今年は残念なニュースが立て続く。
年始のボウイに始まり、ロックの大御所が次々にこの世を去っている。
誤解を恐れずに言えば、多くはある程度年齢も言っている場合もあって仕方ないかな、時代の終わりか、なんていう言葉でもって受け入れられるところもあったと思うけど、今日はまた悲しいニュースが飛び込んできてしまった。
音源も製作中、ライブ日程も順次組まれていた中なので、その予兆なんてかけらもなかったし、きっと本人も思っても見ないだろう。
細かな情報はわからないが、あまりにも急だろう。
相方の藤井麻紀の言葉はまだ出てこないけど、彼が音楽復帰する時に選んだ才能はこんなにも早々にいなくなるとは思っても見なかった。
私はソフバはもちろんリアルタイムでは聞いていなかったし、名前こそ知っていたけど聴いたのはつい最近のことである。
元々はLilies and Remainsが好きで、彼らのアルバムをフジマキがプロデュースした、というところから興味を持ち、その流れでminusがリリーズのライブに出演した際に初めて見た。
そのあと改めてソフバの音源を改めて聴いたのだけど、こんな音楽を90年代に日本でやってた人がいたのか、とびっくりしたものだ。
そのアルバムが画像に載せた『Incubate』である。
フジマキの嗜好性がかなり反映されたインダストリアルな音楽だけど、背景にはDepech Modeのようなポストパンク/エレポップ/ゴスの色も多くあって、単純にカッコよかった。
minusではヴォーカルも撮りながらやっぱり踊っている姿は艶やかでカッコよかった。
そのライブで見たあとにアルバムを買ったのだけどね。
これからツアーも組まれていたので、行こうと思っていた矢先にこの訃報である。
音源についてはフジマキが作業をして出すようだし、11月のライブはやる方向でいるようだが、やっぱり無念だよね。
フジマキにしても、Schaftの活動がひと段落して、これから自信の本体のライブもひかえている中なので、どうしようもない気持ちだろうなと思う。
いやでもほんと、びっくりしたしショックだった。
まだ49歳なのに。
"White Shaman"