音楽放談 pt.2

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エンタメとして消費される -フリースタイルダンジョン

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フリースタイルダンジョン呂布カルマが登場して、地上波で追っている身としては非常に楽しいここ数週であった。

この回ではその前に般若まで行った組もいて、そのバトルもとても良かったのだけど、そこにさらに呂布カルマである。

この時に会場に行った人は楽しんだだろうね。

ちょっと前に戻っても、NAIKAvs般若はとてもよかったし、その手前の試合もどれもとても面白かった。

個人的にはFORKvsNAIKAもよかったしね。

FORKかっこよかったな。


で、呂布カルマ、この出で立ちもさることながら存在感は非常に大きい。

チンピラ臭全開のファッションに攻撃的で強烈なディスを放つスタイルが人気を集めていたとか。

しかしそんな風貌とは裏腹に芸大卒、漫画志望だったが努力するのが嫌、といってラッパーになったのである。

今回のダンジョンで、T-Pablowが「キャラを作り込んでいる」というようなコメントをしていたけど、まさにその通りである。

そんな彼がダンジョンでどんなバトルをするのかは番組も3週間に渡って引っ張ったわけだから、かなりキラーコンテンツとして扱っていた。

実際面白かったし、漢、Pablowとの試合はまさにフルボッコ状態。

呂布つえぇと多くの人が思っただろう。

続くDOTAMA戦ではあわやの場面も正直あった。

でも、お互い攻めて攻めての面白い試合となり、結果はHip Hop的なパンチラインかまし呂布の勝利となった。

そして今週はついにR-指定との試合だったのだけど、結果はR-指定の圧勝であった。

1stラウンドからRのディスがバスバス決まり、返す呂布は精彩がなくDisも弱かった。

結果2ndのラストで自ら負けを認めると言う異例の展開であった。

一応の判定は文句なくクリティカルで、残念ながら般若までは行けなかった。


この試合ではRの強さと引用の広さなどが非常に際立った。

毎回出演者の要素を取り込むのだけど、今回もFORKについて言及したり、個人的には漢をフォローするような表現もあったのがさすがだと思った。

フォローというとちょっとニュアンスが変わるけど、ダンジョンだけ見ている人からすれば「漢だっせ」とか思う人も多いのだろうけど、そうじゃねぇんだと言うことも暗に言っている感じがして、それもよかったよね。

一方の呂布カルマだが、この人ってなんだかんだ根っこはすっごいいい人なんだと思う。

以前何かのインタビューでもあまり他のラッパーとはつるまないし、話さないようにしているということを言っていて、理由はやりづらくなるから、である。

今回のRについても、正直2度とやりたくない、ということを言っていたけど、その理由は多分彼のことを認めているからだろう。

だからあんまりディスれなかったんじゃないかという気がするよね。

そんな人柄もあるから彼はキャラを作っているのだろうけど、それが剥がれてしまったとみるのか、彼の本質が垣間見えたと見るのかは人によるのかな。

また、試合直後に漢が「かっこいいよ」と即座に反応したのは彼の懐なんだろうな。

あれだけカッコつけて大口叩いて最後自分で負け認めるってだっせ!と言われる可能性もあるのにそれを漢がああいうことで誰も言えなくなるものね。


と、まあいろんな人間模様も出てきたのかなという側面でも非常に面白かったし、ヒップホップ的な感じもあってよかったよね。

しかし、結局これもエンタメの一つになっていて、それはそれで非常に大事なことだしいいことなんだけど、これからの段階はそこから先にどれだけ波及していけるかである。

今度モンスターで音源を作るらしいけど、これが単なるポップスで終わったらそれこそえらいことになるだろう。

やるんならアルバム1枚分くらいはしっかり作ってほしいよね。

Creepy Nutsはメジャーデビューするらしいが、そこまで追いかける人ってどれだけいるんだろうと思うし。

ブームをブームで終わらせないのはやっぱり難しいし、彼らのゴールがどこにあるのかわからないけど、消費されるだけにならないように、頑張ってほしいよね。

少なくとも私はこれきっかけで聞くようになった音楽もあるし、友達からDOTAMAの音源借りたし、自分ではCreepy Nuts呂布の音源は買った。

サ上がアイスリボンにまで顔を出すと聞けば嬉しくなるし、Bad Hopも聴いた。

漢もそろそろ音源を買おうと思っているしね。

私はもともと音楽を聴くのが好きだからだけど、そうでない人でも音源を聴きたくなるような仕掛けっていうのは、これからもっと必要だろうね。