音楽放談 pt.2

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こんなはずじゃない時の歌 -The Streets

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今年ももう終わるね。

今録画したRIZINをスキップして観ながら書いている。

あと20分だけど、今年は自分にとってどんなとだったんだろうと今日1日考えていたんだけど、それに合う曲がなかなか見つからなくてこの時間になってしまった。

ようやくピンときたのは全然今年の曲ではないし、なんならそんなに聞いていたわけでもない曲だった。

不意に聴きたくなるんだけど、それはThe Streetsの2ndの1曲目"It Was Supposed Be So Easy"。

ある若者の冴えない何気無い1日を描写した曲で、なんのことはない容易いはずのことが何一つうまくできなかった、という曲。

レンタルビデオを返そうと思ったのに家に忘れたとか、金を下ろそうと思ったら残高が全然なかったとか、それをなんとかしようと電話をかけようとしたら携帯の電池切れたとか、そんな他愛のないささやかな失敗が重なって、だったら家で寝てればよかった、というストーリー。

こんなはずじゃなかったのに・・・と冒頭と最後に情けなく呟くのである。


今更だけど、The Streetsはマイク・スキナーという人のソロ活動名義で、2000年代前半から中盤あたりに全盛で、スタイルとしてはヒップホップである。

ガラージだったかな、そんな風に呼ばれていたと思うけど、その細かな日常を描写したリリックが後のロックにも多大に影響を与えており、Arctic Monkeysも彼のリリックのスタイルに大きな影響を受けている。

ミュージシャンの中ではThe Musicのヴォーカル・ロブと仲良しで、The Streets名義での活動終了後、そしてThe Music解散後は一緒にThe D.O.Tを組んでやっており、実質3枚の音源をリリース、フジロックでの来日もしている。

其れからしばらく音沙汰がなかったが、今年活動を再開したという報が流れていた。


私は彼の音楽は完全に後追いで聞いていて、なんならそんなに熱心に聞いているわけでもない。

だけど、このなんとも肩の力の抜けたフローと緻密なリリックが刺さる時があって、この曲は特に失敗した時とかうまくいかない時に頭に流れるのである。

あれ?うまく行くはずだったんだけどって。

私は仕事でもなんでも、何かやる前に結構頭の中で色々考えてやるんだけど、多くの場合それなりの結果に着地させてきた。

今の仕事でも概ねコントロールできるところはうまくいったんだけど、肝心のところがイマイチだったり、結局振り返って見るとトータルではイマイチだったなと思うんだよね。

まあ、仕事だけじゃなくてね。

別に後悔ばかりというわけではないけど、まだその原因というか、次の対策が全然出てこなくて、ちょっと途方に暮れてしまったような12月だった。


いつまでもグジグジ考えても仕方ないので、取りあえずこの休みでゆっくりと趣味を謳歌しながら酒を飲んで、ゆらゆらして、新年を迎えようかね。

もっとうまく行くはずだったんだけどね。

"It Was Supposed Be So Easy"