音楽放談 pt.2

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美しさに満ちた人生の違和感 -This Must Be The Place

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今週は実質3営業日の稼働であった。

その割には疲れたし、一方で今日は1日集中力に欠ける日だったな。

担当している案件のうち、一つはべらぼうにうまくいっていて、競合にも余裕で勝っている。

今一つはこれから始まるもので、まずまずうまく行ってる。

問題はもう一つで、まったくうまくいっておらず、どうすれば上向くのか全然見えておらず、正直途方に暮れている。

粗利もないので、この案件に関わるくらいなら新規に開拓したくらいだ。

とはいえ、私にも意地がある。

なんとか改善したいと必死な日々だ。

そんなストレスを紛らわすためには酒が美味しくて、とはいえそんなに強くはないのでひたすらビールばかり飲んでいるが、最近少し具合が悪い。

まあ、気にするようなことでもないが。

この案件で関わっているのは経験値を稼いでいる盛りの20代の子たちだが、せめて彼らのレベルアップにつなげるのが今の私のタスクだ。

制作の女の子は、以前は可愛らしい子だとニコニコしていたが、今ではシビアに見てしまう。

とはいえ、彼女は彼女で頑張ってくれているので無下にはできないし、この案件についてはなんだかんだ責任感を持って頑張ってくれている。

せめてプラスに働かせたいものだ。


さて、そうして酒を飲むときにはテレビを見たり音楽を聴いたりしながらな訳だが、たまに何の気なしに見ているのが『This Must Be The Place』という映画。

主演はショーン・ペン、音楽はデイヴィット・バーンという、何気に豪華ながらイタリアのインディ映画だ。

私はこの映画を単館上映で観に行った挙句、DVDまで買ってちょくちょく観ている。

全体的に静かで穏やかな展開で、大したイベントが起こるわけでもなく、またストーリーもシュールでわかりづらいんだけど、その世界観とかムードが好きで何度も観ているのである。

音楽もさすがのバーン、とても穏やかながら素晴らしいので、ただ見るともなく流しているだけでもいいんですね。


この映画で特に印象的なセリフがあるんだけど、「人生は美しさで満ちている、だけど時々何かが変だ」というセリフ。

基本的に人生に対して肯定的でありながら、実は人生の厳しい部分に目を瞑っているだけで、だからその辛いことに出くわした瞬間に絵も言われぬ違和感を覚えてしまうわけだが、目をそらし続ける限り、それがいつまでも何かでしかない。

時が経って過ぎ去るのを待つだけの日々、それは時々訪れて、いつの間にかいなくなる。

何も解決していないから、時々訪れてはまた過ぎ去っていく。

そんな風に人生をやり過ごすのも一つだけど、それに立ち向かうのも人生だ。

なんもしなくたって非難はされない、だが後悔はするなよ、というのは時代は変わるの一説だが、そんな局面でどうするかが、そいつの人間性である。

別に非難するつもりは全くないけどね。


幸か不幸か、私の人生は対して美しくもないし、変なのはいつものことだ。

最近たまにろれつが回らないのはまずいなと思うけど、それでもそれなりに楽しい毎日だ。

いつか死ぬ日まで、そうやって楽しくいきていければ、人生なんてそれでいいんだろうね。