音楽放談 pt.2

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小休止「私と音楽」

起きている間に日付も変わってしまったので、今日の分をもう書いてしまおう。

基本的にはレビューのみにしようかしら、と思っていたのであるが、そればかりでも面白みに欠ける。

大体において大したことを書けないので、こういうところで少しでも人の気を引こうという魂胆である。

もっと難しいのに。


さて、私の友人、とりわけ大学時代の友人で親しいものは音楽の趣味に共通項が多い。。

私自身の音楽の趣味に関しては、各種記事を参照していただければある程度推察いただけるとは思うが、言ってしまえば誰もが知っているようなものばかりではない。

ある種のカテゴリを好むものでないと名前すら知らない、というのはザラである。

でも、これが自分の中では普通なのであって、こういうのを聴いているよ、といって驚かれえることがたまに不思議でならない。

感覚がやや麻痺しているんですな。


とはいえ、聴く理由をわかってもらえれば、おそらく不思議ではなくなるんじゃないか、という思いもある。

音楽を聴く理由は人によって様々なんだろうけど、私の場合はその中に自分を求めるような感覚がある。

自分を求める、というといささか語弊があるかもしれないが、要は共感を求めているようなものである。

多分、ほとんどの人は何かしらの意味で共感を求めているはずである。

楽しい気分をもっと盛り上げて欲しい、悲しい気持ちをわかって欲しい、などなど、音楽が聴きたくなるときの感情を思い出してもらえばわかるであろう。

同期はそれと同じである。

だから、何でそんなのばっか聴くの?と聴く人があると、困ったな、とナルのである。

もっとも、この場合の「何で」は、音楽を聴く理由ではなく、なぜランキングに出てくるような、みんな知っているようなものは聴かないで、あんまり知られてないようなものなのか、という疑問であろう。


それに至ると、正直自分でもよくわからない。

でも、あるひとつの出会いが別の出会いを生むことは、人間関係においてもよくあることであり、それがため聴く音楽も次第に派生した結果、今のようなラインナップになったのであろうとは思う。

それに、巷で流行る歌の大半は、自分にとってはリアルではないのである。

そうか、これが一番の理由であろう。

もちろん全てではないだろうが、およそテレビで流れてくる音楽に、私は長らく感動した記憶がない。

最近「泣ける」というのがひとつのキーワードで、また女性アーティストでは「本当の私」的なものがテーマとして主流であり、一方男性もので売れているのは「とにかく好きで」とか「昔俺はアホやって、お前を悲しませた、後悔」見たいなものである。

前夜はナルシシズム、後者は献身的なラヴソングといえるだろう。

どちらも琴線には触れなかった。

考えてみたら、最近すっかり心躍る出来事もないので、そういうことも原因なのかもしれないけど、一方でいわゆるヒット曲の多くはどこかスローガンぽいというか、紋切り型過ぎる感があるように思われる。

それでも多くの人にとっては、音楽の役割としては十分なのかもしれない。


そういう人たちにとっては、普遍的で誰でも共感しやすい要素が一番いいのである。

しかし、私はどうせならより個人があぶり出てくるような世界観のものを好むのである。

芸術は、しばしば人間の内面を深く表現する。

私が見たいのはその深遠であり、言ってみれば人の中に多少なりとも潜む変態性である。

その変態性は変態であるがゆえに共感を呼ぶものではない。

でも、そこにこそ人間らしさが出ると思うし、それゆえにこそ面白みもあるわけである。

もちろん普遍性を持った音楽を否定しているわけじゃないよ。

自分だって聴きますから。


ただ、普遍的なものばかりに充たされていたら自分を発見できない気もするのである。

私は自分の存在に関していささか不安である。

それは毎日の生活や、あらゆる価値観に影響している不安である。

それは誰でも持っていると思う。

おそらく永久に答えは見つからないだろうし、死ぬまで残り続ける不安であろう。

それでもこれかな?と思えるものに出会える瞬間があるし、そういう感覚は自分というものを理解するのに大きな役割があるように思うのである。

多分、そう言うものは人によって対象は違うだろう。

スポーツの中に見つける人もあるし、あるいは他人の中に見つける人もあるかもしれない。

私はそれがたまたま音楽であっただけである。


そうは言うが、自分では楽器も出来ないし、歌もうまくない。

なぜやろとしないんだろう、と思うだろうけど、正直表出させるべき自分なんてものがまだ見つからないんだと思う。

もう23であるが、まだわからない。

このまま一生わからない気もしている。

でも、ひょっとしたらわかる日が来るかもしれないので、それを探すわけである。

結果、色んな音楽に耳を傾けようと思うし、よりそれを理解しようと努める。

単なる趣味である。


と、まあ途中やや支離滅裂になってしまったけど、結構私にとっては音楽を聴く行為は重要なんですよ、といいたかっただけである。

今までこういう話を理解してくれる人は皆無に等しいので、わからない人の方が多いだろうし、むしろわからなくてかまわない。

でかい頭の中を自分で覗いて見てみようという試みですので。

いいと思える音楽に出会うと、それだけ自分の感覚に近づいたような感じがしてね。

ちょっと病気なんですよ。


まあいいや、今日で11月も終わりである。

人との交流が増えるはずのこの時期に、私は人と交わらない。

そんな日々が長いですが、人間関係は大事にした方が、人生は楽しいですよ。