音楽放談 pt.2

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真夏の夜のコーヒー -髭

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そこまで熱心なファンというわけでもないけど、なんとなく聴き続けているアーティストがいくつかあるわけだけど、その中の一つが髭である。

今やドリーミーとすら言えるくらいポップでいい感じの音楽を近作では作っていて、曲だけでなく歌詞も素晴らしいのだけど、初期はもっと不機嫌な感じの音楽だった。

それこそヴォーカル須藤の見た目もまんまだけど、彼らはNirvanaが大好きで、かなりガッツリ影響されているのは聞けばわかる。

実質全国流通1st『Thank You Beatles』は未だにいいアルバムだと思う。

20代前半の頃に聞いて、それから10年が経っているわけだけど、未だに私は不機嫌なんだろうか。


改めて歌詞を読んでみても、結構いろんなアングルで読めるななんて思いながら聴き返すこともある。

そんな中でふと耳に止まったのが”首謀者に告ぐ”という曲。

「この国で生きていくにはライセンスが必要となる」という1節で始まって、この国で生きていくにはこんな条件がある、いいところを3つあげなさいなどがあり、コーラス部分では「真夏の夜のコーヒー、考えると眠れない」と繰り返される。

この曲の歌詞は、素直に日本の国を舞台にしても全く問題ないし、なんならどこの国でもよくて、今の現状にとてつもない不満があって、いいところを考えていると眠れなくなっちゃう、という皮肉な曲である。

それに対して、「僕たちは今これからの人種」と謳われて終わるんだけど、そこに希望を見出すことができるだろう。


最近政治のニュースも非常に話題だけど、どこか論点が政治ではないのがいかにもこの国っぽい。

私は日本は好きだし、いい国だと思うけど、たまに日本人っぽいところが嫌な気分になることがある。

良くも悪くもミーハーで日和見的、和を以って尊しという言葉で表現される事なかれ主義。

それが良くも悪くも作用するんだけど、最近は嫌な風に映ることが多いのは私自身の問題かもしれないんだけど。


まあ、不満があるなら出馬をしなさい、てことだろうかね。


"ジョゼ"
首謀者に告ぐはなかったので、興味のある人はぜひ音源をどうぞ。