音楽放談 pt.2

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兄弟愛 -Liam Gallager

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今年もあと1日を残すところとなった。

ここ数年は実家にも帰らず、友達もいない私は1人で酒を飲みながらアホなバラエティなどを見ながら過ごすのが常になっている。

後数年経ったら寂しさで溢れてしまうのかも知れないが、まあそれは仕方ないか。

それが私の人生だろう。


さて、この間マイベストアルバムについて書いた訳だけど、あちこちの雑誌でも同じく年間ベストアルバムが発表になっている。

ロキノンは早々に発表していたが、クロスビートも季刊誌で発表、ミュージックマガジン、ムジカなどでも発表されている。

なぜロキノンジャパンでは発表しなんだろうといつも思うけど、あれは雑誌ではなくてイベントのための販促資料だから仕方ないか、などと言いつつ。

で、いずれにおいても高評価を得つつも、どこか疑念のようなものが常にまとわりついているのが元Oasisにして永遠の問題児、Liamのアルバムだろう。

私も友人に借りて聞いて、率直な感想としてはオアシス的な楽曲がやはり耳を引いてしまうけど、全体的には悪くないじゃない?と思った。

だけど、一方でそれゆえにリアムはやっぱりかっこいい曲をバンドで歌いたかっただけなのかなと思う。

インタビューとか、最近の発言を見てもそうだけど、散々ノエルのことや他のバンドのことをこき下ろしていたのに最近ではちょっと変わって来ている。

私はノエルのアルバムはまだ聞いていないんだけど、こちらの方が評価は高い。

もともとソングライティングについては確固たる評価を持っているし、ソロ2作ともいい曲だった。

同時に彼は音楽的な探究心も強いから、新しいアルバムはより冒険的な作品になったといって、それが高評価の要因のようだ。

単に挑戦しただけでなく、結果もしっかり出ているというのが評価のポイントだけど、おそらくリアムも聞いたんだろう。

1人でもちゃんといい音楽を作る兄を見て、きっと寂しい気持ちになったのかな、なんて思う。

結局いい音楽を作りたい兄と、昔から憧れだったロックバンドでかっこいい曲をかっこよく歌いたかった弟というのが彼らの内実で、だからこそリアムはソロで充実のプロデュース陣を揃えていたからこそそんなことを感じたんじゃないかな、なんて思うのである。


私も兄がいるが、今何をやっているか知らないし、何なら電話番号も知らない。

ずっと実家にいて、仕事はしているのかしていないのかも知らない。

一緒に暮らす両親もよく知らないというのだから、知る由もないが。

私が大学進学で家を出るタイミングで、なぜか急に家を出て何のあてもないのに専門学校を出てすぐによその県へ行ったが、いつの間にか家に戻っていた。

その後も仕事を辞めたり何なりを繰り返しているわけだが、今はもう知らない。

ぶっちゃけ自分でもびっくりするくらい興味がないし、多分兄が死んでも泣くこともないし、別に葬式も形式がなければ出なくてもいいと思っている。

どうしても顔の面影が似ているところがあって、それが嫌で仕方なくて、そのせいで私は自分の顔が大嫌いだ。

その面影を見ると気持ち悪い気分になる。

理由はいろいろあるけど、少なくとも世間でよく見かける兄弟の情なんてものない。

向こうはどう思っているか知らないし、少なくとも実家ではそんなそぶりは見せないし、それなりに接するくらいのスキルはあるから、実家に帰った時にはそう接する。

一昨年、ばあさんの葬式の時に兄が車で迎えに来た時にも、そこそこの世間話くらいはしたしね。

でも、自分でもびっくりするくらい感情がないことに気がついたけど。


ともあれ、こうして兄弟仲がいいのは、やっぱり大事なことだと思う。

友人でも、彼には弟がいるのだけど、仲いいのはよく話にも出てくるので、そういう関係性が不思議で仕方ない。

彼らギャラガー兄弟も、喧嘩はよくするがなんだかんだでそれなりの兄弟関係なんだなと思うと、微笑ましいものである。

ノエルにとっては今更オアシスをやることはお金以外に理由はないだろうけど、唯一あるとすれば弟への愛だけだろうなと思う。

オアシスの再結成を望むファンはイギリスだけじゃなくて、日本にもいっぱいいるから、金のためでもいいからもう1度だけでも、ライブやってほしいよね。