音楽放談 pt.2

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ストイックではダメっすか? ―にせんねんもんだい

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流行廃りは何ごとにもある訳だが、大体において私はそれらに合致しない。

ピンとこない訳である。

まあ、正直に言うと流行廃りに一々左右されている奴を見るに付けクソが、などと毒づいているような有様なので、そうした心象も影響しているのかもしれない。

お笑いも好きなのでよく見るのだけど、最近流行のCowcowのあのネタ。

アレ、何が面白いのかさっぱりわからないのだが。

本当のことを言うと人々が笑っている理由というのはわかるのだが、子供達が喜ぶのはわかるのだが、大の大人がああもはやし立てるというのはやり理解できない。

それよりももっと作り込まれた漫才やコントを見る方が遥かに面白いのである。


音楽に付いても同様で、流行歌とて紅白もちらちら見ていた。

今年はゴールデンボンバーきゃりーぱみゅぱみゅももクロ辺りが流行歌かしらね。

ゴールデンボンバーは個人的には芸人としての位置づけなので、結構好きである。

CDは買わないけど、テレビに出ているとつい見てしまう。

全力で馬鹿をやる奴は実に面白いし、素敵だ。

きゃりーは見た目が可愛いからとりあえず見る。

エンタメと言う観点では非常に秀逸な存在だと思う。

賛否はあるが、三流アイドルよりも遥かに素晴らしいと思う。

で、ももクロ

彼女らはなるほど実に清々しい。

友人でも好きなものがあるが、所謂アイドル的な可愛さよりはそのハッチャケ感だろうね。

とはいえ色物臭が強いので、今年はどこまで持つかである。

と、こんな具合に割と楽しんでたりして。

いいものは良いと認めないとただの偏屈になってしまうからね。


さて、そんな流行とかけ離れた音楽の割合の方が我がiPodには圧倒的に多い訳だが、最近仲間入りしたのがにせんねんもんだい

昨年Nutralnationで観たのをきっかけにCDを買ってきた。

ライブで観た印象としては人力ミニマルテクノってか感じ。

とにかくドラムの子が頑張ってたな、なんて印象であった。

CDで聴くともっとノイズな感じだった。

やっぱりドラムは頑張っているのだけど、音楽と言うよりは実験ジャムセッションみたいな感じであった。

これはこれとて悪い訳ではないが、それにしても余り女の子のやる類いの音楽には感じられない。

果たして彼女らがこの音楽を志向した動機はどこにあったのだろうが.

甘酸っぱさもなにもなくひたすらストイック。

こりゃ人気は出んぜ、と思うのである。

間違ってもテレビで流れることはないだろう。

とりあえず買ったのはデビューアルバム?だと思うので、これ以降どう発展させているのか、そこをこそ是非観たいものだ。

また買ってこよう。


それにしても、やはりこうした尖ったものの方が私は好きであるらしい。

つい先日町田康の最新文庫小説を読んだ訳であるが、彼の小説は好きと嫌いがはっきり別れる。

文体そのものが非常に読み辛く、また難読漢字満載で、何となくで読む箇所も多い。

またストーリーもあるようなないようなものであるため、明確なストーリーを楽しみたい人には不向きであろう。

もちろんない訳じゃないよ。

まあ、私の場合彼の小説を読んでいると、不意に主人公に共感する部分があったりして、それはつまり町田康の世界の見方と言うところに共感する部分があるが故であると思うのだが、それに共感してくれる人は今まであった事がない。


それはまた別の話だが、ともあれ日本のこういう尖ったところにもっと日の当たる環境であれば、と思う。