音楽放談 pt.2

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小休止93「Hostess Club All-Night」

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と、言う訳で行ってきました、ホステス。

今回はサマソニとのジョイントになったので、深夜枠での開催となった。

既に定例化しているイベントなので、毎回行っている連中も数多くいたのだろうが、今回はサマソニの層も一部被ってくるからまた新規開拓の機会にもなるのだろう。

はたして吉と出るか凶と出るか、まあ私は私で楽しむだけである。


今回は深夜枠と言う事で、そこのみのチケットを買った人は22時からの入場、早速入場前に行列が出来ているが、開場してからはそれほど時間なく入れたのでストレスはなかったですね。

ステージは2つ、SonicとRainbowを使っている形なのだけど、間にフードコートをしっかりはさんでいるので音被りはない反面移動が面倒なのと、通常のイベントであれば2日に別れるはずが1日で行うのでタイムテーブルは丸かぶりという有様。

これだけは今回非常に残念。

出演者はこれぞホステスというアメリカインディ勢から、サマソニのために持ってきましたという今回の目玉、Thom Yorkのソロである。

もっとも私のお目当てはDeerhunterとBo Ningenが筆頭だったので、トムは正直縁起ものみたいな位置づけだった。

その他ではVampire WeekendのBaioもソロで出たり、FranzとSparksのFFSも大きな話題である。

要するにかなり豪華である事には変わりない。

が、Deerhunterはメンバーの体調不良で来日キャンセルという有様なので、Baioから観る事に。

ちなみに今回のステージはロックサイドとダンスサイドにわかれており、そこで客層が別れると思いきや、やっぱり集中したよね。


BaioはDJプレイだったのだけど、のっけから機材トラブル。

後述するが、今回はなんか不安定だったのかな。

仕切り直しで始ったのだけど、終始わかりやすいくらいわかりやすいディスコ状態。

1発目はこれくらいがいいかもしれない。

Deerhunterキャンセルに寄りこちらにかなり客は集まったようだった。

もっとも半分はその次のと、トム待ちだろう。


で、そのトムも早々に登場。

先般出た2ndソロ作からの曲が大半だったのだと思うけど、始るや前の方に押し掛ける連中のせいですっかりパンパン。

それでただでさえ窮屈なのに、カメラを構えたりする奴もいて目障りだし画面が眩しいしで環境は最悪だった。

ライブそのものはさすがであった。

スクリーンを使った演出も、リアルタイムでステージの絵を映しながら諸処に映像をいじって投影しているのもそこだけ切り取るとPVみたいでかっこ良かった。

トムも歌いながらツマミいじったりギター弾いたり謎の踊りを踊ったりと絶好調。

ほとんど浮浪者のような見た目だが、やはりこの人は音楽家としてすごいよね。

曲はAtom For Pieceとも地続きな印象で、ただこちらの方が全般打ち込みなので、正直好みとしてはバンド編成の方がいい。

本編は予定より少し早く終わったのだけど、ここで1曲だけアンコールが。

AFPの2曲目をフル打込みで披露、ちょっと得した気分だよね。

こうしてライブは大盛り上がりだった。


次はFFSだったが、かなり汗もかいたしお腹も減ったので飯を食いつつ、ビールを飲みながらユラユラ観る事に。

が、やはりほぼ入場規制寸前くらいの客入り、なので会場の裏の方でクネクネ観ていた。

この日初のバンド演奏だったのだけど、やっぱり私はバンドの音が好きだな。

今回は企画バンドみたいな感じなので、ライブも終始ピースフルでポップで非常に楽しいものだった。

このアルバムは聴いていないし、フランツもアルバムはちょこちょこ聴いているけどそれほど熱心に聴いているバンドではない。

数年前にサマソニで観たけど、その時ライブはよかった記憶もあったので楽しめるのはわかっていたけど、その期待にはばっちり答えてくれるよね。

そしてSparksの人も曲の終わるごとに「ありがーと」と言っている。

良い盛り上がりだったよね。

両バンドの曲も挟んでいて、”Take Me Out”はテンションあがったよね。

ラストはコラボアルバムからの"Piss Off"という曲らしいが、ポップで良い曲だよね。

今度アルバムも買ってみよう。

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フランツが終わると案の定客は一気に捌けてしまい、スッカラカンに。

なので揚々と最前列へ言った訳であるが、次はラストのBo Ningenである。

サマソニ自体初登場だし、そもそもこのホステスのイベントに組み込まれている事が非常にびっくりしたのだけど、個人的には非常に嬉しかったね。

考えてみればこのイベントに日本人が出ること自体が初である。

彼等は1stから聴いているのだけど、普段はUNITとかのキャパでやっているバンドなので、こうして多くの人の目に触れる機会というのは彼等に取って大きなチャンスだし、この日のラインナップ的にロックがFFSくらいしかいなかったので、アピールするには絶好のタイミングである。

なので、始る前の客入りは非常に悲しかったが、始る頃にはそこそこ入っていたようだ。

どうせならと言って興味半分で観ている人も多かったのだろう。


自身で機材チェックもして、時間になると始った訳であるが、初めは少し音が弱い印象だったが、2曲目から大分載ってきて、名曲”HENKAN”では絶好調。

ハンマービートのロック色の強い曲で、サビでベースが入るところの爆発力はさすがである。

テンションも一気にあがるし、こういう攻撃的な音楽は今日初なのでやっぱり盛り上がる。

近くで良い年の叔父さんもノリノリである

今回はあまりディープな曲よりはわかりやすい曲を揃えてきているけど、ライブでは定番の曲が大半を占める中で新曲も披露された。

それもカッコよかったので、次作も期待したいところだ。

間に少しゆっくり目な曲も挟みつつ、ラストは得意のジャム的な展開でグルグルさせてくる。

ラストまでかなりアグレッシブなライブで、個人的にはベストアクトである。

私はやはりロックバンドの音が好きなので、これでなくっちゃと思うよね。

気がつけば場内もなかなかの数の人が入っており、アンコールを求める声も大きく響いいたが、さすがになかったな。


残念だったのは機材トラブルでちょくちょくベースの音が出なかった事。

Taigenがスタッフを呼んでもすぐに出てこずに、しびれを切らしてベースを置いてヴォーカルとパフォーマンスに徹する場面も。

トムの時も1回袖に引っ込む場面があったし、冒頭のBaioもそう、とにかく機材トラブルが多くてそれがね。

それがなければもっとよかったのに、と思いつつ、普段と仕切りも違う場面もあったのだろう。

ホステス流でアーティストの間が短いので、スタッフも大変だろうけど、そこは頑張ってほしかったね。

ともあれ、終演後Twitterのタイムラインで話題のワードになんとBo Ningenが。

いくつものツイートも観られたが、いずれも絶賛する内容であったので、彼等がここに出た意義は十分に果たされたと言えるだろう。

これをチャンスにここ日本でももっと成功してほしいよね。


そんな訳で短いながら私の夏フェスは終了したのであった。

Bo Ningenのお陰で満足度も一気に上がったし、こういう洋楽主体のフェスの中で日本人バンドがこうしたポジションでやって、しっかり客を掴むのだから嬉しいよね、それは素直に。

今日は昼まで寝ていたが、スコールで目が覚めた。

まだ頭はぼんやりしているが、また明日から頑張りましょう。