今日から3連休である。
土日も挟むから5連休だ。
しかし、予定を立てるのが苦手な私は何も準備せずに休みに入ってしまったので、今日は部屋を片付けて夜は急遽ライブへ遊びにいくことに。
たまたまTwitterを見ていたら見つけたのだ。
PlasticzoomsとCruyff In the Bedroomと、もう一つは知らないバンドだったけど、暇だしと思ってね。
この二つのバンド、今でこそ好んで聴いているんだけど、実はどちらもライブで初めて出会っている。
しかし、そのときはいずれも全然ピンとこなかった。
理由は結構似ていて、その時に気分じゃなかったという感じ。
その後改めて何かのきっかけで聴くようになって、改めて聞いてみるといいじゃないと。
プラズーはリリーズとかを聴くようになったのと時を同じくして聴くようになったし、クライフは多分マイブラを改めて聞いていたタイミングだったと思う。
あれ?シューゲイザー、好きかも?みたいな。
その後ちょくちょく音源を買って聞いていたんだけど、今はようやくデビュー盤にたどり着いたところだ。
今日のイベントでは、まずクライフから。
場所は下北沢のライブハウスで、多分キャパは200くらいかなという小さなところ、
それでもスカスカな状態で、やる方としてはしんどかっただろうなと思う。
彼らも日本ではあくまでマイナーだけど、海外でもその界隈ではそこそこ名の知れたバンドらしいし、海外のシューゲイザー系バンドが来日した際にサポートに指名されることもしばしばというからね。
さすがにバンドのテンションは低めだったと思うけど、ライブは良かった。
前回はちゃんと聞いていなかったので、まともに聞いたの初めてだけど、よかったね。
轟音全開でフィードバックノイズ満載のギター、曲自体は割とミニマルで、ギターのリフで展開を作っていくような印象があるんだけど、いい感じでしたよ。
日本のシューゲイザーバンドって、とにかくヴォーカルは儚げであれというルールでもあるようにヘロヘロの声で歌う傾向があって、このバンドも歌はそんなに厚みのある歌い方はしていないけど、オタクが女性ヴォーカルの曲を歌うような腹に力の入っていないような声ではないので、個人的にはそこの違和感がないのも実は大きいんだけどね。
ディーパーズも曲はかっこいいけど、ナッキーのヴォーカルがどうも・・・。
ちなみに彼らを初めて見たライブはジャパニーズシューゲイザーフェスという日本のシューゲイザーバンドが一堂に会する高円寺のライブハウスで行われたイベントだったんだけど、出演バンドのほとんどがそんなだったかちょっとぐったりしていたんだよね。
余談だが、そこで知って聴くようになったのがShellingというバンドだが、これはまた別の機会に。
時間にして40分くらいとそんなに長くはないんだけど、ライブは良かったよ、さすがに。
どうにも人も少なく盛り上がりに欠けた印象があるのは否めないけど、個人的には満足度も高く、機会があればまたちょくちょく行こうと思う。
この曲はやってないけど、好きな曲。
次に出てきたのがPlasticzooms。
先日Bodyで見て以来だけど、今は日本で精力的にライブをしている。
彼らもひょっとしたら海外での方が成功しているかもしれない。
ヴォーカルのShoはバイセクシャルらしいが、彼のヴォーカルは非常にパンキッシュで素晴らしい。
楽曲はNW的なものもあれば、パンクなもの、J-POP的ですらある曲もあり、聴いているとなぜかしら懐かしさのようなものを感じるものも満載だ。
見た目は真っ黒な服に身を包んでいるけど、爽やかな曲もいっぱいあるしね。
ライブは激しくてかっこよかったよ。
個人的にはいまだに『Secret Post Card』の曲がライブで聴けていないので聞きたいんだけど、今日もそれはなかった。
昨年リリースされたセルフタイトルアルバムからの曲が多くて、この間とセットリスト的には変わらなかったけど、かっこよかったよ。
楽しかった。
この曲はカバーだけど、ライブではよく演奏されている、好きな曲だ。
最後は晴天の霹靂という、結構ベテランの集まったバンド。
3人組のインストで、完全にはじめましてだし、なんなら聞かずに帰ろうかとも思ったけどせっかくだしね。
やけに年齢層の高いファンが多いと思ったんだけど、どうも彼らのファンであるらしい。
音楽的にはMelvinsとかにちょっと近いかなと思いつつも、初期のDon Cabalelloぽいとも思いつつ、とりあえずかっこよかった。
ただ割ともうその時点でお腹いっぱいだったし、ちょっとやらないといけないこともあったので中座したのでした。
かっこよかったんだけど、今はモードじゃなかったみたい。
でも、いつかまた聴くようになるかもね。
このイベンド、結局最後まで100人いるかいないかくらいの入りだったと思う。
ずっと空きスペースたくさんあったし。
私は彼らを知っているから「なんでこんなかっこいいのに?」なんて思うんだけど、これが日本のインディーズの現実なのかも知れないし、彼らにとっても日常なのかもしれない。
プラズーにしろクライフにしろ、多分に日本よりも海外での方が評価されやすい音楽性だと思うしね。
日本はどうしてもシンガロング大好きだし、みんなで盛り上がるのが大好きだし、個性は嫌いな国だからね。
とりあえず、彼らには頑張って欲しいなと本当に思う。
また音源も買うし、ライブにも行こう。