音楽放談 pt.2

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小休止121「ライブシチュエーション」

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と、いうわけで本日2本目。

昼から変わり種イベント、まちねのわだちへ。

昭和の遺産、都電荒川線に乗りながらのライブ観戦というちょっとファンシーなイベントである。

出演は2組、1人は原田茶飯事という初めましてな人と、アナログフィッシュ佐々木健太郎さんである。

健太郎さんのソロって聴いたことなかったし、シチュエーションも面白そうだったので行こうと。


チケットは購入したのだけど、当日は都電の駅集合というちょっとゆるい感じ。

トップの画像は受付をすませるともらえる整理券である。

こちらの注意書きとチケット、そしてなぜかクッキーをもらって時間まで待つことに。

少しフラフラして、しかし程なく集合時間。

整理番号順に並ぶわけだが、いわゆるライブの客層ではないので、なんか不思議だ。

都電の一つを貸し切り、ということで、時間になると電車がやってきて、すでに健太郎さんと茶飯事さんは乗っている。

なんかすでにシュールだ。

そこで乗り込む我ら乗客。

全員分の席はなかったが幸い座ることができたのはラッキー。

そんな感じでライブ?走行?スタート。


先発は茶飯事さん。

私は彼は初めましてなのだけど、どうやら下岡さんとはソロツアーで一緒にまわっていたのだとか。

関西人らしくトークもお茶目なのだが、楽曲もなるほど日常的な描写と社会性、というところは共通項か。

アコギ1本のライブなので、わかりやすく歌とメロディが入ってくるけど、なんだか昔のフォークソングのようでもあるけど、これが悪くない。

何気ない日常描写な曲ってやっぱり好きみたいだ。

途中折り返し地点で、曲中にもかかわらず車掌さんが移動する姿がなんかシュールだ。

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運転手さんも困るよね。

およそ40分ほどでライブは終了したのだけど、良かったですね。

今度また音源も探してみよう。


続くは健太郎さんである。

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こちらももちろんアコギ1本でのライブだが、ソロ作の曲はライブ未体験なのでどんなものかと。

結論から言うと、今日はアナログフィッシュ名義の曲がほとんどであった。

しかし、”Ready Stead Go”をやってくれたのは嬉しかったね。

なかなかアナログフィッシュのライブでやりそうなタイプの曲ではないし、彼らのキャリア通してもかなり希少な感じの曲だしね。

ソロ曲は”Alternative Girlfriend”と”あいのうた”の2曲で、それ以外はアナログフィッシュの曲だったけど、でもよかったな。

歌声も他の音がない分非常に伸びやかに映えていて、響きもよかったですね。

最近かなり歌に力のこもっている健太郎さんであるが、今回はそれが存分に際立っていた。

電車内に響く高らかな歌声、いいよね。

走りながらのライブは本当にあっという間で、もう1往復くらいしてくれても全然いいのに、と思いつつもライブは終了。

ラストは2人の共演もありながら、なんだかほっこりした空気で終了した。


終わった後に下車駅でちょっとの物販があったので、CDを1枚買ってサインをしてもらった上に写真もとってもらってしまった。

ちょっとミーハー心を出してしまった。

また、ついこのブログについても話をしたところ、ちゃんと覚えていてくれたのは素直に嬉しかった。

あれこれ自分なりに分析しながら書いている身としては、ご本人にコメントをもらえるのは本当に嬉しいね。

こんなごくごく私的なイベントにも出てくれるのは、ファンとして嬉しい限りだ。

ちなみに健太郎さん、やはりめちゃいい人でした。

短いながらも、いつも行くライブは異なる空気も含めて非常に楽しかったですね。


それにしても、出演者の2人もさることながら、こうして電車に乗りながらライブを見るのはもちろん初めてだし、むしろライブハウスとかフェスとか、いわゆる音楽を聴こうという場以外でこうしてライブを見るのも初めてであるので、その意味でも刺激的な体験であった。

途中ずっと掲示板は行く先を示しているし、車掌も一応何か行っている。

駅を通るたびにホームで待っている人が驚いている姿も面白いし、街中を通る時にも「なんかやっている!」というリアクションもなんか愉快だ。

途中バイクが通ったり、パトカーが出動したり、レールが軋んだり、そもそも揺れたり、明らかにライブな環境ではないわけだけど、でもそれはそれで響く曲のあり方もあって、それがなんかいいんだよね。

私も普段はiPodで街を歩きながら音楽を聴きつつ、そこに馴染む音楽を見つけるのが一つの楽しみだったりするわけだけど、音楽って言ってしまえば人生には必要のないものだ。

だけど、それによって少し景色が違って見えたり、何気ない景色が違って見えたりするから、それも面白いのである。

私は普段都電を利用することはないのだけど、たまに通る道を窓越しに、しかも音楽を聴きながら眺めるのもまた一興なのだ。

ライブハウスで曲そのものに没頭するのももちろん良いわけだけど、あえてBGM的に捉えて聴く音楽もやっぱり良いのである。

雑音だってたまには悪くないのだ。


昨日はせわしなく会場を行ったり来たりしていたのだけど、今日は座ってゆられるがまま連れられるがまま音楽を楽しんだのだけど、良かったよね。

またこういうちょっと変わり種のイベントがあったら、参加してみたいよね。

いやぁ、短いながら楽しかった。