音楽放談 pt.2

SEO強化をしていこう。

アルバムとしてのバランス -Brendan Canning

イメージ 1

先週は色々あって疲れたな。

久しぶりに芯から疲れた。

悲喜こもごもとはよく言ったもので、いいこともあったけどかなり大きなダメージを負うこともあって、頭がちょっと整理しきれないくらいだった。

昨日はほぼ何もせずに、飯食って酒飲んで寝ていただけの日だった。

おかげで体力はだいぶ戻ったし、重たかった頭も少し楽になった。

休養は大事だよね。

今朝は5時半くらいに目が覚めて、朝からジョジョの第6部を読んでいた。

どんな朝だよ、という感じだけど、リラックスする時間は大事だなと改めて思ったよね。


そんな傍らでは昨日の夜から垂れ流していた音楽があるわけだが、ちょうど目覚めと共に流れ出したのが、Broken Social Sceneの首謀者の1人、Brenddan Canningの去年出たソロ3作目『Home Wrecking Years』である。

彼のソロは、1stは日本盤もリリースされたが、以降はそれもなく日本のメディアでも扱われることがないため、アマゾンを何気なく回遊している時に見つけてリリースを知るという。

一応Twitterのアカウントはフォローしているのだけど、たまに追いつけないこともあるのである。

とはいえ2ndもそうだったけど、海外のこんなインディ盤もちゃんと入手できる環境というのは、それでも素晴らしいことだよね。


さてこの3作目であるが、彼のソロ作の中では一番聞きやすいというか、門戸の広い作品になっている感じがする。

単に私の好みに近いというだけなんだけど、ローファイなロックっぽい曲を1曲目に据えて、彼らしいトロピカルな風味の曲や静かな展開の曲もあり収録曲も多彩。

その意味では1st的でもあるのだけど、それよりも曲の粒はいいんじゃなかという気がする。

2ndは全体にとても静かで、それはそれで悪くはなかったけど、とはいえ展開があまりなくアルバムとして聞いた時に物足りなさもあったし、ロックっぽい曲はほぼなかったので、余計に今作のアグレッシヴさがいい感じなのである。

静かな曲もあるからそのバランスも素晴らしく、アルバムとしての聞きやすさもあるしね。

インディロックという佇まいがとてもいいのである。


BSSといえばもう1人のKevinと彼の2人で始めたバンドなわけであるが、こうしてソロ作を聴き比べると似たところもありつつそれぞれに色もちゃんとあって、それがやはり面白い。

それぞれにちゃんと曲も作れるし楽器もできれば歌も歌える。

プロデュース的なことも当然できるわけで、そんな2人だからあれだけ参加人数が多いバンドでもキチンとまとまりが生まれるのだろうと思う。

それにそれぞれのソロ作を聞くと、Kevinの方がメジャー向きな曲も多いというか、ある意味で純粋なインディロック好きなんだろうな、という感じがする一方で、Brendanの方が実験的な色や、いい意味で肩の力が抜けた感じがあって、そういう違いが面白い。

インタビューを読んでも、多分Brendanの方がとんがっている。

彼らの所属するArts & CraftsはKevinが中心に運営しているようだが、その所属アーティストについてBrendanが「僕なら選ばないアーティストもいる」というような発言もしていて、そのあたりの感性とか考え方とか指向性とか、そういう部分では違いってあるんだななんて思った記憶がある。

もっとも、だから気に入らないとかいう話ではなくて、彼はレーベル運営には多分ほとんど関わっていないようで、そうは言いながらもちゃんとこなしてるKevinのことをちゃんと尊敬というか、リスペクトをもっているんだなという感じだったけど。


ともあれ、間も無くリリースされるBSSのアルバムも、先行シングルを聞く限りに置いてはセルフタイトルの3rdとかに近い感じかな、なんて思っている。

Feist始めA&Cファミリーも変わらず参加しているようなので、この関係性はこのバンド界隈の嬉しいところだ。

先日Starsも新曲を発表、いよいよ新作アルバムの制作にも入るのかもしれない。

すでにStarsはレーベルを離れているけど、関係性は変わらないみたいだしね。

彼らも前作のツアーでは日本には来なかったので、今度は期待したい。

BSSらと一緒でもいいから、またきて欲しいな。

"Book It To Fresno"

なぜか裸族的なPVなので、年齢制限のかかるPVだが。