音楽放談 pt.2

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日本のロックンロール -8otto

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先週の8/8は久し振りに8ottoのライブへ。

バンド名にちなんだ8の日だからとイベントは毎年やっているのだけど、それ以外では特に関東ではライブもほとんどなかったから、彼らのライブを見るのは多分4年ぶりとかになるかと思う。

前作がリリースされたのは気がつけばもう6年前で、その後すぐのライブには行ったし、イベントでも見たのだけど、その時にすでに新曲はやっていた。

アルバムも製作中という報があったものの、その後音沙汰は少なくなって、途中スプリットシングル出したりはあったけど大きな動きはなかったんだよね。

そんな状態だったので、このライブは是非いきたかった。

結構仕事が立て込んでいたので行けるか微妙なところがあったけど、いえやで事務所を飛びだして当日券で入った。

前座でFrontier Backyardが出ていたので、彼らのライブは時間通りではないこともわかっていたしね。


おそらくソールドアウトにはなっておらず、8割か9割くらいの入りかな、という印象だったのだけど、その分集まったのは熱心なファンなのだろう。

ライブが始まってすぐに結構なテンションになっていた。

乗り方は大きく2つに分かれて、前の方にガッと詰めて騒ぐ人と、少し距離を置いて静かに楽しむ人で別れたけど、変に周りを煽るとかそういう仕方をしないのでとても快適だったね。


で、ライブ本編はやっぱりカッコよかった。

彼らの音楽を聴いて感じるのは、ロックンロールという言葉である。

数年前にも彼らの記事を書いて、その際にも書いたけど、やっぱり彼らの音楽はロックンロールだなと感じたの。

正直以前に比べると、ちょっと丸くなったと言うか、最近はやりの言葉で言えばバイブス的なとこは以前の方が強い。

だけど根本的なものなんだろうね、なんかこう、とりあえずわっとなる感じがあって、だから観客のその反応がそういうのに呼応している感じがしてね。


新曲からスタートしたのだけど、かなり硬派な曲でこれがまたかっこいいんだ。

10月にアルバムのリリースも発表されたのだけど、今回はアジカンのゴッチがプロデュースというのも話題になっていたね。

そんなトピックもありながらだけど、これまでと少し違う曲もありつつ、これぞ8ottoという曲もあり、やはり期待してしまう。

今回のライブでは新旧織り交ぜたセットリストだったけど、割と初期の曲の割合が多かった。

ライブ自体が久しぶりということもあって、昔からのファンにはやっぱりそれも嬉しくて、中でも彼らの代表曲”0zero”はかっこい曲だ。

"0zero"

ベースイントロの曲なんだけど、静かながら熱があって、まさにクールな曲なんだよね。

”レモンティー”もいいし、初っ端から"Voo Doo"やるし、そりゃ上がるぜって。
”レモンティー

"Counter Creation"のギターイントロもやっぱりかっこいいし、聴きたい曲は概ね網羅されていて、嬉しかったね。

"Counter Creation"


アンコールではベースのToraがフロアに降りてきて演奏、そういうのもなんかよかったよね。

オーラスはこれまた定番の"Say"、ずっと未来に進んでいくような展開がとても素晴らしい曲である。

"Say"

ちょっと切ない感じのイントロのギターも最高。

持ち時間は1時間半とかそれくらいと長くはなかったけど、やっぱりかっこいいね、彼らは。

メンバーは音楽以外にもそれぞれ仕事をしており、1人は神主にもなっているらしく、メンバーで休みが合わないので活動も思うようにできない、みたいな話をなかば冗談混じりに話をしていたけど、ファンとしては少しでも多くライブを見たいと思うし、是非新譜に合わせたツアーで再び東京にもきて欲しいよね。


最近のバンドって割と文化系な匂いのするバンドが多いし、歳をとるとファンサービス旺盛なバンドも増える。

彼らもサービス精神は旺盛だけど、私の中ではロック的な汗臭さとか男くささとか、そういうのを強く感じるバンドで、楽曲についても派手さとかはないけどすごくロック的なものを感じるのである。

ずっと同じことを書いてしまうけど、こういうバンドってなかなかいるようでいないと思っていて、他にも好きなバンドはいっぱいいるけど、彼らはやっぱり日本が誇るロックンロールバンドの一つだと思う。

10月の新譜も、本当に楽しみだ。