音楽放談 pt.2

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小休止129「俺、入場」

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格闘技やプロレスを好んで観る人であれば恐らくわかってもらえると思うが、「俺が入場するとしたら、どの曲かけようかな」と考えたことが一度はあるはずだ。

ロックを聴く人であれば一度は聞いたことのある曲で、結構プロレスの入場で使われていること曲も多く、それゆえ格闘技ファン、プロレスファンとロックの親和性はそもそも高いと言われている(ソース不明)。

例えば有名なのはブロディ入場曲、Led Zepelinの”Immigrant Song”や、ブッチャーが使っていたPink Floydの"吹けよ風、呼べよ嵐"とか、比較的最近であれば棚橋はデビュー当時Super Stupidの"Do It Youself"を使っていた。

女子選手でも既に引退したGAMIがMarylin Mansonの"Dol Dega~”を使っていたりね。

ちなみに女子選手は普通のJ-POPを使っている場合もあって、スピーカーから流れる音声で録音状況が知れるということを図らずも感じたことがあるが、それはまた別な話だ。

その他格闘技でいえば、五味はMad Capsule Marketsの"Scary"使ってたしね。

ちなみにオリジナルだと筋肉少女帯DDTの選手に曲を提供していたり、今新日本で活躍著しい柴田の入場曲はLow IQ作である。

棚橋はこれを知ってとっても悔しかったとか。

ともあれ、ロックファンとプロレスファンは親和性が高いのである(私のように)。


入場はやはり重要だ。

何せテーマ曲=選手となっているため、人気選手になるとテーマ曲が鳴っただけで大盛り上がりを見せるものだ。

単にノリがよければいいわけではなくて、観客が手拍子を合わせやすかったり、選手のコールをしやすかったり、あるいは鈴木みのるの”風になれ”のようにコール&レスポンス的なこともあるわけで、そのチョイスはセンスが問われる。

とはいえ、入場する立場からすればやはりテンションを上げる装置でもあるから、やっぱりそういう曲をかけたいと思うのが基本である。

その気持ちは、プロレスラーでも素人でも変わらない。

一体どんな曲をかけたら俺はカッコよく入場できるだろうか・・・登場するまでのイントロ、花道を通っている間の感じ、そしてリングインのタイミング、各ポイントでうまく切り替わる、あるいは盛り上がる展開の曲を考えるのは、楽しい。

というわけで、個人的に入場曲にしたいな、と思っている曲を色々妄想を交えて考えてみよう。

もし、万が一、ひょっとしてこの気持ちがわからない人がいたら、これをきっかけに自分の入場曲を考えてみてほしい。


早速私として「この曲で入場してぇな」と思ったのがコレ。


ご存知Mad Capsule Marletsの”Introduction 010"、1:50あたりからみてみてほしい。

ダッダッダッダダというドラムが入ったあたりで花道に現れて歩きながら、少しブレイクを挟むまでにリングに上がって、次のブレイクでコーナーポストに登ってアピールするくらいがちょうどいい尺だろう。

本当は「Time Has Come!!」というあたりでそこに至るのがベストだが、少し長いのでそこまでいくと間延びしてしまいそうだ。

やはりタイミングが難しいよね。

ただ、問題はすでにこの曲はUFCにも出ていた三崎という選手がすでに使っているということである。

被ってしまうのは問題だ。

無念。


ちなみに、これ以降細かな説明はしないが、是非イントロ→花道登場→ウォーク→リングイン→アピール、という一連の流れをどんな感じでやっていくかを想像しながら音源も聴いてもらえれば、本望だ。


続いてはこれ。


 The Quemistsの"Stomp Box"。

これなんかはわかりやすいだろう。

サイレンのような音が鳴り終わったあたりで登場するのがベストだろう。

そのあとのドラム乱打でテンションマックスだ。

そこからはどこでリングインしても失敗することはない安心の1曲だ。


この手の打ち込み主体の音楽はやっぱり馴染みやすくて、これなんかもオススメだ。


Atari Teenage Riotの"Revolution Action"。

これもわかりすいので初心者にもオススメだ。


このように、そもそもアッパー系で密度高い音楽は入場曲にはもってこいだ。

なにせわかりやすいし、客も乗りやすいはずである。


続いては、ギターロック系

音源としてはたくさんあるだろうし、馴染みをしやすいであろうから親近感を得やすい分、曲の構造が問題になってくる。

まずはこんのはどうだろうか。


Ashの"Burn Baby Burn"。

イントロのシャーロットギターから爆発する展開がシンプルながら入場向きだ。

ちなみにシャーロットが素敵だったのでライブ盤の映像を貼っておいた。


次にこちら。


Back Drop Bombの"Back Drop Bomb"、この曲も展開がいい。

やっぱりイントロからコーラスまでに展開のある曲はいいよね。


ドスの効いた曲であればこんなのはどうだろうか。


Bjorkの"Army Of Me"。

自分のペースで入場しても重厚感たっぷりの曲がしっかり演出してくれる。

この重低音が最重要ポイントだ。


怪奇派を選ぶならこういう曲もアリだろう。


Black Diceの"Snarity Yow"。

むやみやたらな迫力と、そこはかとなく不安を掻き立てるノイズがグッドだ。


ビーフェイスを気取りたいならこういう透明感のある曲もいい。


Broken Social Sceneの"All To All"。

この曲もドラム音が入るあたりか、ヴォーカルが始まるあたりで登場するのがちょうどいい。

空気も浄化されつつ、ビートもわかりやすいので手拍子も誘発させやすい。

徐々に盛り上がる展開もいいじゃないか。


大きく盛り上がることはないけど、こういう曲も悪くない。


Buffalo Daughterの"Gravity"。

派手に展開はしないが、間違いなくセンスはいい。


という具合に上げていくとどの曲でも考えられて、むしろこの曲ならどう入場したら盛り上がるだろうか、ということを考えることも面白いのである。

アコースティックな曲でも入場できるかな、とか聴きながら考えてみるのも音楽の楽しみ方の一つではないだろうか。

それも音楽を積極的に楽しむということである。


まあ、日常生活で入場する場面はそうそうないので、役に立つかどうかはわからないが。

最後にこの曲。

この曲は圧倒的にわかりやすくて、かっこいいよね。

Boom Boom Sattellites "Kick It Out"