉のリズムが非常に気持ちいいので聴いていて楽しくなってくる。


曲調としてはやや懐かしいようなものが多い。

所謂ベタな曲も多いのだけど、それが却って若い人には新鮮なのかもしれない。

”London Queen”なんてインディバンドの曲みたいだもの。

しかも間の手も入っているので、ライブでも全体的には何を言っているかわからなくても多分盛り上がれる。

そういう意味でも曲作りが上手なのだろうね。


全体的に新鮮さよりも昔からのポップスファンも若い子でも楽しめる普遍性の高い曲と、ライブで盛り上がれるイメージが即に喚起できるのがいいね。

それに美人だし。

実際雑誌でも店頭でも結構フックアップされているので、これからうまくプロモーションできれば売れそうな存在なので、頑張ってほしいですね。

でも所謂正統派の感じだから、ゴシップみたいのがないと日本だと厳しいのかもしれないけど。

それが日本の残念なところ。


P.S.

とうとう日本盤が出たようで、ボーナストラックには2曲日本語アレンジverが収録されるとか。

Youtubeで聴くことができるが、まあよくやってくれたよね、という感じ。

今度の来日ではキャッチ―でいいかもしれないけど、かっこよくはないよね。

折角のテンポが台無しである。

まあ、ボートラの企画としては面白い、かな。