音楽放談 pt.2

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小休止173「振り返ってみたら」

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私は何かと振り返るということが好きであるらしい。
 
毎年この時期にはその一年を振り返るような記事を書いている気がする。
 
でも、定期的に振り返ることって大事だなと思っていて、特に社会人になるとなにか定点観測できるイベントはないし、日々をこなすことの方が大事になってくるから、本当にあっという間なんだよね。
 
だから、あの時こうだった、この時こうだったと振り返る中で文字通り自分をしる瞬間もあるし、それを定期的にやると年次ごとで自分の変化にも気がつくから、面白いのである。
 
 
そんな私のこの1年は、結構しんどかった。
 
その前の年にあれこれと種まきしていたことが、見事に綺麗に実った一年ではあった。
 
他の営業の案件がぐらつく中で、私の案件はむしろ伸ばしたし、クライアントからの信頼値も積み重ねてきた。
 
現場レベルではそれがしっかり伝わっているし、色々の大きな動きがある中で特に若い連中のモチベーションが下がっている中で、私の案件だけは楽しいと言ってやってくれている。
 
ありがたいことだ。
 
一方で、正直私自身のモチベーションは下がる一方だった。
 
結果も出して、人も育てて、いろんなフォローもして、周りもそれを認めてくれているけど、結局給料は変わらないし、会社的な評価はなかった。
 
多分、来季は給料も上がるしそこそこの評価は付いてくると思うけど、望むほどには評価されないんだろうなというのはなんとなくわかっている。
 
だから、とりあえずもらう評価はもらって、もう少しいい条件のところを探さないといけない。
 
お金って大事だよ。
 
そんなことを改めて思う1年でしたね。
 
 
さて、一方で音楽の聴き方もだいぶ変わったなと思うことも多かった。
 
毎年自分なりにその年にリリースされたアルバムに順にをつけるようにしていたんだけど、今年はそれができなかった。
 
理由は簡単で、そんなに音楽をちゃんと聞いていなかったからである。
 
仕事も忙しかったし、何よりSpotifyを導入したことで新作でもじっくり聞き込んでいなかった。
 
相変わらずiPodも使っているので、どうしてもそこのギャップが出てくる。
 
また、そのiPodに入っている音楽は過去の音源が多いし、少なくともリアルタイムではないので、この年のベスト云々の議論にはならないのだ。
 
それどころか、昔から好きなアルバムを改めて聞いてやっぱりいいな、とか思う機会も多かったので、半ばノスタルジーのような聴き方をしていた部分もあった。
 
実際今年になって聴き始めた音楽って多分少ない。
 
話題になった新人バンドもほとんどチェックしていないし、全然わからない。
 
すでに好きなアーティストの新作を追いかけるだけで精一杯だったのだよね。
 
 
そういう新しいものに手が出なくなった話に紐づくが、前は時代性というか歴史性というか、どんなものがどういう理由で流行っているのかとか、そういう視点で聞くのも面白かったし、そういう記事も大好きだったんだけど、最近はどうでも良くなっている。
 
この間ネットの記事で、今年話題になったアムロちゃんとかDa Panpとかについて言及している記事でも、それをノスタルジーとして語っているような内容で、それを批判的にとらえていたんだけど、別にいいじゃんとしか思えなかった。
 
これが感性が年をとるということかと思う一方で、所詮音楽は人生に必要不可欠なわけではない中で何を大事にするかは人それぞれでいいだろうという立場を持っているわけだ。
 
でも、それって一歩間違うと排他的というか思考放棄という側面もあるので良くないなと思うわけだ。
 
だけど、もう追いつけないんだよな、そんな新しいものに。
 
人は安心感を求めてあれこれ努力するものだと思うし、幸せの背景にはそうした安定があるはずである。
 
新しいものを追いかけることはそれはそれで面白いんだけど、それができない人を批判するような態度を取る人が疎ましいとさえ思える。
 
それは人としての寛容性なのか、不感症になった自分への擁護なのかはわからないけど、何れにせよ最近の私にとっては音楽は癒しであってほしい。
 
 
来年早々にも好きなアーティストのリリースが待っている。
 
それを楽しみにしつつ、今は無理しないで行こう。